新居浜太鼓祭りの"かきくらべ"が行われ、市内では祭りムードが最高に盛り上がりを見せた。
山根市民グラウンドには上部地区の太鼓台20台が勢揃い、かきくらべが行われた。
かきくらべは、かき夫(担ぎ手)の力だけで約3トンの太鼓台を操るという新居浜祭り最大の見せ場。
去年は市制施行80周年記念行事として行われたが、あいにくの雨で一部の太鼓台にはビニールシートが被せられての競演となった。
今年は好天に恵まれ、グラウンドや観覧席に陣取った大勢の観客は、明るい太陽の下、金糸銀糸の房や龍、太陽に輝く太鼓台の動きを見入っていた。
100人余りのかき夫が指揮者の合図で「チョーサジャ、チョーサジャ、エイヤーエイヤー」といった掛け声とともに太鼓台を一斉に頭上高く差し上げるごとに、勇壮、かつ力強さ、美しさに観客から大きな拍手が沸き起こっていた。
新居浜太鼓まつりはあす18日、台船に太鼓台を乗せ海上を練る"船御幸(ふなみゆき)”などが行なわれ、フィナーレとなる。