本日、。
今日は最高気温28℃と夏日が続いております。
週末は、シャロムヒュッテであずみの自然農塾5月が開催され、
先月雪で出来なかった春野菜の種降ろしと、間引きを行いました。
草の中にどのように野菜の種を降ろしていくのか、
まずは、稲刈りに使われるのこぎり鎌を使い、地表の草を播く幅の1.5倍丁寧に刈ってきます。
そして、表面の草の種が発芽の準備できている数ミリの土は両脇にどかすのもポイントになります。
根を残して刈った地表面は綺麗に土がむき出しになりましたが、
土の中にびっしりた草の根は、そのまま野菜の種を播くには手ごわいので、のこぎり鎌の葉先を土に入れて、
もしくは、
草の先端をつかい、耕さずに根だけ切っていきます。
根切りの後は、でこぼこの土を平らにならし、
鍬の背か、
足で平らに踏み固めます。
ある程度固めておくことで、平らな面に種を均一に降ろすことができるからです。
自然農では、種蒔きのことを、「種降ろし」と言います。
野菜の種が自然に降ってきたように、播くためです。
今時の野菜の種は、どれも農薬コーティングされているのが現状です。
今回のニンジンも種子例外ではなく、特にニンジンは農薬処理していないものを探す方が難しいものです。
ニンジンは、5mm間隔に種子が降ろされるように播きます。
今回は、とても暑く乾燥が続いていたので、ニンジンの種にカブの種子をちょっと混ぜて播きました。
土をかける際も、土にすぐに出そうな草の種が混ざらないように、
通路の深いところの土をもみてしながら被せていきます。
土を持ってこない場合は、のこぎり鎌の背で、軽く叩いて土をかけてあげます。
土をかけた後、土をしっかり鎮圧し、水をかけないのも大切なことです。
はじめに刈った草と、周囲の草を刈って播いたところに厚く草マルチしておくことで、発芽を促します。
発芽したら、草をどかしましょう。
違う場所ですが、10日もすればこんな感じに出てくればOK。
1週間経っても発芽しない場合は、ニンジンは蒔き直しが必要です。
カブの間引きです。
カブの葉同士がぶつかりはじめたら、間引きのタイミングです。
間引きは、基本的にハサミを使い、根を残して収穫します。
収穫した間引き菜は、サラダやお味噌汁の実にすると美味しいものです。
自然農という名前の響きから、放っておいて自然に野菜が収穫できるわけでなく、
草の中に、食べ物の生命の種を降ろす野良仕事は、とても丁寧で、美しいものです。
初めて種降ろしを見た方は、その丁寧さにとてもびっくりします。
そして、とても難しいと思ってしまいがちです。
最初に自転車に乗る練習をしたことを思い出してください。
最初は、こける想いをしてまでも自転車に乗るよりも、歩いた方がいいのでは?と思うくらい自転車に乗るのは大変なことです。
ところが、一度習得してしまうと、とても簡単に乗りこなすことができるように、
自然農の種降ろしも、とても簡単にできてしまうから不思議です。
わざわざ耕して、畝を立てて、そして種を播いて、水をかけ、肥料をあげ、農薬で防除するよりも、簡単です。
野菜が自然に草のように育てるコツは、種蒔きや苗の植え付け方にポイントがあります。
ただ蒔いたり、植えたのでは、草に負けてしまうからです。
草のように、たくましく、無為自然に育つ野菜のために、種降ろしは丁寧に行います。
◆5月の長野市の出張「これなら出来る!無農薬 自然菜園入門」GWの関係で5/29(水)、
6/5(水)は通常通りです。
無農薬栽培の基礎から、より簡単に、自然に、おいしい野菜を育てるコツが学べます。
講座後半の質疑応答で日頃の菜園での質問や悩みが解消できます。
5月 夏野菜の植え付け(支柱&誘引、コンパニオンプランツ)
6月 マメ科で応援、ボカシ造り、春の自家採種
基本第1(水) メルパルク教室 13:30~15:30
城山公民館教室 18:30~21:20
今日は最高気温28℃と夏日が続いております。
週末は、シャロムヒュッテであずみの自然農塾5月が開催され、
先月雪で出来なかった春野菜の種降ろしと、間引きを行いました。
草の中にどのように野菜の種を降ろしていくのか、
まずは、稲刈りに使われるのこぎり鎌を使い、地表の草を播く幅の1.5倍丁寧に刈ってきます。
そして、表面の草の種が発芽の準備できている数ミリの土は両脇にどかすのもポイントになります。
根を残して刈った地表面は綺麗に土がむき出しになりましたが、
土の中にびっしりた草の根は、そのまま野菜の種を播くには手ごわいので、のこぎり鎌の葉先を土に入れて、
もしくは、
草の先端をつかい、耕さずに根だけ切っていきます。
根切りの後は、でこぼこの土を平らにならし、
鍬の背か、
足で平らに踏み固めます。
ある程度固めておくことで、平らな面に種を均一に降ろすことができるからです。
自然農では、種蒔きのことを、「種降ろし」と言います。
野菜の種が自然に降ってきたように、播くためです。
今時の野菜の種は、どれも農薬コーティングされているのが現状です。
今回のニンジンも種子例外ではなく、特にニンジンは農薬処理していないものを探す方が難しいものです。
ニンジンは、5mm間隔に種子が降ろされるように播きます。
今回は、とても暑く乾燥が続いていたので、ニンジンの種にカブの種子をちょっと混ぜて播きました。
土をかける際も、土にすぐに出そうな草の種が混ざらないように、
通路の深いところの土をもみてしながら被せていきます。
土を持ってこない場合は、のこぎり鎌の背で、軽く叩いて土をかけてあげます。
土をかけた後、土をしっかり鎮圧し、水をかけないのも大切なことです。
はじめに刈った草と、周囲の草を刈って播いたところに厚く草マルチしておくことで、発芽を促します。
発芽したら、草をどかしましょう。
違う場所ですが、10日もすればこんな感じに出てくればOK。
1週間経っても発芽しない場合は、ニンジンは蒔き直しが必要です。
カブの間引きです。
カブの葉同士がぶつかりはじめたら、間引きのタイミングです。
間引きは、基本的にハサミを使い、根を残して収穫します。
収穫した間引き菜は、サラダやお味噌汁の実にすると美味しいものです。
自然農という名前の響きから、放っておいて自然に野菜が収穫できるわけでなく、
草の中に、食べ物の生命の種を降ろす野良仕事は、とても丁寧で、美しいものです。
初めて種降ろしを見た方は、その丁寧さにとてもびっくりします。
そして、とても難しいと思ってしまいがちです。
最初に自転車に乗る練習をしたことを思い出してください。
最初は、こける想いをしてまでも自転車に乗るよりも、歩いた方がいいのでは?と思うくらい自転車に乗るのは大変なことです。
ところが、一度習得してしまうと、とても簡単に乗りこなすことができるように、
自然農の種降ろしも、とても簡単にできてしまうから不思議です。
わざわざ耕して、畝を立てて、そして種を播いて、水をかけ、肥料をあげ、農薬で防除するよりも、簡単です。
野菜が自然に草のように育てるコツは、種蒔きや苗の植え付け方にポイントがあります。
ただ蒔いたり、植えたのでは、草に負けてしまうからです。
草のように、たくましく、無為自然に育つ野菜のために、種降ろしは丁寧に行います。
◆5月の長野市の出張「これなら出来る!無農薬 自然菜園入門」GWの関係で5/29(水)、
6/5(水)は通常通りです。
無農薬栽培の基礎から、より簡単に、自然に、おいしい野菜を育てるコツが学べます。
講座後半の質疑応答で日頃の菜園での質問や悩みが解消できます。
5月 夏野菜の植え付け(支柱&誘引、コンパニオンプランツ)
6月 マメ科で応援、ボカシ造り、春の自家採種
基本第1(水) メルパルク教室 13:30~15:30
城山公民館教室 18:30~21:20
ナメクジさんも大変ですね。空梅雨で、昨日の講座では、自然菜園の根性のつく水やりの方法をレクチャーしたくらいです。
メヒシバのことでしょうか?夏に生えた草を野菜の株下にしっかり草マルチすると、秋(春)から草の種類、生え方が変わってきますよ。
いいのか悪いのか晴天が続いているのでナメクジの被害は出ていません。
冬の間、除草シートを掛けていたので、夏野菜の植え付けをした時は全く草が生えていなかったのですが、先日観察してみるとスズメノカタビラ、カラスノエンドウ、ヒメオドリコソウ、ハコベがところどころ生ええてきました。ただ、草の5割ヒメシバなのですが・・・
3年計画で頑張ってみようと思います。ありがとうございました。
そうですか。
野菜の栽培は、料理に似ていて、タイムグと量、そして季節感がとても大切です。
その時々に、適した野菜への配慮と気配りがお世話の要点です。
さて、ご質問の草マルチですが、通常は里山の樹の下の腐葉土のように、野菜の下に草を敷くことで、畑の腐葉土が草マルチによって積み重なり、年々豊かになっていきます。
森の腐葉土は、キノコなどの菌糸や土の生き物の食物連鎖でできるように、畑では、土着微生物やミミズをはじめとした土の生き物が草マルチを食べながら造ってくれます。
ナメクジさんもいていいのですが、本来は、ミミズなどが主で、放線菌などの分解者がいるのが妥当です。
オルトランなど殺虫剤を使っていたとのことですので、もしかしたら、いわゆる害虫だけでなく、益虫やただの虫など土を作ってくれる生態系が崩れてしまっているため、ナメクジ主体なのかもしれません。
また、ナメクジさんは風通しが悪いと集まってくるので、日当たりが悪く、野菜の株間が狭いのかもしれません。
自然菜園では、株間は通常の化学肥料栽培にくらべ間隔を広めに取り、根を生やします。
※化学肥料栽培の場合、肥料を効かせ株間を狭くし、農薬で病虫害を防除することができます。
化学肥料、農薬栽培からの移行の際は、生き物が単純化しているので草マルチをする際に、以下の2点も気をつけてみてください。
1)草マルチに米ぬか主体の発酵ボカシなどを併用し、(つまり草マルチとボカシを重ねるように敷いてください。)土着菌などが復活するきっかけを造ってみてはいかがでしょうか?
2)最初の数年は、畑の生き物のバランスが崩れた状態で多少の病虫害のアンバランスによる、不都合な点が出ることを覚悟して、2~3年後には、自然菜園できるように、草マルチを重ねてみてはいかがでしょうか?
ナメクジさんがいる場合は、株間を空け、風通しをよくし、ビールの飲み残しの缶などを置いておくと、溺れて死んでしまうので、野菜に集中しないように工夫します。
石の上に3年ではありませんが、野菜のカブ元に草マルチ続けることでどんどん変わってきます。本を参考にいろいろ工夫してみてください。
さて、草マルチについて質問させていただきたいのですが、草マルチの草は腐ってもいいのでしょうか?慣行栽培をやって冬は除草用のシートが被せてあったので、全く草は生えていないので、田んぼの畔から草を取って来て草マルチしています。草マルチの草を除けると、その草が所々腐っていて、じめじめしているためナメクジがいます。こんな状態でもいいのでしょうか?特に今年は早く梅雨に入ってしまったので、雨が降ると草マルチが悪さをしないか心配しています。
お時間あれば、教えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
大丈夫ですよ。
植えていて根が残っているところをはずして、相性のよいものを次々作付していくとリレー栽培になります。
スナップや春キャベツなど、根を残して刈取り、生えてい
たものをマルチに使って、すぐに別の作物や、種をまいても大
丈夫なのでしょうか。
いい質問ですね。
草マルチの基本は、その場に生えてきた草が、枯れて自然に朽ちていくように、野菜の根元に刈った草を敷くことです。
つまり、森でいえば落ち葉が樹の下に積み重なっていくようなものです。
前作の野菜はそのまま刈って敷きます。細かくカットする必要はありません。落ち葉を細かくしてから敷かないように。自然に分解します。
ただ、エンドウ類やトマトなど繁茂しすぎている場合は、ざっくりカットし、なるべく自然に敷きたいと心がけています。
草マルチに使用できない野菜の残渣は、ひどい病虫害がでてしまったものは避けております。
前作が枯れて、その下から夏野菜が自然に育ってきたように草マルチできれば最高です。
自然と言うのは不思議で凄いものですね。
マルチにする草は何でもよいのでしょうか?
今年は豆がたくさん取れ、からのさやが沢山あり豆の足元にまいていますがトマトのマルチにしても大丈夫ですか?
グリンピースやスナップも枯れ始めました。残渣は畝間?にひこうと思いますがこれもある程度カットすれば夏野菜のマルチに使用で来ますか?
どういたしまして。
9月のトマトはとても美味しいので、カブ元にたっぷり草マルチを重ね長生きする樹を育ててみてください。
草にもいろいろな種類があるので、
ハコベなど地を這う冬の草がこんもり生えるように成れば最高ですね。
ミニトマトは、品種にもよりますが2~4本仕立てまでできます。
様子を見ながらそれくらい枝を出しても、根も増えて光合成する葉も増えて元気になります。
もちろん2番花でも大丈夫です。
樹が暴れないように、第一段目の実は赤く完熟するまで生らしておくと、無難です。
そりゃ大変ですね。
それだけ大自然が身近にあるという恵まれた環境なんですね。
自然農では、シシよけにトタンや金網で畑を囲み、
糸で鳥対策してやっている方がたが、
なぜか自然農の野菜は、隣りの無農薬や慣行農業よりも早く食べられてしまうとよく言っています。
それだけ、美味しいのだろうと思います。
あとは、木酢液などを上手く活用したり、食べる分と種分だけは確保したいものです。
私も猿やシカが出る畑があり、被害に合わない野菜に代えたり、糸を張ったりして今のところ大丈夫ですが、今後も工夫していこうと思っております。
画像付きの種下しの説明はとても勉強になりました。
今までニンジンの種まきをして成功したことがないので是非週末に挑戦してみます。
近頃 鹿・ハクビシン・イノシシがでます。
麦は踏み倒されじゃがいもは発芽が少なく足跡がいっぱいです。
去年のサツマイモの収穫が非常に悪かったのもそのせいの様です。カラス対策にこれから防鳥ネットをかぶせますが他の野菜にもネットを掛けた方が良いのでしょうか。悩み中です。
ニンジンだけで発芽が難しいときに、カブと一緒に播くとちゃんと出てくれるから不思議です。
カブは葉カブでどんどん間引いて先に食べてしまいます。
出雲で講習会、いいですね。
是非企画してください、神有月に行ってみたいです。
かぶとにんじんの種をミックスして播くのですか?
カブの葉で、陰をつくるということなのでしょうか。
島根 すごい田舎ですが、いいところです。出雲大社に
是非お越しください。そのついでに、講習会を開いていた
だけたら最高です(^^)
そうですね。
へたに水をかけるよりも乾燥しないように保湿してあげることがポイントです。
水をあげないことで、かえって根が深く張るからです。
何事も三つ子の魂百までも、ではないですが最初が肝心です。
かなりの手間とコツがあるのですね・・・
水をかけなかったり
代わりに草をかけたり
うろ覚えで持っていたイメージと
違いすぎて新鮮です^^