本日、。
お盆を過ぎてもなお、日中30℃を越す残暑が続いております。
今年自然菜園スクールで初の試み「自然育苗タネ採りコース」の様子をレポートしてみたいと思います。
去年まで自然育苗コースはありましたが、自家採種のコースを増やしてほしいとのことで、
自家採種を基本にした自然育苗のコースとして「自然育苗タネ採りコース」が生まれました。
実際に今年やってみて思うこととしては、昔はタネ採りも、育苗も通常自分の家で行うのが自然で、
今ほどタネも苗もなかなか売っていなかったり、高価だったりしていました。
現在は、タネはタネ屋さん。苗は苗屋さんで買ってきてはじめるのが主流になっております。
まずは、学び舎で1時間ほど、座学として、自然育苗や自家採種の基本的な知識や考え方を学び、後半の時間で実技を行いました。
後半は、実技でトマトの自家採種から始めました。
トマトの自家採種はとても簡単ですが、今回は、より精度をあげる方法として、プロ級のテクニックも紹介しました。
それが発酵です。
完熟トマトを追熟してゼリーがついた種をかき出した後、1~2日間発酵させることで、きれいな種が採れるようになります。
これは、キュウリのタネ採りです。
完熟キュウリを追熟させてから、かき出し、ゼリーにくるまれた種を1日発酵させることで、ゼリーと種子が分離してきれいな種子が採ることができます。
ゼリーを発酵させることで、不純物を洗い流しやすくなり、種の色もよく、カビも生えずらく、種を長期間保存できるようになります。
ちなみに、不純物といったのは、長期保存の場合であって、実際にこぼれた種が無事発芽できるためには、不純物などなく、ゼリーや実すべてが必要な存在です。
実際に前日に食べたマクワウリの種子を発酵させておいたものに水を加えてみると、
不純物が種子から剥離し、水が濁ります。
これらを流し、沈んだ種を選びます。
それをタマネギネットに入れて、軽くしごくように洗うと、種の周りに着いた不純物が一層取り除けます。
そして何回か手早く水が澄むまですすぎます。
遠心力を使って、脱水させてから
タオルで水分をすぐにふき取り
半日、天日で乾燥させて、軽くもめば、
あとは、直射日光の当たらない風通しのよい、雨の当たらない場所で2~4週間ほどゆっくり、しっかり乾燥させてから保存します。
スイカの自家採種も行いました。
写真だけみると、ただスイカを食べているように思えますが、実際に食べてみて食味を確認してからタネ採りするのもとても大切なことです。
今回のスイカは、自家採種8年の海外のスイカです。
8年前は、さほど甘くなく、育てやすさが売りでしたが、美味しく皮の黒いものを選んでいった結果、自家採種5年目位から、急に甘くなりだし、現在ではかなり甘いスイカになりました。
また、育て方が自然農法なので、甘さが爽やかで風味良く後味が何ともいえず美味しいので、自然農法や自家採種という言葉を知らない方でも大満足スイカになっております。
スイカのタネ採りは、糖度が高いこともあり、カビが生えやすいので、
ぬるま湯でしっかり洗います。
そして水が澄み、種のヌルヌルがなくなってから脱水します。
野菜の個性に合わせて応じて少しずつタネ採りのコツがあります。
ちょっとマニアックな種採りですが、タネ採りを通じて、野菜のことをもっとよく知ってほしい、野菜のことを知れば知るほど育苗や栽培がとても簡単に自然に育てやすくなるからです。
レタスのタネ採りは、塔立ったレタスを花を咲かせ、その後タネになった頃に切り取り、乾燥させてからタライやバケツなどに叩きつけて種を採り出します。
採り出したばかりのタネには、カメムシやクモなどがひしめき合っているので、1~2日間ほど天日で逃がしてあげて、タネの水分も飛ばします。
ニンジンのタネ採りです。
フルイなどを使うと、手でしごくよりもきれいに採れます。
参加者の生徒さんにも体験学習してもらいます。
聴くより、観る、観るより体験してみる。
その上で、又聴いて観て、実際にやってみるを繰り返していくことで、身につきます。
レタスやニンジンのタネ採り後の枝葉は、まだ種が残っているので、
発芽しても構わない場所にカットして散在することで、自然生えも楽しめます。
取りあえず、その1でした。
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
次回は、9/7(水)です。
お盆を過ぎてもなお、日中30℃を越す残暑が続いております。
今年自然菜園スクールで初の試み「自然育苗タネ採りコース」の様子をレポートしてみたいと思います。
去年まで自然育苗コースはありましたが、自家採種のコースを増やしてほしいとのことで、
自家採種を基本にした自然育苗のコースとして「自然育苗タネ採りコース」が生まれました。
実際に今年やってみて思うこととしては、昔はタネ採りも、育苗も通常自分の家で行うのが自然で、
今ほどタネも苗もなかなか売っていなかったり、高価だったりしていました。
現在は、タネはタネ屋さん。苗は苗屋さんで買ってきてはじめるのが主流になっております。
まずは、学び舎で1時間ほど、座学として、自然育苗や自家採種の基本的な知識や考え方を学び、後半の時間で実技を行いました。
後半は、実技でトマトの自家採種から始めました。
トマトの自家採種はとても簡単ですが、今回は、より精度をあげる方法として、プロ級のテクニックも紹介しました。
それが発酵です。
完熟トマトを追熟してゼリーがついた種をかき出した後、1~2日間発酵させることで、きれいな種が採れるようになります。
これは、キュウリのタネ採りです。
完熟キュウリを追熟させてから、かき出し、ゼリーにくるまれた種を1日発酵させることで、ゼリーと種子が分離してきれいな種子が採ることができます。
ゼリーを発酵させることで、不純物を洗い流しやすくなり、種の色もよく、カビも生えずらく、種を長期間保存できるようになります。
ちなみに、不純物といったのは、長期保存の場合であって、実際にこぼれた種が無事発芽できるためには、不純物などなく、ゼリーや実すべてが必要な存在です。
実際に前日に食べたマクワウリの種子を発酵させておいたものに水を加えてみると、
不純物が種子から剥離し、水が濁ります。
これらを流し、沈んだ種を選びます。
それをタマネギネットに入れて、軽くしごくように洗うと、種の周りに着いた不純物が一層取り除けます。
そして何回か手早く水が澄むまですすぎます。
遠心力を使って、脱水させてから
タオルで水分をすぐにふき取り
半日、天日で乾燥させて、軽くもめば、
あとは、直射日光の当たらない風通しのよい、雨の当たらない場所で2~4週間ほどゆっくり、しっかり乾燥させてから保存します。
スイカの自家採種も行いました。
写真だけみると、ただスイカを食べているように思えますが、実際に食べてみて食味を確認してからタネ採りするのもとても大切なことです。
今回のスイカは、自家採種8年の海外のスイカです。
8年前は、さほど甘くなく、育てやすさが売りでしたが、美味しく皮の黒いものを選んでいった結果、自家採種5年目位から、急に甘くなりだし、現在ではかなり甘いスイカになりました。
また、育て方が自然農法なので、甘さが爽やかで風味良く後味が何ともいえず美味しいので、自然農法や自家採種という言葉を知らない方でも大満足スイカになっております。
スイカのタネ採りは、糖度が高いこともあり、カビが生えやすいので、
ぬるま湯でしっかり洗います。
そして水が澄み、種のヌルヌルがなくなってから脱水します。
野菜の個性に合わせて応じて少しずつタネ採りのコツがあります。
ちょっとマニアックな種採りですが、タネ採りを通じて、野菜のことをもっとよく知ってほしい、野菜のことを知れば知るほど育苗や栽培がとても簡単に自然に育てやすくなるからです。
レタスのタネ採りは、塔立ったレタスを花を咲かせ、その後タネになった頃に切り取り、乾燥させてからタライやバケツなどに叩きつけて種を採り出します。
採り出したばかりのタネには、カメムシやクモなどがひしめき合っているので、1~2日間ほど天日で逃がしてあげて、タネの水分も飛ばします。
ニンジンのタネ採りです。
フルイなどを使うと、手でしごくよりもきれいに採れます。
参加者の生徒さんにも体験学習してもらいます。
聴くより、観る、観るより体験してみる。
その上で、又聴いて観て、実際にやってみるを繰り返していくことで、身につきます。
レタスやニンジンのタネ採り後の枝葉は、まだ種が残っているので、
発芽しても構わない場所にカットして散在することで、自然生えも楽しめます。
取りあえず、その1でした。
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
次回は、9/7(水)です。