山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

元祖イモムシ!!

2024-09-18 22:22:39 | 生き物

  いただいた「ヤツガシラ」を畑の際に植えてから元気な葉が出てきた。しかし最近は葉にみずみずしさがなくなった。オラの視力がずいぶん悪くなってきたので最初はゴミがついていると思っていたが、わずかに動くのでイモムシの幼虫がわんさと付いていたのがわかった。当然、葉も食べられていて、若いヤツガシラの葉は全部なくなっていた。

 

 あわてて隣のヤツガシラを観たら、でっかいイモムシが先端が白い「尾角」を持ち上げて食事中のようだった。からだは新幹線のようでカッコいい。敵を驚かす「眼状紋」が前方に4つある。黒くすべすべした段階からこげ茶色のざらざらした「終齢幼虫」へと成長した姿がそこにあった。当然、大きな葉はずいぶん食べられている。

 

 まもなく蛹になるころになっているようで、オイラのごつい指くらいの太さがある。長さは10cmくらいはある。それに、昆虫食として立派な栄養源でもある。最近は畜産動物の飼料としても注目され、飼育されているという。

 

 といっても、ヤツガシラはオラにも貴重な食料でもあるので、ピンセットで駆除させてもらう。赤ちゃんは別にして、小さな幼虫を含めると全部で20頭くらいにはなったかと思う。

 

 成虫の「セスジスズメ」もスタイルが良い。そのデルタ飛行機型といい、その幾何学的な模様といいいかにも最先端のにおいがする。「スズメ」という名前が冠されるのもその飛翔力がスズメのように力強いところからきているようだ。(成体の画像は、芋活.comから)

 貴重なサトイモやサツマイモを食害する害虫ではあるが、子どもには身近な友人でもある。そこから「イモムシ」という名前が付けられたようだ。たしかに、イモムシは毛虫より安全で手に取れるのでかわいいし、デザインがモダンだ。

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