本日、のち、の予報。
昨日は、Azumino自給農スクールの自然菜園実践コースでした。
安曇野では毎朝のように霜が降りるようになり、冬が確実に近づいてきています。
来年の4月まで菜園は冬休みに入ります。11~3月の5か月の冬の間どのように過ごすのかが、来春の野菜の出来を左右します。
通常の菜園では、野菜を片づけ、根ごと抜いて持ち出し、石灰や肥料をトラクターなどですき込んで、きれいにしてしまいます。
きれいにしてしまうと、土の中の生き物には住みにくい環境になってしまい、越冬も難しく来春には土の生き物のバランスを壊れてしまいます。
その結果、野菜を食べるいわゆる害虫が飛来しても、それを食べてくれる益虫は越冬できず菜園内で減っているので、被害が増えやすくなります。
一方、野菜を抜かずそのまま土に残し、刈り取った地上部(葉や茎)は、菜園にマルチし、耕さない自然菜園では、
カエルやテントウムシ、ゴミムシなど益虫と呼ばれる虫たちは攪乱されないため越冬しやすく、来春すぐに食べ物(害虫と呼ばれる虫)を食べて活動してくれます。
この冬の間に、どのようにしたら生き物が住みやすく、来春野菜が素直に自然に育ってくれる環境を調えてあげられるかが冬支度の肝になってきます。
どんどん良くなる自然菜園のポイントは、最低限のお世話をしながら野菜を素直に自然に育てながら、その場その場を盛りたてていき、
次の野菜が自然に育つように場を調えていくことです。
ミニハクサイなどもそのままでは凍みて傷んでしまうので、紐で外葉を包んでおいたり、
青首ダイコンは、地上部が凍みやすいので、一度収穫し、土に埋めておいたり、
すぐに食べない野菜たちは、ちょっと工夫して保存しておきます。
また、タマネギなどはモミとワラを使い、冬囲いをしてあげると喜びます。
前回、みんなで造りはじめた自然堆肥(その後1回切り替え済み)を
空気と水を補うために、みんなで切り返しをしました。
堆肥を上手に発酵させるコツは、様子をみながら切り返しをし、失った水を補い、富士山型に積見直し、手入れをしてお世話することです。
お世話することで、1~2カ月の間60~70℃の安定的な発酵状態が続き、草の種子や病気も抑え、良質な完熟堆肥になってくれます。
冬の野良仕事の一つに、クン炭焼きも行いました。
風の強い春先は、クン炭が焼けないので、冬の間に作っておくと重宝します。
クン炭も3種類焼き分けることで、用途に幅が持てます。
焼けたクン炭は、しっかり消火します。
農家さんで火事になりやすい原因の筆頭がクン炭だからです。
水をたっぷりかけ、混ぜてしっかり消火することで、完全に火も消え、アクも流れ一石二鳥です。
私の場合、雨の前日に焼き、焼き終えてから雨にさらし、完全に火が消えたことを確認してから3日後に仕舞うようにしています。
Azumino自給農スクールでは、持続可能な自給自促の暮らしに役立つ農を体験しながら一緒に学んでいきます。
残すところ、あと1回で今シーズンのワークショップも終わりになります。
次回は、安曇野地球宿さんで1泊2日の収穫祭を行い一年の締めに餅つきなども行います。
昨日は、Azumino自給農スクールの自然菜園実践コースでした。
安曇野では毎朝のように霜が降りるようになり、冬が確実に近づいてきています。
来年の4月まで菜園は冬休みに入ります。11~3月の5か月の冬の間どのように過ごすのかが、来春の野菜の出来を左右します。
通常の菜園では、野菜を片づけ、根ごと抜いて持ち出し、石灰や肥料をトラクターなどですき込んで、きれいにしてしまいます。
きれいにしてしまうと、土の中の生き物には住みにくい環境になってしまい、越冬も難しく来春には土の生き物のバランスを壊れてしまいます。
その結果、野菜を食べるいわゆる害虫が飛来しても、それを食べてくれる益虫は越冬できず菜園内で減っているので、被害が増えやすくなります。
一方、野菜を抜かずそのまま土に残し、刈り取った地上部(葉や茎)は、菜園にマルチし、耕さない自然菜園では、
カエルやテントウムシ、ゴミムシなど益虫と呼ばれる虫たちは攪乱されないため越冬しやすく、来春すぐに食べ物(害虫と呼ばれる虫)を食べて活動してくれます。
この冬の間に、どのようにしたら生き物が住みやすく、来春野菜が素直に自然に育ってくれる環境を調えてあげられるかが冬支度の肝になってきます。
どんどん良くなる自然菜園のポイントは、最低限のお世話をしながら野菜を素直に自然に育てながら、その場その場を盛りたてていき、
次の野菜が自然に育つように場を調えていくことです。
ミニハクサイなどもそのままでは凍みて傷んでしまうので、紐で外葉を包んでおいたり、
青首ダイコンは、地上部が凍みやすいので、一度収穫し、土に埋めておいたり、
すぐに食べない野菜たちは、ちょっと工夫して保存しておきます。
また、タマネギなどはモミとワラを使い、冬囲いをしてあげると喜びます。
前回、みんなで造りはじめた自然堆肥(その後1回切り替え済み)を
空気と水を補うために、みんなで切り返しをしました。
堆肥を上手に発酵させるコツは、様子をみながら切り返しをし、失った水を補い、富士山型に積見直し、手入れをしてお世話することです。
お世話することで、1~2カ月の間60~70℃の安定的な発酵状態が続き、草の種子や病気も抑え、良質な完熟堆肥になってくれます。
冬の野良仕事の一つに、クン炭焼きも行いました。
風の強い春先は、クン炭が焼けないので、冬の間に作っておくと重宝します。
クン炭も3種類焼き分けることで、用途に幅が持てます。
焼けたクン炭は、しっかり消火します。
農家さんで火事になりやすい原因の筆頭がクン炭だからです。
水をたっぷりかけ、混ぜてしっかり消火することで、完全に火も消え、アクも流れ一石二鳥です。
私の場合、雨の前日に焼き、焼き終えてから雨にさらし、完全に火が消えたことを確認してから3日後に仕舞うようにしています。
Azumino自給農スクールでは、持続可能な自給自促の暮らしに役立つ農を体験しながら一緒に学んでいきます。
残すところ、あと1回で今シーズンのワークショップも終わりになります。
次回は、安曇野地球宿さんで1泊2日の収穫祭を行い一年の締めに餅つきなども行います。
いつも御著書やこちらのブログでも色々参考にさせて頂き、勉強させて頂いています。
本日、私の稚拙なブログにこちらの記事の一部を引用させて頂きました。
なんとなく、やっている事の意味が大変良く理解出来ました。ありがとうございます。
ご紹介いただきありがとうございます。
不耕起(自然耕)の場合、草や野菜の根の構造などが水はけを良くしてくれ、それそのものが暗渠のように働いてくれますよ。
冬支度には積極的なものもあり、野菜を脅かす増え過ぎる傾向の多年草の草の根を切ることや、米ぬかなど来年の菜園の生き物を増やすために補う方法などございます。
いずれも生き物に支えられて野菜が育つ環境を調えたいからです。
耕さないのもその一つで、深く耕すと、土の中や上の生き物が混乱し、住みずらくなるからです。
耕す場合や、畝を修繕する時は、氷点下の寒い時期はなるべくさけ、温かい内に行います。