たわわに黄色く実った柿があちこちで見られるが、柿の木と同じぐらいよく見かけるビワの開花も始まっている。
まもなく枝先に黄色味を帯びた白い小さい花を咲かせる。葉の方が大きく、目立つ花ではないが冬が近くなると咲く。
ヤツデは、冬の寒い時期に白い花を咲かせる植物。冬になっても青々とした大きな葉を保ち、落葉しない。縁起物とされるヤツデ、玄関先や門の脇などの緑化には最適で、“先客万来”などと縁起を担いで植える人も多いという。
また“天狗の羽団扇(てんぐのはうちわ)”との呼ばれ、大きい葉っぱは"魔物を追い払う"力があるとか・・・?。
ヤツデのつぼみから白い花が咲き始めるのはまもなくだ。
縁起物をもう一つ。ナンテンの赤い実。“難点”ではなく、難を転ずるという意味から、災難や穢れを断つため、玄関先やトイレ付近に植えられている。
秋の陽光に赤い元気な実が一際目立つ。
秋の光に誘われて、歩いてみると植物の成長をいろいろ観察できる。これからしばらくは秋晴れに恵まれそうなので、ゆっくり秋の空気を身体いっぱいに感じる季節の到来と言えそうだ。