森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマダイモンジソウの葉

2023年09月26日 | 自然観察日記
ダイモンジソウは深山渓谷の岸壁によく見かけます。渓谷という空中湿度が高い環境がてきしているのでしょう。ミヤマダイモンジソウの生育する環境は頻繁に発生する雲などで高湿度の環境を保っているのでしょう。

キオン

2023年09月25日 | 自然観察日記
キオンは垂直分布が広い植物です。海岸近くから月山の高山帯まで見られます。月山の尾根筋でふつうにみられるキオンを見ているとまるで違った種ではないかと勘繰ってしまいますが、よくよく見てもキオンです。不思議な気がしますね。

キオンの花

2023年09月25日 | 自然観察日記
花の季節が海岸近くと高山では1ケ月以上は異なりますから疑問を持つのも無理がないのですが、そこは高山帯です。生育するに適した気温になるのはそれ相応の時間が必要ということでしょう。

コヨウラクツツジ

2023年09月24日 | 自然観察日記
姥が岳から月山への尾根の鞍部が牛首というのですが、そこからの登りはちょっと急で月山登山の難所の一つです。その尾根をあえぎながら登っていくと見覚えのあるツツジが生えていました。花がないためとっさに名前が出てこなかったのですが、しばらくしてコヨウラクツツジであると気づきました。しかし、こんな尾根に出てくるのが納得がいかず家に帰って再度同定をした次第です。

コヨウラクツツジの果実

2023年09月24日 | 自然観察日記
コヨウラクツツジは山地から深山で見かける種ですが、こんな高山帯に見られることを知り新しい発見でした。ややゆがんだ小粒の花を葉の下に柄を出して咲きます。ところが、開花後は茎を葉の上に出して結実します。

ダキバヒメアザミ

2023年09月23日 | 自然観察日記
ウゴアザミよりずっと優し気なダキバヒメアザミがありました。小さな群落を作っているのですがウゴアザミほど目立たず高径草原の縁で見つけました。東北地方と新潟県などで見られるアザミです。

ウゴアザミ

2023年09月22日 | 自然観察日記
月山で見かけたアザミは4種です。そのうちの一種がウゴアザミです。東北地方の亜高山~高山帯に群落を作って生育しています。直立した1m弱の個体が密集しています。花はまだ開花前ですが上向きに咲く種です。

シロバナハナニガナ

2023年09月21日 | 自然観察日記
ハナニガナの白化種で低山から高山までみられるとされます。しかし、体験的には、この種は低山ではほとんど見られませんが高山帯でよく見かけます。高山帯ではハナニガナはよりは多いと感じています。