本日、の予報。
昨日は雨でした。そのため2日間予定していた雑穀・稲刈りなどを途中で中止しました。
天気は「お天とさま次第」とはよく言ったもので、雨だと嘆く人もあれば、雨で喜ぶ大地と植物もいるわけです。
天気の見極めも大切ですが、それ以上に天気に適った野良仕事ができるかということの方が大切です。
例えば、今回の蕎麦刈りであればむしろ多少雨が降った後は刈り取りしやすく、脱粒しずらいので多少の雨でも行いたい野良仕事です。
稲刈りも雨でもできますが、昔は蓑がさ着て、雨や雪の中でも稲刈りをやっていたそうです。
ところが、稲も蕎麦も雨の日は脱穀できません。湿気ってしまっていて脱粒が良くないからです。
といった感じで、小雨なら草が柔らかいので草刈りに適しているように、人間都合で判断するのではなく、作物や野良仕事によっては適している場合もあるので臨機応変で対応が求められます。
今回は、2日間早朝から蕎麦刈りを行いました。
蕎麦は育てやすい野性味を残した作物で、お米や麦が育たない高冷地などでも育つ貴重な穀類です。
ところが、粒がはじけこぼれやすい脱粒性の高い作物なので、全部が黒くなってから収穫すると、こぼしてしまった方が多いこともしばしばなので、昔ながらの手刈り、島立てで刈り取りを行いました。
なるべく粒が落ちないように丁寧に刈った蕎麦は、同じ太さに束ねられます。
その束を6束一つに束ねて縛ると「島立て」完成です。
こうすることによって、ゆっくり乾燥させることで、すべての実が黒く完熟し、こぼれ落ちる心配もなくなります。
ちょっとしたコツはありますが、昔から家族でやられているので難しいものではなく、
今回は3人一組になって、雨風でも倒れない「島立て」を学びました。
昔ながらの天日乾燥の仕方で、無駄がなく、かっこよく、はじめてみる方も懐かしい田園風景となりました。
アマランサスは雨で延期になりましたが、
タカキビは収穫できました。
「穂刈り」といって背が高いタカキビは、穂の先端を含む部分の刈り取りです。
刈った穂は束ねて
雨の当たらない風通しの良いところで、鳥よけに寒冷紗をかけてゆっくり乾燥させます。
タカキビを刈り取って残った残渣、ハサミや鎌で30㎝以内にし通路などに敷いてあげることで、来年も土が豊かに実りを約束してくれます。
去年話題になったエゴマは収穫のタイミングが大切です。
葉が黄色く枯れて、簡単に落ちそうなときに、
株元で刈って倒してあげることで、こぼれだ種を防ぎ、多くの実を得ることができます。
雑穀は得てして野性味があり草に近い存在なので、時期さえかなっていれば育てるのはとても簡単です。
ところが、タネがこぼれやすかったり、実が一斉に実らなかったりと野生ならではの不揃いが生じますので、収穫・脱穀など雑穀の特性をつかんで行うことがとても大切です。
自然に適う生き方は昔は当たり前でした。
ところが、自然を捻じ曲げて快適を求めた結果、自然を破壊し、人は弱くなり、伝統は失われてきました。
そのため、当たり前の持続可能な生活(生きる活動)が、困難になり、何をやっても破壊に結び付く様式になってきたように思います。
小さな菜園一つからでも、自然に生きるヒントは作物と共に収穫でき、温故知新で持続可能な営みを再構築できると思います。
小さな一歩ですが、大切な一歩だと今回の菜園ワークでも感じました。
昨日は雨でした。そのため2日間予定していた雑穀・稲刈りなどを途中で中止しました。
天気は「お天とさま次第」とはよく言ったもので、雨だと嘆く人もあれば、雨で喜ぶ大地と植物もいるわけです。
天気の見極めも大切ですが、それ以上に天気に適った野良仕事ができるかということの方が大切です。
例えば、今回の蕎麦刈りであればむしろ多少雨が降った後は刈り取りしやすく、脱粒しずらいので多少の雨でも行いたい野良仕事です。
稲刈りも雨でもできますが、昔は蓑がさ着て、雨や雪の中でも稲刈りをやっていたそうです。
ところが、稲も蕎麦も雨の日は脱穀できません。湿気ってしまっていて脱粒が良くないからです。
といった感じで、小雨なら草が柔らかいので草刈りに適しているように、人間都合で判断するのではなく、作物や野良仕事によっては適している場合もあるので臨機応変で対応が求められます。
今回は、2日間早朝から蕎麦刈りを行いました。
蕎麦は育てやすい野性味を残した作物で、お米や麦が育たない高冷地などでも育つ貴重な穀類です。
ところが、粒がはじけこぼれやすい脱粒性の高い作物なので、全部が黒くなってから収穫すると、こぼしてしまった方が多いこともしばしばなので、昔ながらの手刈り、島立てで刈り取りを行いました。
なるべく粒が落ちないように丁寧に刈った蕎麦は、同じ太さに束ねられます。
その束を6束一つに束ねて縛ると「島立て」完成です。
こうすることによって、ゆっくり乾燥させることで、すべての実が黒く完熟し、こぼれ落ちる心配もなくなります。
ちょっとしたコツはありますが、昔から家族でやられているので難しいものではなく、
今回は3人一組になって、雨風でも倒れない「島立て」を学びました。
昔ながらの天日乾燥の仕方で、無駄がなく、かっこよく、はじめてみる方も懐かしい田園風景となりました。
アマランサスは雨で延期になりましたが、
タカキビは収穫できました。
「穂刈り」といって背が高いタカキビは、穂の先端を含む部分の刈り取りです。
刈った穂は束ねて
雨の当たらない風通しの良いところで、鳥よけに寒冷紗をかけてゆっくり乾燥させます。
タカキビを刈り取って残った残渣、ハサミや鎌で30㎝以内にし通路などに敷いてあげることで、来年も土が豊かに実りを約束してくれます。
去年話題になったエゴマは収穫のタイミングが大切です。
葉が黄色く枯れて、簡単に落ちそうなときに、
株元で刈って倒してあげることで、こぼれだ種を防ぎ、多くの実を得ることができます。
雑穀は得てして野性味があり草に近い存在なので、時期さえかなっていれば育てるのはとても簡単です。
ところが、タネがこぼれやすかったり、実が一斉に実らなかったりと野生ならではの不揃いが生じますので、収穫・脱穀など雑穀の特性をつかんで行うことがとても大切です。
自然に適う生き方は昔は当たり前でした。
ところが、自然を捻じ曲げて快適を求めた結果、自然を破壊し、人は弱くなり、伝統は失われてきました。
そのため、当たり前の持続可能な生活(生きる活動)が、困難になり、何をやっても破壊に結び付く様式になってきたように思います。
小さな菜園一つからでも、自然に生きるヒントは作物と共に収穫でき、温故知新で持続可能な営みを再構築できると思います。
小さな一歩ですが、大切な一歩だと今回の菜園ワークでも感じました。