無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

みんなで育てたお米で、お酒を造ってもらっています。

2014-04-12 04:56:12 | 自然菜園スクール
本日、の予報。


先日、塩尻にある酒蔵「笑亀酒造」さんに、持ち込んだお米でお酒の仕込み見学・体験に行ってきました。

Azumino自給農スクールの自然稲作コースでは、亀の尾という昔のお米も育てており、これを蔵に持ち込み毎年純米酒を醸していただいております。
今年も去年みんなで育てたお米を持ち込ませていただき、お酒になる過程を見学に行ってきました。

行くと、蔵の奥でまさに麹造りを行っている最終でした。
日本酒は、お米由来の酵母と麹のダブル発酵でできるお酒なので、世界でまれにみる造りになっております。

お米のでんぷんを麹菌が食べて糖を製造し、そのできた糖を酵母が食べてアルコールができる仕組みです。




うちのお酒は、30㎏のお米を持ち込み、3回に分けて投入され、30升のお酒になります。

今回は、2回目のお米の投入の日の体験見学でした。

特注用の小さなタンクの中には、水と酵母と麹とお米が投入され、とてもよい香りに包まれていました。






早速できたての麹を投入させていただき、見よう見まねで櫂で撹拌してみました。

撹拌することで、一層香りが起ち幸せになります。




大きなセイロで、今日仕込む分のお米を一気に蒸していきます。

この大きなセイロの中に、うちらのお米も入っており、蒸し米ができます。

手のひらに乗せると、右が通常の酒米の蒸し米「美山錦」に比べ、
左の粒が大きい方が、うちらのお米「亀の尾」と持ち込まれたお米の違いがよくわかります。

美山錦の方が、より磨かれたお米で、食べてみるとあっさりしており、
うちのお米の方が、精米度合いが低く、甘味が強い感じがしました。




蒸し米が適度に冷ましてから、先ほどの麹を入れた樽に水を加えた先に投入します。


スタッフさんの撹拌を参考に、


再び、みんなで櫂を入れていきます。

下から湧き上がるように自然にかき混ぜるのが理想なのですが、プロのようにはなかなかいきません。
明日、最後のお米の投入をし、1カ月ほど蔵で発酵させることで、日本酒が出来上がっていきます。

酵母も麹もかけ米もお米。ほとんどがお米と水でできる日本酒の工程を実際に体験でき感無量でした。

このお酒は販売できず、育てたみんなで有料配布をしております。
自分たちの育てたお米で、地元の蔵に特注し、体験しながら自分たちも参加しながらオリジナルの日本酒を造っていただく、贅沢なお酒です。

帰りにみんなでお酒を搾った際に出る酒かすや、お酒を購入しました。
今年はどんなお酒になるのか今から楽しみです。


コメント
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