本日、。
今日はとても暑い日で、やっと午前中野良仕事の時間ができたので、遅植えのキャベツ・レタスを定植できました。
あと1か所、日が半日しか当たらない、夏が短い畑でのレタス・キャベツの定植が終われば、今度は夏野菜と田植えが始まります。
現在の育苗ハウス内の光景です。
左手は、夏野菜。
右手は、お米の苗が育っております。
当地が寒冷地ということもあり、稲の初期は田んぼでは高温が維持できないので、葉が2枚まで夏野菜の苗と同居します。
今日このコシヒカリの苗のうち半分を友人と一緒に田んぼの苗代に移動できたので、
空いたスペースが、今度は夏野菜の鉢ずらしスペースとなり、夏野菜にとって代わられます。
温床では、いつでも室温の水を水やりできるように、バケツに水を貯め、温めております。
ナス
ピーマン
メロン
などが寒さに弱いため、温床におります。
キュウリ
カボチャ
鉢上げを待つトマト
など暑すぎるのに弱い野菜は、冷床か、トンネルからすでに出してあります。
自然菜園では、自然育苗に重きを置いているので、苗が通常より時間をかけて、地上部の葉や茎よりも、根が良く張るように加温と加湿を控えて、こぼれダネのようにゆっくりがっちり育て、外の地温が高まってから若いうちに植えるのが特徴ですので、まだまだどれも小さくゆっくり育てております。
日中の外気が25℃を越す中、ハウス内の温度を35℃以下に抑え、
涼しくなってきた夕方を狙って、現在ウリ科の野菜をどんどん「鉢上げ」しております。
鉢上げとは、セルトレイのような小さな苗を、一回り大きなポット(3.5寸=10.5㎝)に移植することです。
移植することで、野菜の力を引き出しております。
例えば、キュウリですが、
ちょうど鉢上げのタイミングなので、
このように、斜めに倒して鉢上げしていきます。
あえて土を軽く落とすと、根元に種があります。
タネから栄養を吸い続けている様子がわかります。
キュウリなどは、徒長(モヤシ化)しやすい野菜なので、発芽適温内でギリギリの低温で、節水でなるべく徒長(モヤシ化)しないように、じっくり発芽させます。
モヤシ化の特徴は、タネを持ちあげてしまっていると、貧弱な苗になってしまうので、タネを持ちあげずに、がっちり太い茎で丈が短いとよい発芽をした証拠です。
このように斜めに浅く倒したキュウリも、
翌日には起き上がり、倒した茎から新たに不定根が出てくれるので、座りの良いがっちりとしたポット苗になります。
下手なキュウリ苗になってしまう場合は、キュウリの直播をお奨めします。
キュウリの直播はとてもよく、根が深く入るので、乾燥に強く、肥料依存度の低いよい初期生育ですので、モヤシ苗よりもずっとたくましい限りです。
通常の育苗は、効率重視で、即席栽培ですが、
耕さず、肥料もなく、マルチもないそんな自然界で本領を発揮できるように、苗の内に鍛えることが自然育苗の本懐です。
育苗をし始めて10年位になりますが、育苗をすればするほどに、野菜を学び、野菜の環境適応性を知り、野菜(作物)と草との違いと同じところを痛感されられます。
まだまだ100%とはいきませんが、ここ10年の中で最も良い苗に育ってくれております。
「苗半作」という言葉があるように、育苗で栽培の半分は決まってしまうとはよく言ったものです。
1年に1度しかできないから、いろいろ試しておりますが、先入観で勘違いしていた点も多く、改めて学ぶことが多くついついハウスにいる時間が長くなりがちで困ってしまいます。
今年もあと20日位で、定植までの若苗の仕上げに入ります。
今年は、昼間暑く、夜寒すぎるので、育苗難しいですが、強い苗になる予感があります。
自家採種と育苗がもっと身近になるように、技術なき技術を研磨していきたいと思います。
今日は、自然菜園スクール「自然菜園入門コース」(安曇野校)開催日です。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
6/7(水)― 初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)
7/5(水)― 梅雨の草対策、夏野菜の種まき、ニンジンの種まき
8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ
今日はとても暑い日で、やっと午前中野良仕事の時間ができたので、遅植えのキャベツ・レタスを定植できました。
あと1か所、日が半日しか当たらない、夏が短い畑でのレタス・キャベツの定植が終われば、今度は夏野菜と田植えが始まります。
現在の育苗ハウス内の光景です。
左手は、夏野菜。
右手は、お米の苗が育っております。
当地が寒冷地ということもあり、稲の初期は田んぼでは高温が維持できないので、葉が2枚まで夏野菜の苗と同居します。
今日このコシヒカリの苗のうち半分を友人と一緒に田んぼの苗代に移動できたので、
空いたスペースが、今度は夏野菜の鉢ずらしスペースとなり、夏野菜にとって代わられます。
温床では、いつでも室温の水を水やりできるように、バケツに水を貯め、温めております。
ナス
ピーマン
メロン
などが寒さに弱いため、温床におります。
キュウリ
カボチャ
鉢上げを待つトマト
など暑すぎるのに弱い野菜は、冷床か、トンネルからすでに出してあります。
自然菜園では、自然育苗に重きを置いているので、苗が通常より時間をかけて、地上部の葉や茎よりも、根が良く張るように加温と加湿を控えて、こぼれダネのようにゆっくりがっちり育て、外の地温が高まってから若いうちに植えるのが特徴ですので、まだまだどれも小さくゆっくり育てております。
日中の外気が25℃を越す中、ハウス内の温度を35℃以下に抑え、
涼しくなってきた夕方を狙って、現在ウリ科の野菜をどんどん「鉢上げ」しております。
鉢上げとは、セルトレイのような小さな苗を、一回り大きなポット(3.5寸=10.5㎝)に移植することです。
移植することで、野菜の力を引き出しております。
例えば、キュウリですが、
ちょうど鉢上げのタイミングなので、
このように、斜めに倒して鉢上げしていきます。
あえて土を軽く落とすと、根元に種があります。
タネから栄養を吸い続けている様子がわかります。
キュウリなどは、徒長(モヤシ化)しやすい野菜なので、発芽適温内でギリギリの低温で、節水でなるべく徒長(モヤシ化)しないように、じっくり発芽させます。
モヤシ化の特徴は、タネを持ちあげてしまっていると、貧弱な苗になってしまうので、タネを持ちあげずに、がっちり太い茎で丈が短いとよい発芽をした証拠です。
このように斜めに浅く倒したキュウリも、
翌日には起き上がり、倒した茎から新たに不定根が出てくれるので、座りの良いがっちりとしたポット苗になります。
下手なキュウリ苗になってしまう場合は、キュウリの直播をお奨めします。
キュウリの直播はとてもよく、根が深く入るので、乾燥に強く、肥料依存度の低いよい初期生育ですので、モヤシ苗よりもずっとたくましい限りです。
通常の育苗は、効率重視で、即席栽培ですが、
耕さず、肥料もなく、マルチもないそんな自然界で本領を発揮できるように、苗の内に鍛えることが自然育苗の本懐です。
育苗をし始めて10年位になりますが、育苗をすればするほどに、野菜を学び、野菜の環境適応性を知り、野菜(作物)と草との違いと同じところを痛感されられます。
まだまだ100%とはいきませんが、ここ10年の中で最も良い苗に育ってくれております。
「苗半作」という言葉があるように、育苗で栽培の半分は決まってしまうとはよく言ったものです。
1年に1度しかできないから、いろいろ試しておりますが、先入観で勘違いしていた点も多く、改めて学ぶことが多くついついハウスにいる時間が長くなりがちで困ってしまいます。
今年もあと20日位で、定植までの若苗の仕上げに入ります。
今年は、昼間暑く、夜寒すぎるので、育苗難しいですが、強い苗になる予感があります。
自家採種と育苗がもっと身近になるように、技術なき技術を研磨していきたいと思います。
今日は、自然菜園スクール「自然菜園入門コース」(安曇野校)開催日です。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
6/7(水)― 初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)
7/5(水)― 梅雨の草対策、夏野菜の種まき、ニンジンの種まき
8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ