無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

元田んぼの「自然菜園の干ばつ&大雨」対策

2021-08-15 07:02:37 | 日々の自然菜園

先週までの高温乾燥と打って変わって、

今週に入り、秋雨前線の停滞による全国的な大雨、長雨で土砂災害が起きております。

我が家の裏を流れる小川も昨日から写真のように氾濫しております。

普段は、日々の田んぼの水を供給してくれ、初夏にはホタルが飛び交う小川です。

道路には水があふれかえり、

マスからは溢れる水が水柱を立てていました。

もう2年前の令和元年台風第19号では、新幹線の基地が水没した日を彷彿させる。

その時よりも、雨が少なく、氾濫した川底に響く大石の流される音はなったため、避難勧告も出たが自宅待機を行いました。

以下↓は昨日の雨の日の恒例の水脈チェックの様子です。

大量の雨が降り、一輪車の水が溢れています。

小さな田んぼでは、出穂と開花を雨が降る前に終え、待っていましたといわんばかりに雨を謳歌しておりました。

畦に蒔いたダイズも畦豆として元気いっぱいです。

数日前までの高温乾燥続く頃(前回のブログ)とは打って変わって、雨で、大豆&アズキ畑の畝間は水浸しです。

先週畝間潅水をしていなかったら(大量の水で乾燥に耐えていた根を水に慣らしていなかったら)、きっとこの雨でいきなり乾燥から大雨への変化に、野菜も大豆たちも対応できず、根腐れしたいたと思います。

 

元田んぼなので、雨が多すぎると、根元まで水がたまり、さすがに根腐れしてしまうので、水がたまりすぎないように、余剰水を排出します。

 

野菜の方も、同様に、通路に溜まった水をいつもは蓋をしている排水溝の方に排出していきます。

今後は、ますます干ばつと長雨といった極端な天候が交互にやってくると予想し、

この元田んぼでは、雨の降らない干ばつが続いた時は、畝間潅水(うねまかんすい)を行い、通路に水を流し、通路から水やりを行います。

また、今回のような大雨の場合は、排水溝の蓋を取り、水たまりができないように、排水できるように準備万態調えてあります。

耕したところは、水たまりができています。

田んぼの両脇には、排水できる工夫がしてあり、

雨で水が停滞しないように、自然排水できるように日頃からしておくと、このような雨の場合でも安心です。

家の前の田んぼのコシヒカリは、先週のうちに出穂、開花してくれていたので、寒さに最も弱い幼穂形成期を過ぎたものの、

20℃以下では、冷害で不稔し、収穫できなくなってしまいます。

日中は、湛水し、昼間排水を行い、根の活性と保温に努めて、稲を応援します。

 

元々大きな田んぼだった半分を小麦畑にしています。

コムギの生育をさらに良くしようと、排水性を高めるため、現在夏の間セスバニア、クロタラリアといった根を深く張る緑肥作物を育てており大正解でした。

彼らは1.5m以上もの地下に根を張り、排水性を高めてくれるので、今回の雨もむしろ今まで降らなかった雨の分吸い取ってくれることでしょう。

 

「備えあれば憂いなし」いきなりは無理でも、3年位かけて、干ばつ&長雨対策で田畑を整備していくことで、

21日の干ばつにも耐え、今後の秋雨前線による長雨も耐えられると思います。

今日は、まもなく雨が止む予報なので、次の雨までに、一度水たまりが解消し、大地が深呼吸でいてくれることと、

雨で土砂災害が起きないこと、被災地の復旧を願うばかりです。

 

今日は14時~そーやんと第2回目のコラボYouTubeライブを行います。

農的な生き方、暮らし方についてそーやんとトークセッションです。

そーやんの生き方はこれから新しい農的な暮らしの大きなヒントになると思います。

 

【あとがき】雨が止んで2時間後の写真 8/15 13:45

ビフォアー
アフター(同じ場所を逆側から撮影)

 

ビフォアー

アフター 

思いの外早く水たまりがなくなりました。

先週干ばつの際に、畝間潅水(うねまかんすい)をしていたお蔭で、水の縦浸透(縦に水が浸みる力)が発達していたようです。

団粒構造も保てていたのでしょう。有難いことです。

 

コメント
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