森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヤママユガ

2023年11月11日 | 雑記
ある日の朝、庭に出てみるとヤママユガがハマヒルガオの葉の上に翅を広げて休んでいました。近くの森から飛んできたのでしょうが、翅が少し傷んでいるようですから産卵を終え残りの時間をゆったりと過ごしている姿なのでしょうか。なんとなく自分を重ねてしまいます。

ヨツバヒヨドリの葉

2023年11月10日 | 自然観察日記
山地から亜高山あたりまで日当たりのよい草地に時に大きな群落を作ります。だいたい4枚の葉が輪生することから名前が付けられています。いくつかの類似種があり紛らわしいグループです。

岩を抱く樹

2023年11月09日 | 自然観察日記
岩がゴロゴロとした散策路には大木が岩を抱いている姿がありました。径は1mくらいで樹高20m以上はあります。岩の上で発芽し長い時間をかけて根を伸ばし岩を包むようになったのですが、ここまでになる過程を想像すると畏敬の念に駆られます。まだ地面に届いていない根もあります。この根が地に届くにはあと何年かかるのでしょう。

コメツガ

2023年11月09日 | 自然観察日記
岩が抱いている樹はコメツガでした。これほどの大木になるにはどれくらいの年月を費やしたのでしょうか。数百年はかかったのかもしれません。それくらい古い森ということだと思います。



田ノ浦湿原の縁のシラカバ林

2023年11月07日 | 自然観察日記
志賀高原の木戸池の手前に田ノ浦湿原があります。海抜は約1600mで8haほどの面積があるそうです。その縁にあるシラカバの林が目に留まりました。この地域はダケカンバと混在していることが多いのですが、人の手が入った場所にはシラカバの林ができやすいと思いますので過去に刈り払われた場所のようです。湿原は草紅葉が盛りでした。

シラタマノキ

2023年11月06日 | 自然観察日記
志賀高原を散策した時のシラタマノキです。亜高山帯の日当たりのよい草地などに見られるツツジ科の低木です。散策路のの裏面にほかの低木やササ類と混ざってたくさん見られまし。果実の時期でしたから白い実がたわわに実っていました。