
わが家の入口で真っ白い蛾が葉の裏に隠れていたのを発見。
ひょっとするといつものアイツかな?と近づいてみる。
やっぱり、4本の筋とツバメの尾翼みたいだという特徴のある「シロツバメエダシャク」(シャクガ科)だった。
隣に幼虫が葉を食べるというイチイの樹があった。ということは、成虫になって間もないということかもしれない。
とぼけた顔をしている小さな蛾が夜にやってきた。
上下を反転してみると、左が赤塚不二夫のマンガに出てくる警官の顔、右がカエルのどっしりとした顔。
見過ごしてしまう地味な蛾でなかなか名前がわからなかったが、「ツマオビアツバ」(ヤガ科)であることがわかった。幼虫は杉を食べるというから、この近辺には杉山だらけだからいっぱいいるはずだ。
何気なくやってくる蛾にもそれなりの存在理由があるというのが面白い。
偶然は必然であるというテーゼが生き抜いている。
草木にも生き物にも仏がいるとか、神の使いだとか、日本人のモノや自然に対する共生の思想は西洋の思想を超えているのを感じています。