太鼓台が街を練り歩く新居浜太鼓祭りが、きょうから本格的に始まった。
きょう未明には、重さ約3トンの太鼓台を神社の石段を登る“かき上げ”が内宮(うちのみや)神社で行われた。
昨夜は夜更かしをしてしまい、未明の"かき上げ"を今年は見に行くことが出来なかったが、昨日紹介した『約100段の石段を地元の4台の太鼓台が登り、太鼓祭りの本格的開幕を告げた』と昼のニュースが伝えていた。
“かき上げ”を終えた太鼓台は午前中に市内各地を回り、早速この地方の秋祭りを盛り上げた。
龍の口を模った金色の刺しゅうを施した飾り幕、揺れる房などで飾りつけた豪華絢爛な太鼓台が自宅近くに来ると、住民たちは太鼓台の責任者に"お花代"が入った祝儀袋や酒などを渡し、指揮者がマイクを使って独特の言い回しでお礼の口上を述べていた。
愛媛県を代表する秋祭りのひとつ、新居浜太鼓祭りには49台が参加し、3日間、スーパーや神社境内、公園などの"かき比べ"に参加しながら、市内を練り歩く。
高さ約5m、重さ約3トンの太鼓台を“かき夫”と呼ばれる100人ほどの男たちが一斉に担ぎ上げる光景は勇壮で迫力満点。
特に、明日(17日)正午から山根グラウンドにはこども太鼓台9台、大人太鼓台20台が集結、重い太鼓台を担ぎ上げて力強さや美しさを競い合う“かきくらべ”などが行われる。