登山をして興味をもったのは、尾根の左右の風景が違うことだ。大きく分けて針葉樹側と広葉樹側との斜面がはっきり尾根の左右から見えることだ。ここで滑落したら命はないなと思う箇所はいくつかあった。
人間の都合で作られた「拡大造林」の杉・檜の針葉樹が風景を画一化している。絶壁に近い所まで迫る杉・檜を見てしまうと、日本人の勤勉さと言おうか、利益追求欲と言おうか、戦後の林野行政の長期的判断はどうだったかを考えさせられてしまう。批判するのは簡単だけどね。
これからどうするか、森の多様性を大切にしようとする少数派の論陣が経済優先の強力な効率主義に勝てるか、日本人の見識が問われる「いま」である。
人間の都合で作られた「拡大造林」の杉・檜の針葉樹が風景を画一化している。絶壁に近い所まで迫る杉・檜を見てしまうと、日本人の勤勉さと言おうか、利益追求欲と言おうか、戦後の林野行政の長期的判断はどうだったかを考えさせられてしまう。批判するのは簡単だけどね。
これからどうするか、森の多様性を大切にしようとする少数派の論陣が経済優先の強力な効率主義に勝てるか、日本人の見識が問われる「いま」である。