無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

新刊『自然菜園で育てる健康野菜』(宝島社)の見本誌が届きました!!

2021-01-29 19:27:27 | 日々の自然菜園

【お知らせ】自然菜園根本講座ってどんな講座? 1/31(日)10:00~

【明日明後日のオンライン自然菜園セミナーのお知らせ】
1/30(土)16:00~『オンライン自然菜園Q&Aセミナー』第7回
1/31(日)10:00~『自然菜園 根本講座』野菜たちによる土づくりシリーズ②

2/7(日)9:30~『庭からはじめる自然菜園入門』

お庭で自然菜園をはじめるための、失敗しないための特別講座。



今日、宅急便で、出版社さんから新刊『自然菜園で育てる健康野菜』(宝島社)の見本誌が届きました!

早速開けてみると

新しい本の匂い。いい質感の紙と重さ(思ったより軽かったです)


表紙と裏表紙


帯裏には、健康野菜として今回掲載している野菜のリストが載っています。
のちほど今回書籍初の野菜たちのチラ見せで紹介させていただこうと思います。








実際に行ってきた我が家の自然菜園のデザインの紹介や気候変動を乗り切る知恵の紹介など、自然菜園の基本から応用、最新情報盛り沢山です。

私の感想としては、「今間ので本の中で一番濃厚な1冊」になりました。

新田穂高さんはご自身が有機農業や不耕起田んぼなど実践者なので、実際にやってみるとわからないことや疑問を盛れなく掲載してくれました。
情報量が多いので、読みやすいところから読んでみてください。




自然菜園スクールで大人気食用ほうずきの栽培法も
「田舎暮らしの本」(宝島社)掲載当時の見開き完結型の育苗~栽培~自家採種まで一貫したコンパクト掲載。


ローマ時代から中世ヨーロッパの貴族の御馳走、アスパラ


そして、毎年生徒さんに必ず聞かれる「セロリ」など健康野菜、今までの書籍に載ってこなかった野菜たちがいっぱい載っています。












今回の目玉の本の「季節の野良仕事12ヵ月」。
1カ月の野良仕事を4ページ(2つのテーマ)でとことん解説しております。
この野良仕事の流れが身につくと、自然体で栽培ができるようになり、どんどん菜園がよくなっていきます。

姉妹本の『自給自足の自然菜園12カ月』(宝島社)と『タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)と併読していただければと思います。


数えたことがなかったので、数えてみると
今回で、出版社から世に出た9冊目の本になります。(『自然菜園ハンドブック』つきDVDは自費出版)
左下から右、出版順に上に並べてみました。

今10冊目を執筆中です。

2012年から、9年間で9冊ですから、1年に1冊出版させていただいた計算になり、ただたた感謝です。

どの本も中心は同じですが、掲載の角度を変えたり、その時のベスト、そして時代(気候変動)に対応してきました。
それには、毎年新たな試みを試験し、3~5年研究した中から良かったものを、自然菜園スクールの生徒さんにいち早く伝え、実際に全国で様々な方にやっていただき、改良改善したものが、雑誌に掲載され、それをまとめて初めて書籍になります。

つまり、最新の技術や解決策が書籍化するまでに、早くて5年位かかっていることになります。

書籍の執筆で心掛けているのは、色あせない内容、普遍性と再現性です。
私の師匠たちの教えや本は、40~50年経っても色あせない内容で、普遍的な真理があり、再現性が高いものばかりだったからです。

9年前に初めて執筆した時は、未熟でかつ3年半かかって1冊になるほど困難の極みでした。
その最初に出た自然菜園の名前の生みの親になった『これならできる!自然菜園』(農文協)がいまだに一番売れております。(現在13版)

今回の新刊は、やっぱり一番濃厚な1冊だと思います。濃厚なので、読むごとに新たな出会いが待っていると思います。
是非、一読ならぬ十読して楽しんでいただければ、スルメのように味わい深いと思います。

コメント (2)
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祝!!『自然菜園で育てる健康野菜』Amazon、楽天同時1位  鹿の獣害対策その1 

2021-01-29 08:37:29 | 日々の自然菜園

お知らせいただき、知ったのですが、昨日楽天ブックスでも ガーデニング・フラワー部門、 野菜作り部門同時1位だったようで、
予約販売でAmazon、楽天同時1位は初の快挙です。 
お手元に届きましたら、是非感想をコメントもいただけると嬉しいです。


【明日明後日のオンライン自然菜園セミナーのお知らせ】
1/30(土)16:00~『オンライン自然菜園Q&Aセミナー』第7回
1/31(日)10:00~『自然菜園 根本講座』野菜たちによる土づくりシリーズ②

2/7(日)9:30~『庭からはじめる自然菜園入門』

お庭で自然菜園をはじめるための、失敗しないための特別講座。







御心配おかけしました。鹿の被害ですが、翌日の雨の後、やっと癒合剤のカルスメイトが購入できたので、
早速昨日鹿に樹皮を食害されたリンゴの木にお手当(樹皮の補修の第1弾)を行いました。

早めの樹皮の補修が大切です。雑菌が入り病気になったり、乾燥したりすると癒合が遅くなり、枯れ込み枯れてしまうからです。
幸い、食害されたところは、すでにオレンジ色(植物ホルモンの活性化)で、自然癒合がはじまっていたので、それを促すための樹皮の補修です。

今回の処置は、人に例えば、傷口がカサブタになるように、植物ホルモンが癒合を促進し、傷口が乾いたり雑菌が入らないように軟膏や絆創膏をはるようなものです。


ちなみに、癒合剤の主成分は木工用ボンと同じ酢酸ビニル樹脂です。
今回は、農薬(殺菌剤)を含むトップジンMを避け、カルスメイトにしました。
傷口が小さければ、木工ボンドでもよいのですが、今回は、幼木で、面積が広かったので、より確実に癒着をさせたかったので、癒合剤のカルスメイトを使用しました。

コーキングなど家で修繕する際に購入したヘラがあると塗る時に便利です。










これで、最低限の傷口の腐敗、乾燥、病気を防ぐことができたので、第1弾の処置ができて安心です。






特にひどかった2本目も塗り終えたら、カルスメイトの色とリンゴの樹皮が似ているので、視覚的にかなり安心できる仕上がりです(笑)




他にも大丈夫か?と心配な樹は合計4本ありました。






周囲には、大小の様々な大きさの足跡、フンが生々しく残っており、大群だったのが改めてよくわかります。




近くに合った去年のオクラは特にお気に入りだったようで、リンゴの比ではない食害でした。


ダイコンの蒔き直しに使った黒マルチ(結局ダイコンは育たず、穴の再利用でタマネギを植えました)も鹿の通り道になりボコボコです。






小枝(新芽)が鹿に食べられたところは、カルスメイトではなく、切断したり剪定しました。


剪定直後


剪定後3時間経過したもの

道法styleの道法さんに教わったように剪定すると、その節断面は、植物ホルモンが活性化しオレンジ色に変色。
食害でなく、剪定による傷は、自然と直る小面積なので、カルスメイトは塗らずに自然治癒(癒合)に任せます。


カルスメイトを塗って3時間の半乾きの状態。木工ボンドよりも早く乾いてくれます。
完全に乾いてから、薄い部分は重ね塗りしたり、今後、第二処置する予定です。

とりあえず、緊急処置ができ、侵入経路も補強したので、一安心です。
天気が良いときに、デスクワーク(執筆、ホームページの更新チェックなど)の合間に次の夜襲に備えたいと思っております。

今年の自然菜園スクールは、すべてのコースの座学は、zoom受講でき、サポートもオンライン対応できるようにし、1泊2日の自給自足コースなどは休講させていただき、
その代わり、そのコースで取り扱っていた自然果樹などは「自然果樹入門コース」のように独立しました。

「自然果樹入門コース」では、家庭菜園や庭で始める果樹入門として、道法styleで学んだ植物ホルモンの活性化できる剪定や仕立て方を学ぶことができまます。
また、無農薬果樹に特化し、スーパーストチュウ水の活用、雨よけ、緑肥作物、生物多様性による害虫・病気防除法を一緒に学んでいければと思っております。
素人でもできる果樹の栽培法を一緒に研究・共有できたらなーと思っております。
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