本日、。
いよいよAzumino自給農スクール、不耕起コース開始しました。
自然菜園では、野菜が自然に育つ場を整えます。
その結果として、耕す必要がなくなってきます。いわゆる不耕起栽培になっていきます。
というより、耕す暇もなく次々に野菜をリレーで育てることで、野菜や草、そして土の生き物たちによって自然と耕されていくので、
耕す必要がなくてもどんどん野菜が自然に育つようになります。
私自身は、「不耕起」という言葉よりも、その様子から「自然耕」といった方がしっくりきていますが、
「不耕起」という響きにも、魅力は感じます。
実際に、不耕起栽培をはじめると、色々な困難に遭遇していきます。
耕すことは画期的な農法でした。
土を耕すことで、作物を優先的に育てることができ、土が柔らかくなり酸素が供給されることにより、作物の生長も促進されました。
現在の農業技術は、ほぼ耕す農法を前提にしていることもあり、耕さず野菜を育てることに関しての研究・技術体系はまだ始まったばかりです。
自然農・自然農法で不耕起栽培を始めるとどうしても耕してきたやり方の延長で考え、比較し、壁にぶつかりがちなります。
菜園教室の卒業生の多くも、ぶつかる壁でした。
私自身はじめから不耕起で野菜を育て、十数年耕さず菜園を行ってきたので、耕さないことの方が慣れています。
また、最近数年は耕すことも行い、不耕起と耕起の違いや共通点から多くのことを学びました。
そこで、今年から当スクールで不耕起コース新設に踏み込みました。
全く新しい菜園教室の誕生です。
まだまだ確立していない試行錯誤中ではありますが、新たな切り口から野菜を自然に育てることをお伝えできればと思います。
このような配置で、キャベツ類やレタスを耕さない大地に植えていこうと思います。
赤レタスの苗です。双葉があり、根が白く、本葉5~6枚までのいわゆる若苗です。
不耕起栽培では、双葉が枯れ落ち、根が茶色く巻いてしまっている老化苗ではダメージが大きすぎて不適合です。
若い苗の方が、耕さない大地にも新たな根を張り、すぐに対応できます。
不耕起栽培の場合、こうすれば絶対に良いといったやり方はありません。
その場その場に合わせて、臨機応変にその場に合ったやり方を行います。
今回は、去年の枯れた草マルチを手で植える場所だけどかし、土の構造を壊さないように穴をあけました。
レタス苗を植える前に、穴にポットごと埋めてみて、深さを調整します。
レタスが新たな大地に根をすぐに伸ばせるように、極丁寧に土とフィットするように土に埋めてあげます。
そして、レタスを植えたのち補います。
補いとは、野菜が自然に素直に育つために、米ぬかや油かすやそれらを発酵させて作ったボカシを草マルチの上から施すことです。
補い=肥料と思われがちですが、実際には野菜だけに栄養を届けたいのであれば肥料ですが、
土の生き物のエサになったりし結果として野菜も、草もその恩恵にあずかれる施しなので、補いとは肥料だけを目的に行っているわけではありません。
自然に野菜が育つ背景には、いろいろな生き物が持ちつもたれずの関係のバランスの上に成り立っています。
補うことで、生物の活性化、草が伸びることで草マルチができ、野菜が自然に育っていくといった感じです。
その場その場に合わせて、野菜を育てながら、大地も潤う、そしてどんどん野菜も自然に育つようになるそのために必要に応じて補っていきます。
植え終わったレタスです。
あたかもそこに種を下ろし、自然に生えていたように植えることができたら、本懐です。
周囲の補いも今年のレタスを考えると多少多い感じにしました。
というのも、まだまだ土の生き物が少なく、余裕がない自然菜園2年目の菜園ですから、今後につながる投資的な意味も含めて気持ち多めです。
自然菜園2年目は、去年の畝立てしたばかりの頃(耕起)と異なり、不耕起1年目ですので、まだまだ生き物や草のバランスがとれていませんし、
草マルチの層も1年重ねただけですので、腐植や団粒構造もまだまだ未熟で壊れやすい年です。
そこで、気持ち多めの補いをレタスの周辺に撒いて補うことで、周囲の生き物や草も豊かになり、半年後の秋にはより野菜が育ちやすい場になるきっかけになってくればという気持ちです。
自然菜園では、まだ野菜が自然に育つ場になっていない2年目~3年目は、今後の自然菜園が軌道に乗るように、最低限のお世話が必要になってきます。
その野菜だけで育つために何をするかではなく、来年以降いっそう自然に育つためには、何をしたらいいのか、何をしない方がいいのか問われます。
数年先には、補いをせずとも育つ菜園にするのか、毎年補っていかなければ育たない菜園にするのかお世話次第です。
不耕起を通じて、より自然に育てることについて一緒に勉強していきたいと思います。
いよいよAzumino自給農スクール、不耕起コース開始しました。
自然菜園では、野菜が自然に育つ場を整えます。
その結果として、耕す必要がなくなってきます。いわゆる不耕起栽培になっていきます。
というより、耕す暇もなく次々に野菜をリレーで育てることで、野菜や草、そして土の生き物たちによって自然と耕されていくので、
耕す必要がなくてもどんどん野菜が自然に育つようになります。
私自身は、「不耕起」という言葉よりも、その様子から「自然耕」といった方がしっくりきていますが、
「不耕起」という響きにも、魅力は感じます。
実際に、不耕起栽培をはじめると、色々な困難に遭遇していきます。
耕すことは画期的な農法でした。
土を耕すことで、作物を優先的に育てることができ、土が柔らかくなり酸素が供給されることにより、作物の生長も促進されました。
現在の農業技術は、ほぼ耕す農法を前提にしていることもあり、耕さず野菜を育てることに関しての研究・技術体系はまだ始まったばかりです。
自然農・自然農法で不耕起栽培を始めるとどうしても耕してきたやり方の延長で考え、比較し、壁にぶつかりがちなります。
菜園教室の卒業生の多くも、ぶつかる壁でした。
私自身はじめから不耕起で野菜を育て、十数年耕さず菜園を行ってきたので、耕さないことの方が慣れています。
また、最近数年は耕すことも行い、不耕起と耕起の違いや共通点から多くのことを学びました。
そこで、今年から当スクールで不耕起コース新設に踏み込みました。
全く新しい菜園教室の誕生です。
まだまだ確立していない試行錯誤中ではありますが、新たな切り口から野菜を自然に育てることをお伝えできればと思います。
このような配置で、キャベツ類やレタスを耕さない大地に植えていこうと思います。
赤レタスの苗です。双葉があり、根が白く、本葉5~6枚までのいわゆる若苗です。
不耕起栽培では、双葉が枯れ落ち、根が茶色く巻いてしまっている老化苗ではダメージが大きすぎて不適合です。
若い苗の方が、耕さない大地にも新たな根を張り、すぐに対応できます。
不耕起栽培の場合、こうすれば絶対に良いといったやり方はありません。
その場その場に合わせて、臨機応変にその場に合ったやり方を行います。
今回は、去年の枯れた草マルチを手で植える場所だけどかし、土の構造を壊さないように穴をあけました。
レタス苗を植える前に、穴にポットごと埋めてみて、深さを調整します。
レタスが新たな大地に根をすぐに伸ばせるように、極丁寧に土とフィットするように土に埋めてあげます。
そして、レタスを植えたのち補います。
補いとは、野菜が自然に素直に育つために、米ぬかや油かすやそれらを発酵させて作ったボカシを草マルチの上から施すことです。
補い=肥料と思われがちですが、実際には野菜だけに栄養を届けたいのであれば肥料ですが、
土の生き物のエサになったりし結果として野菜も、草もその恩恵にあずかれる施しなので、補いとは肥料だけを目的に行っているわけではありません。
自然に野菜が育つ背景には、いろいろな生き物が持ちつもたれずの関係のバランスの上に成り立っています。
補うことで、生物の活性化、草が伸びることで草マルチができ、野菜が自然に育っていくといった感じです。
その場その場に合わせて、野菜を育てながら、大地も潤う、そしてどんどん野菜も自然に育つようになるそのために必要に応じて補っていきます。
植え終わったレタスです。
あたかもそこに種を下ろし、自然に生えていたように植えることができたら、本懐です。
周囲の補いも今年のレタスを考えると多少多い感じにしました。
というのも、まだまだ土の生き物が少なく、余裕がない自然菜園2年目の菜園ですから、今後につながる投資的な意味も含めて気持ち多めです。
自然菜園2年目は、去年の畝立てしたばかりの頃(耕起)と異なり、不耕起1年目ですので、まだまだ生き物や草のバランスがとれていませんし、
草マルチの層も1年重ねただけですので、腐植や団粒構造もまだまだ未熟で壊れやすい年です。
そこで、気持ち多めの補いをレタスの周辺に撒いて補うことで、周囲の生き物や草も豊かになり、半年後の秋にはより野菜が育ちやすい場になるきっかけになってくればという気持ちです。
自然菜園では、まだ野菜が自然に育つ場になっていない2年目~3年目は、今後の自然菜園が軌道に乗るように、最低限のお世話が必要になってきます。
その野菜だけで育つために何をするかではなく、来年以降いっそう自然に育つためには、何をしたらいいのか、何をしない方がいいのか問われます。
数年先には、補いをせずとも育つ菜園にするのか、毎年補っていかなければ育たない菜園にするのかお世話次第です。
不耕起を通じて、より自然に育てることについて一緒に勉強していきたいと思います。