本日、。
最高気温3℃、最低気温-8℃。とずいぶん冷え込んだ日が続いております。
久々の投稿で申し訳ございません。
改めまして、明けましてお出とうございます。
友人の一斉メールでご存じの方も多いかと思いますが、去年年末に男の子を授かり、
正月は初めての、育メンをやっており、事務的な仕事が滞ってしまったのでご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。
これから、今年の菜園教室の案内、申込み事務手続きを復活させて、順次行っていこうと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
去年の8月に出版させていただいた拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)を手にとっていただけた方が予想以上に多く、
出版社共々、感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。
自然菜園を執筆させていただいたことで、今までまとまっているようで、まとまっていなかった事柄が整理整頓され、
今年は今までと異なったアプローチでより分かりやすく、菜園教室ができるように思えます。
内容一新したリニューアル菜園教室2013楽しみにしていてください。
菜園教室のご案内は、
@自給自足Lifeホームページに掲載されます。
先日、以下のようなご質問をコメント欄にいただきました。
コメント欄に返すには重要な内容だったので、ブログでご返信とさせていただきます。
※このブログのコメント欄では、菜園に関するご質問が無料でできます。
自給自足の生活のため個人的なご質問はお仕事の依頼以外、現在すべてお断りさせていただいております。
詳細なご質問は、菜園教室にご参加いただきその際、お願いたします。
*****************************
ところで、この場を借りて、たけさんに質問です。
畑の土に苦戦しています。
①水はけが極端に悪く、日照りの日はカチカチに固まり、雨が続くと海苔のような苔が生えてきてしまう、
いわゆる重粘土質です。
昨年、自然農にチャレンジしましたが、②作物の成長はすこぶる悪く、麦と大豆だけ辛うじて育ったような状態でした。
畑の現状を整理すると、以下のような状態です。
・重粘土質
③・10年程前から耕すのみで作付けはしていない
・それ以前は、農薬除草剤化学肥料をバリバリ使用
④春に向けて少しでも土を良くしたいと考えていますが、
今からできることはありますでしょうか。
以前のたけさんの記事を参考に、④一部の畑で麦類とレンゲとクローバーをばらまいています。
*****************************
1)そうですね。①のような重粘土質では、畑が難しい一方、元々は田んぼであればお米は野菜に比べ無農薬栽培で育てやすいので、
無理をせず、畑に向いた場所以外では無農薬栽培での稲作にするのも一つの手です。
また、水抜きができる暗渠(あんきょ)付きの畑であれば、稲作→大豆→麦の輪作体系を組んで村全体で有機農業に転換に成功した埼玉県小川町のように、稲と穀物、そこに野菜を組み込んで行う方法も考えられます。
粘土土といっても専門的には種類があり、特性がありますので、それを知っておくのも大切です。
土壌情報閲覧システムから全国の土質が調べることができます。
2)②作物の生長が悪い理由は、いくつか考えられますが、
③からも無農薬で野菜そのものが育つ環境が調っていない可能性が高いですね。
まずは、養分があるか、塩基バランスがどうか、PHはいくつか、EC値は?が一目でわかる簡易土壌分析などを行って、
目で観ることができない、化学成分を調べてみることをお奨めします。
いわば、人間でいえば健康診断で、血圧、尿酸値など現在の健康状態を数値で確認する作業です。
簡易土壌分析は、1サンプル500~5,000円位で、ホームセンター(カインズホームなど)、農協さんなどいろいろなところで行っており、レーダーチャートで一目でわかるグラフで出してくれます。
※畑の深さ10cmのところの土を5か所とり、5つを混ぜたものが1サンプルにするのが一般的です。
3)②からも粘土でも割と育てやすい野菜を選んで栽培するのも手です。
粘土土でも肥えていれば、よく育つ順に書くと、レンコン、マコモ、クワイ、稲、サトイモ、ショウガ、ダイズ、エダマメ、タマネギ、ニンニク、ラッキョウ、アサツキ、ネギといった感じです。
私の場合、マコモ、サトイモ、ショウガ、黒豆などは、田んぼの畦(あぜ)など粘土で水はけが悪いことを利用して育てています。
来年からは、田んぼを半分に分け、半分稲、半分畑にし、その間で、サトイモ、ショウガなど育てようと思っております。
4)④ですが、その後順調に緑肥作物が育っていますか?
緑肥作物を栽培することで、土を肥やしたり、水はけを改善したりする方法はとても有効です。
しかし、適当に行ってもなかなか緑肥作物そのものが育たなく、その効果が半減してしまっているケースが多いものです。
水はけが悪いのであれば、水はけに強い緑肥作物を選び、
痩せているのであれば、痩せ地に向いてもの、もしくは堆肥などを入れて土壌改良してから、
適期に、種を充分必要量播いてから耕し、土を覆土する必要があります。
幸い、以前に書いたブログにその要点を紹介させていただいておりますので、ご参照ください。
ブログ「緑肥作物で元田んぼの粘土土質を改良」シリーズ
5)④の春からの対策ですが、
雪が降り地面が凍っている現在は特に畑でする野良仕事はありませんが、
現在使っている畑のすべてで簡易土壌診断をする、結果が1カ月位先になりますので、前もってサンプルを採ってすぐに提出する。
また、土壌分析の結果を受けて抜本的に土壌改良する菜園計画を立てて、1~3年は、主に土づくりを軸に栽培計画した方がいいかと思います。
最初の1、2年はしっかり土づくりした方がいいと思います。
水はけ・肥持ちを良くするために、堆肥や緑肥作物の投入、明渠の設置、高畝対策など、
まずは耕し有機農業ではじめ、団粒構造も発達し、腐植もできてきたら(畑になってきたら)、順次自然農に切り替えていく方が無難だと思います。
自然農の創立者川口由一さんも、戦前まで伝統農法=有機農業でやっていた田畑で、伝統的な農法で栽培しており、
その後数年農薬・化学肥料を使い中毒したの結果、自然農に3年かかって転化していった経緯があります。
まずは、野菜が育つ畑にし、地域風土を活かした栽培歴、栽培法を学びながら、移行していくことが無難ですよ。
日本中、元水田を畑として使いたい要望は多くなってくると思います。
稲を栽培するのが最適ですが、畑にしたい場合、恵まれている場合を除きある程度覚悟して取り組む必要があると思います。
粘土の強い土は、最初は「水はけが極端に悪く、日照りの日はカチカチに固まり、雨が続くと海苔のような苔が生えてきてしまう」大変な土かもしれませんが、
上手に畑化すると「水持ちが良く、肥料も流失しにくく、美味しい野菜が育つ土」になってくれます。
また何かご質問があれば、コメント欄からご質問ください。
もし、菜園コンサルが必要な場合は、別にご相談ください。
今年も実り多い年になりますように~
2013年度の自然菜園講座の一つ「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)
2012年12月の講座での集合写真
「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)
先着24名。耕さず、草と虫を敵としない川口由一さんのはじめた自然農に特化したシャロムヒュッテに1泊2日しながら、全10回の体験型ワークショップです。
耕さない田んぼに、畑で実際に、自然の理を学び、実践できます。
しかも、自分の小さな菜園区画が付いているので、3~12月の間自然農で野菜を育てることができます。
半農半Xの暮らし、自然農にご興味がある方にお奨めの講座です。
只今準備中ですが、
自然農法で自給自足の農園が学べる「Azumino自給農スクール2013」
穂高養生園で、日帰りも食事、宿泊もできる自然菜園入門講座も間もなく募集がはじまります。
お好みでお選びください。
【お迷いの方へ】
・耕さない自然農を学びたいなら→「あずみの自然農塾2013(第7期)」
・無農薬栽培の基本から応用を学び、我が家の自給率をアップしたいなら→「Azumino自給農スクール2013」
1月23日(水)は長野、9日(水)松本で、
無農薬ずくなし家庭菜園教室の菜園プランと土づくりをテーマに、「春準備号」がはじまります。
長野メルパルク教室
長野城山公民館教室
松本教室
【拙著のご紹介】
『これならできる!自然菜園』
『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』
好評発売中~
最高気温3℃、最低気温-8℃。とずいぶん冷え込んだ日が続いております。
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本年もよろしくお願いいたします。
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自然菜園を執筆させていただいたことで、今までまとまっているようで、まとまっていなかった事柄が整理整頓され、
今年は今までと異なったアプローチでより分かりやすく、菜園教室ができるように思えます。
内容一新したリニューアル菜園教室2013楽しみにしていてください。
菜園教室のご案内は、
@自給自足Lifeホームページに掲載されます。
先日、以下のようなご質問をコメント欄にいただきました。
コメント欄に返すには重要な内容だったので、ブログでご返信とさせていただきます。
※このブログのコメント欄では、菜園に関するご質問が無料でできます。
自給自足の生活のため個人的なご質問はお仕事の依頼以外、現在すべてお断りさせていただいております。
詳細なご質問は、菜園教室にご参加いただきその際、お願いたします。
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ところで、この場を借りて、たけさんに質問です。
畑の土に苦戦しています。
①水はけが極端に悪く、日照りの日はカチカチに固まり、雨が続くと海苔のような苔が生えてきてしまう、
いわゆる重粘土質です。
昨年、自然農にチャレンジしましたが、②作物の成長はすこぶる悪く、麦と大豆だけ辛うじて育ったような状態でした。
畑の現状を整理すると、以下のような状態です。
・重粘土質
③・10年程前から耕すのみで作付けはしていない
・それ以前は、農薬除草剤化学肥料をバリバリ使用
④春に向けて少しでも土を良くしたいと考えていますが、
今からできることはありますでしょうか。
以前のたけさんの記事を参考に、④一部の畑で麦類とレンゲとクローバーをばらまいています。
*****************************
1)そうですね。①のような重粘土質では、畑が難しい一方、元々は田んぼであればお米は野菜に比べ無農薬栽培で育てやすいので、
無理をせず、畑に向いた場所以外では無農薬栽培での稲作にするのも一つの手です。
また、水抜きができる暗渠(あんきょ)付きの畑であれば、稲作→大豆→麦の輪作体系を組んで村全体で有機農業に転換に成功した埼玉県小川町のように、稲と穀物、そこに野菜を組み込んで行う方法も考えられます。
粘土土といっても専門的には種類があり、特性がありますので、それを知っておくのも大切です。
土壌情報閲覧システムから全国の土質が調べることができます。
2)②作物の生長が悪い理由は、いくつか考えられますが、
③からも無農薬で野菜そのものが育つ環境が調っていない可能性が高いですね。
まずは、養分があるか、塩基バランスがどうか、PHはいくつか、EC値は?が一目でわかる簡易土壌分析などを行って、
目で観ることができない、化学成分を調べてみることをお奨めします。
いわば、人間でいえば健康診断で、血圧、尿酸値など現在の健康状態を数値で確認する作業です。
簡易土壌分析は、1サンプル500~5,000円位で、ホームセンター(カインズホームなど)、農協さんなどいろいろなところで行っており、レーダーチャートで一目でわかるグラフで出してくれます。
※畑の深さ10cmのところの土を5か所とり、5つを混ぜたものが1サンプルにするのが一般的です。
3)②からも粘土でも割と育てやすい野菜を選んで栽培するのも手です。
粘土土でも肥えていれば、よく育つ順に書くと、レンコン、マコモ、クワイ、稲、サトイモ、ショウガ、ダイズ、エダマメ、タマネギ、ニンニク、ラッキョウ、アサツキ、ネギといった感じです。
私の場合、マコモ、サトイモ、ショウガ、黒豆などは、田んぼの畦(あぜ)など粘土で水はけが悪いことを利用して育てています。
来年からは、田んぼを半分に分け、半分稲、半分畑にし、その間で、サトイモ、ショウガなど育てようと思っております。
4)④ですが、その後順調に緑肥作物が育っていますか?
緑肥作物を栽培することで、土を肥やしたり、水はけを改善したりする方法はとても有効です。
しかし、適当に行ってもなかなか緑肥作物そのものが育たなく、その効果が半減してしまっているケースが多いものです。
水はけが悪いのであれば、水はけに強い緑肥作物を選び、
痩せているのであれば、痩せ地に向いてもの、もしくは堆肥などを入れて土壌改良してから、
適期に、種を充分必要量播いてから耕し、土を覆土する必要があります。
幸い、以前に書いたブログにその要点を紹介させていただいておりますので、ご参照ください。
ブログ「緑肥作物で元田んぼの粘土土質を改良」シリーズ
5)④の春からの対策ですが、
雪が降り地面が凍っている現在は特に畑でする野良仕事はありませんが、
現在使っている畑のすべてで簡易土壌診断をする、結果が1カ月位先になりますので、前もってサンプルを採ってすぐに提出する。
また、土壌分析の結果を受けて抜本的に土壌改良する菜園計画を立てて、1~3年は、主に土づくりを軸に栽培計画した方がいいかと思います。
最初の1、2年はしっかり土づくりした方がいいと思います。
水はけ・肥持ちを良くするために、堆肥や緑肥作物の投入、明渠の設置、高畝対策など、
まずは耕し有機農業ではじめ、団粒構造も発達し、腐植もできてきたら(畑になってきたら)、順次自然農に切り替えていく方が無難だと思います。
自然農の創立者川口由一さんも、戦前まで伝統農法=有機農業でやっていた田畑で、伝統的な農法で栽培しており、
その後数年農薬・化学肥料を使い中毒したの結果、自然農に3年かかって転化していった経緯があります。
まずは、野菜が育つ畑にし、地域風土を活かした栽培歴、栽培法を学びながら、移行していくことが無難ですよ。
日本中、元水田を畑として使いたい要望は多くなってくると思います。
稲を栽培するのが最適ですが、畑にしたい場合、恵まれている場合を除きある程度覚悟して取り組む必要があると思います。
粘土の強い土は、最初は「水はけが極端に悪く、日照りの日はカチカチに固まり、雨が続くと海苔のような苔が生えてきてしまう」大変な土かもしれませんが、
上手に畑化すると「水持ちが良く、肥料も流失しにくく、美味しい野菜が育つ土」になってくれます。
また何かご質問があれば、コメント欄からご質問ください。
もし、菜園コンサルが必要な場合は、別にご相談ください。
今年も実り多い年になりますように~
2013年度の自然菜園講座の一つ「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)
2012年12月の講座での集合写真
「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)
先着24名。耕さず、草と虫を敵としない川口由一さんのはじめた自然農に特化したシャロムヒュッテに1泊2日しながら、全10回の体験型ワークショップです。
耕さない田んぼに、畑で実際に、自然の理を学び、実践できます。
しかも、自分の小さな菜園区画が付いているので、3~12月の間自然農で野菜を育てることができます。
半農半Xの暮らし、自然農にご興味がある方にお奨めの講座です。
只今準備中ですが、
自然農法で自給自足の農園が学べる「Azumino自給農スクール2013」
穂高養生園で、日帰りも食事、宿泊もできる自然菜園入門講座も間もなく募集がはじまります。
お好みでお選びください。
【お迷いの方へ】
・耕さない自然農を学びたいなら→「あずみの自然農塾2013(第7期)」
・無農薬栽培の基本から応用を学び、我が家の自給率をアップしたいなら→「Azumino自給農スクール2013」
1月23日(水)は長野、9日(水)松本で、
無農薬ずくなし家庭菜園教室の菜園プランと土づくりをテーマに、「春準備号」がはじまります。
長野メルパルク教室
長野城山公民館教室
松本教室
【拙著のご紹介】
『これならできる!自然菜園』
『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』
好評発売中~
今回の場合、土壌微生物バランスが完全に狂っている(慣行栽培と耕運で微生物が少ない)ので、微生物を増やす土作りから始めてみてはどうでしょうか?
土壌に腐植やカルボキシル基を増やせば、微生物が安定しますし。
ちなみに、腐植やカルボキシル基関係のpH調整は、検査方法によっては出ない可能性が考えられます。
腐植は、リグニンやタンパク質
カルボキシル基は、有機酸
を使えばいいと思います。
理由は、ECはイオン化している肥料分を測っているので、微生物に蓄えられている肥料分が計れるていない場合があるからです(特に簡易計)
そうですね。勉強になります。
あくまで、目安として簡易土壌分析を役立ててみてください。
微生物が増え、安定してきたら腐植も増え、団粒構造も発達し、水はけ、水持ち、肥持ちも良くなります。
いかに、微生物増やし、それを栽培と結びつけて土を育てていくのかが重要です。
土壌分析をお願いできる機関があること知りませんでした。
御教授ありがとうございます。
今年から再来年までは、粘土に向いた作物を植えつつ、
微生物を増やす土作りをテーマに野良仕事に勤しみます。
「これなら出来る自然菜園」のサポートされる、嬉しい記事です。
今年は緑肥:野菜が1:1になるくらい、緑肥を増やして、まずは土を育てたいと思います。
本で紹介されている、2月の、緑肥混播の準備が出来ました。土がどう変わるか楽しみです。
引き続き、竹内さんの経過レポートも楽しみにしています。
そうですね。
一番大切なのは、生命を育む場を調えてあげる手助けをし、その後野菜を中心に勝手に自然循環ができていくのを支える手助けをすることです。
森を観ながら、樹も観る姿勢と実践での失敗からの学びが一番ですので、私の言ったことは細かい話なのであまり気にしないでくださいね。
たつきさんへ
そうですか。是非やってみて、何かあればコメントください。
緑肥作物は、政治でいえば官僚のような存在です。どんなに優秀でも、政治家(園芸家)の手腕が問われます。
上手に緑肥作物を活かした栽培に心をくだいてくださいね。
万策尽き果てて、竹内さんにもとを訪ねました。
粘土質の休耕田でエダマメを栽培しても、ほぼ全滅します。
まず、ナメクジが子葉を食べます。
海藻等を使ったり、育苗後の定植によりナメクジ被害を逃れても、その後、虫だったり、原因不明で枯れていきます。
同時期に播種し、家の裏に定植したエダマメはすくすく育っています。
長い間、この休耕田を無農薬栽培している方は、「畑によって出来るもの、出来ないものがある。」とおっしゃっています。
竹内さんならどうされますか。
自然栽培への過渡期ということで、もう少し我慢でしょうか。
そうですか。ナメクジですか。
確かに畑によって、できやすいもの不可能に近いものはありますので、難しい質問ですね。
ブログも拝見し、いろいろ実験していて勉強になりました。
もし私であれば、ナメクジが発生しにくい環境にした上で、ナメクジ対策をして、何回か試した後、駄目ならそこで育つ他の野菜を育てると思います。
例えば、
1)高畝にして、風通しを良くし、日が良く当たるようにする。
2)前作に、エンバク、クロタラリア、セスバニア、ソルゴーなど夏の緑肥作物の種を混播し、土に穴を空けて排水性を高める。そして、秋にエンバク、ライムギを混播しエダマメが育ちやすい土を育土する。
3)早生のエダマメを大苗に育てる。(ポット9cmで本葉3~4枚まで育ててから定植。
4)定植したら、1m離して飲み残しのビール缶を雨がはいらないように設置し、ナメクジトラップを仕掛ける。
5)草マルチの代わりに、土寄せする。
そんな感じにしてみながら、幾層にも対策を重ねて様子を見てみると思います。
後はやってみて、自然観察しながら工夫します。
エダマメは移植を嫌い、初生葉展開期が移植適期と考えていたので大苗は全く考えていませんでしたが、この手がありました。
これから、錦秋など、感光性のエダマメを播種する予定なので、それまでに高畝にして、トラップをしかけたりして大切に育ててみたいと思います。
(お返事のコメントは、いただかなくても構いません)
だいたいが思い込みの栽培方法です。
なぜそれが定番になったか、理由の経緯が想像できるようになると、オリジナルの定番ができるようになっていく傾向があります。
自然を学ぶことは楽しいものです。