山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

石拾いから石並べへ

2022-02-18 20:30:16 | 屋外作業

 10年前のこと、果樹園を作ろうと荒地を掘ったところ、石だらけでしかも岩盤らしきものもあって断念したことがあった。しかし、あきらめきれずピンポイントで果樹や庭木を植えてみた。もちろん、生育は惨憺たるものだったうえに、シカの食害に遭ってまともなものはいまだにない。とりあえず、樹木の食害を防御するために防獣柵をつくるために、支柱周辺の土にある石を掘り出す。

          

 大小様々な大きさの石があるので、これは山道の階段に並べていけばそれぞれの石が活かされる。そこで、しこしこのんびり石集めとなる。「ネコ」が重さに耐えかねて横転することも何度かあったが、これも足腰の有酸素運動のリハビリと言い聞かせて荒地と山道の往復を重ねる。

       

 大きい石は傾斜の補強を兼ねて階段の左右に、小さい石は中央に配置していく。大きい石を中央に置くと階段を降りるとき滑ってしまう危険性がある。中ぐらいの石は満遍なく配置していく。

             

 石を配置していくと、かなりの量が必要なのが分かった。石の間から雑草が生えてしまう可能性もある。少なくとも7cmくらいの砂利の厚さが必要のようだ。大きさ2cm未満の砂利は市販の砂利を撒いて完成としたいところだが、へたすると、1段にひと袋も必要になってしまう。すると、年金生活者としては予算的に苦しい。

           

 完成は、上の画像の下部分のようなイメージとなる。したがって、握りこぶしぐらいの石が下のほうに頑張ってくれると砂利が少なくて済む。石がこれほど必要と思ったことはない。今までは石は邪魔者であった。これから、バタフライガーデンを造成するにあたってはますます石の存在が重くのしかかってきている。石拾いをこれから強めるしかない。

 

 

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いよいよ第3期抜根作業

2022-02-07 22:15:51 | 屋外作業

 第2期までに活躍したユンボが故障していたので、しばらく茶樹の抜根作業が遅れていたが、代わりのユンボを確保したので今月から第3期の抜根作業に着手することになった。朝はかなり寒く寒風も辛いがA君の腕と若さにユンボの運転は任される。

 ユンボは三菱重工が国産化して高度経済成長の一端として日本の国土開発を席捲したもの。ユンボの呼び方は、ショベルカー・パワーショベル・バックホー・油圧ショベルなどの総称として呼んでいるが現場でも混乱している。

   

 この建機の名称はいつも混乱させられている。以前は大型クラスを油圧ショベル、小型クラスをバックホーと呼んでいたが、近年、呼び方が細分化され、今は大型クラスのものを「油圧ショベル」、小型クラスのものを「ミニショベル・ミニバックホー」と呼ぶようになったという。この使い始めたユンボは、ヤンマーの「GLOBAL Vio20」で、ミニショベルということになる。上部が360度旋回できる。

 ついでに、ショベルは英語、スコップはオランダ語、定義はいろいろあるが、上方に足をかけられるほどの真っ直ぐなものがあるのを「ショベル(シャベル)」、小型で足をかけられないのを「スコップ」という。

  

  しかし、東日本では、大型のものを「スコップ」、手で扱う小型のものを「シャベル」という(オイラは東日本派)が、西日本では全く逆だという。よけいに混乱してきたぞ。

 この建機は、狭小道路や住宅密集地の現場で掘削や積み込みに活躍している。もちろん、起伏の多い山里では絶好の働き手でよく見る建機でもある。人手不足・省力化に貢献する頼もしいショベルだ。

 そのためわが家でも期待通り順調に作業は進んでいった。A君の柴犬マルは日向ぼっこを楽しみながらのんびり作業を眺めている。キャタピラの音も前作業車より静かな低騒音車だった。

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裏山の階段まもなく完成へ

2022-01-31 21:21:10 | 屋外作業

  ガレ場のような畑の内外から集めていた石を拾いネコで運搬する。これがなかなか力がいる作業だ。坂道はとくにジジにとってはきつい作業となる。もちろんこれを現場の階段まで持ち込んでは往復するわけだから気合いがいる。さすがにだんだんきつくなり、筋肉の衰えは認めなければならない。だから、リハビリだと思ってたらたらと時間をかけるしかない。

     

 前から滑りやすい階段だったので石を敷き詰める。しかし、あまり大きな石を敷き詰めるとその石で滑ってしまうこともある。それで、砕石の砂利を混合する。それでもまだ高齢者が昇降するにはもっと砕石が必要なのが分かった。やってみないとわからないものだ。中段の微調整はこれからとなるが。

              

 階段の最初の登り口付近をいいよ着手する。いただいてしばらく溜め込んでいた丸太の出番だ。やや細めの太さなので半割しないでそのまま置いていく。長さも道幅にぴったりくらいだったので裁断する必要がないのがいい。丸太が腐らないよう砂利をあらかじめ敷いてそのまま丸太を置くだけ。上段と下段の階段にもっと石が必要なのも分かったが、石を探すのに時間がかかりそうだ。邪魔だった石がこんなときに役に立つとは。

 たまたまやってきた丸太を提供してくれた大工さんが、「いいログ階段ができてきたね」と喜んでくれた。ログハウスの端材が大いに役に立っているというわけだ。

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階段を昇る若さを追いかけて

2022-01-17 21:36:47 | 屋外作業

 焚き火をやりながら丸太を半割する。ログハウスの丸太の端材だったので半割がすぐできた。この丸太を裏山の階段へ持っていって、いよいよ上段付近へ設置することにする。

            

 そのうえ、川柳の「階段を昇る若さを追いかけて」(佐藤美文/「川柳作家ベストコレクション」から) の気持ちで、重い石をバケツに入れて10回以上は運んだ。腰に負担もあったがこれもリハビリだと念じたので気が楽だった。

     

 次の日はとりあえずの最上段に達する。そこはS字状の階段となって裏山への歩道が本格開始される。もう少し石を確保できれば今季の作業は終了となるはずだが、それぞれ安全な足場にするには大きな石と砂利との組み合わせにはけっこう時間がかかりそうだ。また、土砂が崩れないよう補強も必要だ。

 「階段をじぐざぐ昇る亀になる」(藤島たかこ/「天守閣」より) 、の心境で少しずつ作業していくことにするしかないね。

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裏山に階段を作る

2022-01-07 21:56:32 | 屋外作業

 裏山の道草山へ登るにはどうしても坂道を通らなければならない。しかし、雨が降ればツルツル滑るし、放置しておくと雑草が繁茂して通るのも大変となる。そこで、手始めに雑草を刈り取ってから、放置してあった丸太をそのまま階段に活用することにする。当然長さも太さもまちまちで見たくれは悪いがそれも風流だと自分に言い聞かせる。

              

 購入したのは支柱だけであとはすべて周りにあるものを寄せ集めたものだ。丸太の中には一部の枝がそのままついているものもある。そして、畑から掘り出していた石も集めてこれからどんどん運ぶ予定だ。つまりまだ未完成の階段ということになる。

              

 そうして、先日に杉の丸太を半割したものを上方に設置する。その頃の天候は雪が降ったり冷たい突風が吹いてきたりしてやる気をそぐ日々だった。そのため、長い時間はやらないことに決めてしかし一歩は進めるということにする。まだまだ出来上がりまではほど遠いが今年中にできればよいということにする。積年の課題であったので、一歩前進二歩後退で良しとする。

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クサビを打つ

2022-01-05 22:29:04 | 屋外作業

 いただいていた丸太にまずはハンマー斧で割れ目を作り、その割れ目に2本の「くさび」を打ち込む。木の材質は杉なので比較的きれいに半割ができたようだ。そのうえ、この丸太はログハウス用の端材だったようで、裏側には切れ込みもあったのもさいわいした。

   

 使った用具は6本。斧、ハンマー、クサビ、掛矢の4種類。とくに掛矢は威力がある。最初の斧で割れ目をつけるのが重要だ。節があると思うようには割れずてこずってしまう。鉄製の「ねじれクサビ」は最近のものだが、昔は硬い材質の木でできている。

     

 倉庫の奥で発見したレトロなクサビは、上下部分は鉄だが、上部は鉄輪、真ん中は木製だ。最近はなかなか見ることがないのでこれは貴重な古民具のようだ。以前、常緑樹の転がっている丸太を半割してみたがとても苦労したことがあった。さて、半割したこの丸太の行方は……。

 

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ハナモモをシンボルツリーとする

2021-02-27 18:01:19 | 屋外作業

 茶畑跡のシンボルツリーは枝垂れハナモモにすることにした。一本のモモに白と赤の花ができる「源平桃」や赤花の「相模桃」などの枝垂れハナモモを少しずつ植えてきたが、きょうは4本追加して9本となった。

                 

 今年はもちろん花見はできないがなんとか生き続けていってほしいものだ。ここ数年、知り合いの庭から頻繁に盗掘されることが起きているのであまり派手な花木や山野草は植えられない。

                 

 一本だけ通直の「矢口桃」の八重咲も植えたので、合計10本となった。これからは真っ直ぐのハナモモはもう少し増やしていくつもりだ。植えてから暴風と防寒を兼ねた行燈仕立ての肥料袋で囲い込む。そのため支柱だけでも50本近くにもなった。

  

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鉄も石も木も動員して

2021-02-24 21:54:48 | 屋外作業

 裏山から運んだ丸太を半割にしようと始めたが、スイスイとはいかなかった。そこで少ない脳細胞を結集して周りにある材料を投入する。これでも後半の取り組みなのだ。基本はナタとクサビだけどそれだけでは足りなかった。

                 

 まずはナタで打ち付け、そこの亀裂が大きくなると鉄のクサビをねじ込む。さらに丸型の太いクサビや木っ端を打ちつける。最初はハンマーで叩いていたがついには「カケヤ」の出番となった。古いナタ・鉄のクサビ・丸型鉄クサビ・木材・石もかたっぱしから動員。

                 

 カケヤの効果が大きいことがわかった。最後の方は丸太が曲がっていたのでてこずる。そろそろ暗くなってきたので焦りながらもカケヤを頼みとする。メリメリと音がしていくのが希望の証。

                 

 ついに半割成功、間にあう。枯木とはいえ、そこそこ水分もある。割ったものを茶畑跡の土留めの一助とするのだ。石も木材もそれぞれの大きさで存在感を示してくれた。縄文人は鉄も使わずに丸太を割っていったことを想い入る。

   

 恐竜の顔をした半割れは、全体から見ればほんの一部だが、土留めとしての役割を果たしていくだろうことを期待する。まずはめでたしめでたし。

 

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焼却跡を小鳥のオアシスに

2021-02-21 20:55:42 | 屋外作業

 前の住人がゴミを焼却していた跡を整備する。裏山の近くを掘り出すと灰をはじめビニール類やアルミホイルなどのただれたゴミが次々出てくる。しかも、そのそばには茶碗などの陶器類・小さい電化製品・瓶をはじめ燃えないゴミも埋まっている。今まで少しずつ処分もしてきたがまだ半分くらいしか処分できていない。むかしの人は、土中に埋めたり燃やしたりするのは普通のことだったのだろうか。

 掘り出しているうちに、ドラム缶の残骸が出てきた。きっと以前はドラム缶の中で燃やしていたのに違いない。それがクラッシュしてその上に小さい風呂釜のような丈夫な鉄の容器があった。この中でじゃんじゃん燃やしていたようで、灰の層が30cm以上もあった。

           

 しょうがないので、床下換気口のカバーをはずしてそこに灰の残土を捨てる。残土をバケツに入れて焼却跡と往復する。量にしてバケツ数十杯はあったがそれでもまだ全部は採りきれない。そのうちに、この跡地に最近この裏山によくやってくる小鳥のオアシスを作ることにする。

          

 まずは石を集めてその上にもらっていた切り株をセットする。腰掛にしていた切り株が野鳥のレストランのテーブルにいかが、というわけだ。たまたま、盆栽の平皿があったのでそれに餌を入れる。皿の前後には川から拾っていた流木を置く。すべて、もらったものや拾ったものばかりだ。

          

 買ったものは小鳥の餌だけだった。さて、これで小鳥たちはやってくるだろうか。完成したのが夕方になったのでその成果はこれからだ。ちょうど、トイレに行く途中の廊下からこのオアシスが見える。最近は、アカモズ・カケス・ゲラ・コジュケイ・ジョウビタキ・ツグミ・ヒヨドリ・ホオジロなどが見られるが、この顔ぶれの誰が来るかが楽しみとなった。

 

 

 

 

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シャガをグランドカバーにしていく

2021-02-17 21:01:56 | 屋外作業

 裏山へ通じる通路がシャガが繁茂していて通れなくなっていた。仕方がないのでそのシャガをそそくさと収穫していく。それを捨てるのではなく茶畑跡のグランドカバーにしようという目論見だ。枯れた葉や折れた葉などをハサミでカットして整えておく。

     

 茶畑跡の斜面の一番上に大小取り交ぜてシャガの苗を植えていく。枝垂れハナモモを真ん中に左右に植える。シャガはけっこう長いランナーを伸ばして増殖する。上から下のほうにランナーを伸ばしてほしいという皮算用なのだが、思い通りにいくかなー。

                 

 新潟・柏崎市の寒村では、シャガのことをむかし「馬ショウブ」と呼んだ。つまり農耕馬の引き綱と馬の腹との間にシャガを挟んで摩擦防止にしたという。そのくらい、シャガの葉は厚いということだ。しかも、一年中常緑であるのが強みだ。しかも、花はアイリスらしい上品な花だ。斜面に佇むであろう樹木群や山菜を引き立ててもらいたいと願ってやまない。        

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