キュウリの収穫が始まった。種はネットで入手、品種は「四葉キュウリ」だった。今までのキュウリ栽培と言えば、節ごとに実を人為的に育成させる支柱立ての「節成りキュウリ」が中心だった。ときには、在来種のずんぐりとした伝統野菜のキュウリの種を入手して栽培したこともあった。和宮様のご所望は「地這えキュウリ」だったので、このところそれが基本になっていた。(上の画像では左側)
今回のキュウリは、「四葉(su-yo-)キュウリ」といって、中国華北系のキュウリだった。(画像では中央と右側) 見てのとおり、キュウリの表面はゴーヤのようないぼいぼが目立った。
つい「四つ葉キュウリ」と呼んでしまうが、原産国の中国読みで「su-yo-キュウリ」と呼ぶのが正式名だ。本葉4枚ついたころ実ができるというのが名前の由来だが、「四つ葉きゅうり」でもいいじゃないかと、違和感を感じる。このイボイボで表面が傷つきやすいので市中に出回ることは少ないが、漬物にするとシャキシャキ感と旨味が出て、漬物屋にはこれにこだわる店もあるという。さっそく、糠づけでいただく。たしかに、イボが気にならないくらいシャキシャキの食感がある。
同じ場所に一部、地這きゅうりも昨年残った種で栽培もしているが、葉はウドンコ病に毎年やられているのが悩みだ。その葉を撤去する量もかなりの量になる。それに比べ、スーヨーきゅうりの葉はなんともない。病気に強いということがわかる。天候不順にもあまり影響されないのも心強い。今年はスーヨーきゅうり中心につきあうことになる。