またまた、政府関係者の怠慢の実態が明らかになった。
東日本大震災当日の3月11日、発生した福島第一原発事故の際、原子力災害対策本部の会合の議事録が作成されていなかったというのである。
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20120122/index.html (NHK)
以前に、震災発生当日、対応の悪さが指摘されたこともあったが、今回の『議事録なし』の事態には、あきれるばかりだ。
夜7時のNHKニュースによれば、『政府の原子力災害対策本部は、総理大臣を本部長とし、経済産業大臣をはじめ全閣僚をメンバーとするもので、原発事故当日の去年3月11日に設けられ、避難区域や除染の基本方針、農作物の出荷制限など原発事故を巡る重要な決定を行ってきた』とある。
こんな大事な政府の会議で、一番大切な1回目の『議事録なし』というのは、意識してなしとしたのか?それとも、会合そのものが地震同様“グラグラ揺れて”議事録を取る余裕がなかったのか??
まったく、国民を愚ろうしているとしか言いようがない。
当時の災害対策本部のメンバーにもう一度集まってもらい、当日の状況を再現して思い出しながら議事録を作っておく必要はないのだろうか。当時の本部長は菅直人総理だったのだ。
記憶がなくならないうちに記録しておかないと、国家的に大きな損失になることぐらいは分かっているだろうに。。。