本日、
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昨日、小さなハウスに、Azumino自給農スクールの自然稲作コース・自給農フルコース受講生が集まりました。
このコースでは、自給自足に欠かせないお米(イネ)をはじめ、コムギ・ダイズ・ソバ・雑穀を体験学習します。
また、本科生は、できたお米を分配するので、自分たちで育てたお米をいただくこともできます。
酒米も育て、地元の酒蔵にお酒にしてもらい、育てたもち米はみんなでお餅をついてお正月に備えます。

このコースでは、無農薬・無化学肥料でお米を育てる基本から応用まで学んでいきます。
まずは「温湯消毒」から始めました。
最初は、種もみが常温なのでちょっと高めの65~70℃のお湯に、お米の種モミをじゃぶジャブ浸し、


ちょうど60℃になるよう、途中差し湯をしながらちょうど10分間「温湯消毒」します。
こうすることで、いもち病など、種子による病気の感染を事前に防ぐことができます。
昔ながらの知恵ですね。


10分間よりも行うと、タンパク質が変形してしまうので、10分後すぐに冷水で、水を変えながら常温に冷まします。
そして、よく水を切っておきます。



そして、お鍋に、塩を溶かし生卵が浮く位に濃い塩水を準備します。

通常の水では、生卵は沈みます。
濃い塩水を用意することで、お米の種モミの中で、比重の重い種もみ以外を浮かすことができるようになります。
「塩水選」とは、濃い塩水で、よりしっかりした種もみを選ぶ方法です。

専用の比重計を使うと、一層正確な濃度の塩水を作れます。
ただの水を0とすると、
ウルチ米1.13 モチ米1.10位にするのが標準的です。
苗箱などで育苗する場合は、限られた土と特殊な環境で育てるので、それ自体が不自然なことなので、
「温湯消毒」や、「塩水選」など、イネが平均して育つように手をかけてあげます。


「塩水選」で浮いた種もみは除きます。

「塩水選」も早めに行い、塩水が浸水しないようにし、できるだけ早く真水で洗い、塩水を流します。


あとは、8~10℃の真水で10~12日間程度浸水し、芽出しを待ちます。
容器で、浸水する場合は、毎日水を新鮮なものに変えます。

浸水して芽出しを行った十日間たった種モミは、播種日によく水を切って、種を播きやすくした後、乾きすぎないように新聞で待機します。
お米は八十八と書きますが、八十八の手がかかるともいわれます。
つまり、手をかけてあげることで、生育が揃い、収穫が安定するためです。
当スクールでは、自給できる、持続可能な農を学ぶ場ですので、地域や人柄によってさまざまな方法があると思っております。
そのため、基本的な共通することを中心に学び、各自でより自然に育てることができるように、体験を通じて学びあっていきます。
今年も無事、イネの育苗が始まりました。
いつもよりも一回り小さい育苗ハウスなので、全く新しい気持ちで行っております。
人と作物と草や虫たちが共存できる農や家族は幸せの原点かと感じております。


昨日、小さなハウスに、Azumino自給農スクールの自然稲作コース・自給農フルコース受講生が集まりました。
このコースでは、自給自足に欠かせないお米(イネ)をはじめ、コムギ・ダイズ・ソバ・雑穀を体験学習します。
また、本科生は、できたお米を分配するので、自分たちで育てたお米をいただくこともできます。
酒米も育て、地元の酒蔵にお酒にしてもらい、育てたもち米はみんなでお餅をついてお正月に備えます。

このコースでは、無農薬・無化学肥料でお米を育てる基本から応用まで学んでいきます。
まずは「温湯消毒」から始めました。
最初は、種もみが常温なのでちょっと高めの65~70℃のお湯に、お米の種モミをじゃぶジャブ浸し、


ちょうど60℃になるよう、途中差し湯をしながらちょうど10分間「温湯消毒」します。
こうすることで、いもち病など、種子による病気の感染を事前に防ぐことができます。
昔ながらの知恵ですね。


10分間よりも行うと、タンパク質が変形してしまうので、10分後すぐに冷水で、水を変えながら常温に冷まします。
そして、よく水を切っておきます。



そして、お鍋に、塩を溶かし生卵が浮く位に濃い塩水を準備します。

通常の水では、生卵は沈みます。
濃い塩水を用意することで、お米の種モミの中で、比重の重い種もみ以外を浮かすことができるようになります。
「塩水選」とは、濃い塩水で、よりしっかりした種もみを選ぶ方法です。

専用の比重計を使うと、一層正確な濃度の塩水を作れます。
ただの水を0とすると、
ウルチ米1.13 モチ米1.10位にするのが標準的です。
苗箱などで育苗する場合は、限られた土と特殊な環境で育てるので、それ自体が不自然なことなので、
「温湯消毒」や、「塩水選」など、イネが平均して育つように手をかけてあげます。


「塩水選」で浮いた種もみは除きます。

「塩水選」も早めに行い、塩水が浸水しないようにし、できるだけ早く真水で洗い、塩水を流します。


あとは、8~10℃の真水で10~12日間程度浸水し、芽出しを待ちます。
容器で、浸水する場合は、毎日水を新鮮なものに変えます。

浸水して芽出しを行った十日間たった種モミは、播種日によく水を切って、種を播きやすくした後、乾きすぎないように新聞で待機します。
お米は八十八と書きますが、八十八の手がかかるともいわれます。
つまり、手をかけてあげることで、生育が揃い、収穫が安定するためです。
当スクールでは、自給できる、持続可能な農を学ぶ場ですので、地域や人柄によってさまざまな方法があると思っております。
そのため、基本的な共通することを中心に学び、各自でより自然に育てることができるように、体験を通じて学びあっていきます。
今年も無事、イネの育苗が始まりました。
いつもよりも一回り小さい育苗ハウスなので、全く新しい気持ちで行っております。
人と作物と草や虫たちが共存できる農や家族は幸せの原点かと感じております。