あちこちで白や濃いピンクのハナミズキが咲いている。
春に咲く明るいハナミズキは、秋には赤く色づいた実を付け、また紅葉も楽しめる木として人気がある。
街路樹や公園木などでもよく知られているが家庭の庭にシンボルツリーとして植えられている場合もある。
明治45年(1912)に、当時の尾崎行雄東京市長が米国ワシントン市の親日家たちにサクラの苗木を送った返礼として、大正4年(1915)日本に送られてきたというハナミズキは、大正、昭和、平成を経て令和の新時代にも花や実を楽しませてくれる。
以前住んでいた街には、"はなみずき通り”というバイパス道路があり、初夏になると道路の両側に植栽されている多くのハナミズキが花を付けて華やかさを増していた。
別名はアメリカヤマボウシ。
一青窈の曲でも有名になった。
ハナミズキが満開になり、鯉のぼりが風にゆらゆらと泳ぐ季節になると、そろそろ"衣替え"の時期だ。