無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

アスパラの植え付け(3年目の自然菜園の挑戦)

2014-04-03 22:47:17 | 日々の自然菜園
本日、
春うららかな温かい日が続きます。
明日から天気が崩れるようなので、久々にアスパラを植えてみました。




アスパラは、種から育てると3年ほどかかるため、一般的には数年育てた根が市販されています。

アスパラは多年草なので、一度植えると5~10年ほど収穫ができる野菜です。
自然菜園を3年前に始めた時には、あまりに痩せて粘土が強い土でしたので、アスパラを植えることがきませんでした。

アスパラは、地中海から来た新芽を食べる宿根草なので、
とても肥沃で、pH6以上が育てやすく、スギナばかり生えてくる痩せた根ぐされしやすい粘土の土では、育てにくい。
と判断し、今まで緑肥作物や草マルチで様子を観てきました。




ハコベ

イヌフグリ

3年土を育ててきたら、今年の春からようやくハコベ、イヌフグリが生えてきてpH6.0~6.5程度になり肥沃になってきたので、今年こそアスパラを育てようと思いました。




土を掘ってみると、土の上の層が、黒く腐植が多くなっていました。

スギナばかりの生えていた3年前は、赤い粘土で、乾くと塊になっていまいヒビが割れるほどでした。

現在は、土の上層は、ハコベなどの根が耕してくれており、団粒化も目で確認でき、しっとりとしています。

その下の土の層もかつての土に似ていますが、しっとりとしている点が異なります。

緑肥作物→堆肥+耕す→緑肥作物→堆肥+耕す→ネギ苗を育ててきた3年でずいぶん変わりました。
最初に投入したライ麦は50cm程度しか育たず、スギナだらけだった頃が懐かしいです。


アスパラを植える場所の草をのこぎり鎌で丸く刈ったのち、
スコップで、穴を掘り、掘った土は塊のまま箕に入れておきます。




踏みこみ温床後の床土を熟成させた土ボカシ(養分を多く含むが、種を播いてもちゃんと発芽する土)を投入し、元の土と混ぜ合わせます。

アスパラの根は深く張るため、まだ痩せた深部の土だけではアスパラが育ちにくいと判断したため、もみ殻を多く含む土ボカシを導入することで、根を張りやすくなるようテコ入れしました。


混ぜた土を富士山型に盛って、その上にカツラを乗せるように、アスパラの根をなるべく自然に広げます。


掘った土と土ボカシを半々に混ぜ、アスパラが10~15cm程度埋まるように土を覆土し、


盛り上がった土を鎮圧します。

今回は、粘土が強い土質なので、雨で病気にかかりにくくするため、畝の上にまたアスパラの丘ができたような感じに仕上がっています。
水はけをよくしたかったからです。




最初に刈ったその場の草をアスパラ植え付け場所に戻しながら草マルチします。


畝の上に5か所の盛り上がりができました。

今回は株間を80cmと広めにとり、間にミニトマトなど混植しようと思っております。

昔、師匠の畑で収穫し食べさせていただいた自然農法の細身のアスパラを目指します。
風味豊かな初めて食べる本物のアスパラの味が今から楽しみです。
コメント (14)
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