森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツルボ(ユリ科)

2006年09月06日 | 自然観察日記
 初秋に山野というより公園や道路わきの草むら、土手などにひょっこり顔を出して咲いている。日常の雑踏の中でもまれたときなど、すぐその傍らにいて和ませてくれる野草だ。マツヨイグサやアワダチソウと違って威圧感が無いのがいい。
 花は総状花序で一つ一つの小さな花を見ればやっぱりユリの花。「・・・・歩く姿はユリの花」とまではいかないが、じっくり見てあげれば味のある草姿である。一度付近を捜してみてほしい。きっとすぐそばで見つかることだろう。
 この球根を集めて食用に供しようと考える人もいるようで、「ツルボ」はこういう人の食材探しの中から名づけられたという。

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