本日、。
安定しない天気ですね。
安曇野は今度の土曜日の最低気温予報が4℃。まだ霜が降りるかもしれませんのでご注意ください。
現在、元田んぼを畑として使用するため、
土壌改良を緑肥作物で実験中です。
ゴロゴロしたいわゆる田んぼの粘土土です。このままでは、野菜を育てるのは困難な土です。
元々田んぼだったところを畑に転換して使用している例は、減反政策で蕎麦・麦・大豆に転換しよく知られています。
田んぼだったところでは、粘土質の土壌ゆえに、
畑にした場合に、雨の後水はけが悪く、根ぐされしやすかったり、根が酸素不足になりがちです。
また、粘土が強いので、作業効率も悪く、本来なら田んぼとして利用したいところです。
しかし、上手に畑に転換されれば、粘土特有の保肥力の高さ、保水性高さゆえに、養分が切れにくい優秀な畑になります。
そこで今回、師匠に教わった緑肥作物による畑化を実際に試みてみました。
今回使用した緑肥作物は、
◆セズバニア(マメ科):耐湿性にすぐれ水田の転作に最適な強勢のマメ科の1年草 空中チッソを固定し地力を高め、根が1m以上伸びるので土壌物理特性を向上させる。
◆クロタラリア(マメ科):春~夏まきの緑肥・景観用作物です。草丈は1.5~2m。美しい黄色の花をつけます。排水不良地には向きませんが、酸性地・やせ地でもよく生育します。各種のネコブセンチュウの密度を抑制します。
◆エンバク(イネ科):「前進」青刈り作物として広く栽培される。*耐湿性が強いので水田裏作用に、またサイレージ用に利用できる
の3つです。
農薬コーティングしてあるのが玉に傷ですが、
2種類の夏用のマメ科の緑肥によって、窒素固定をしてもらいながら、1m以上伸びる根によって田んぼに穴をあけて排水性を高めます。
また、湿地用のエンバクを混ぜることで、土の団粒化を促進し、水はけも水持ちもよい土に育てたいものです。
いずれも背が高く大量の有機物を生産しれくれるので、
畑で有機物を自給し、それを畑に還すことで、腐食化、団粒構造を更に高めてくれると思います。
これらの緑肥作物を良く混ぜ、
セズバニアに着いてくる「まめぞう」を添加します。
セスバニアの根に寄生する根粒菌は、特殊なものなので、
わざわざ添加し、窒素固定菌の働きを良くします。
水でぬらした種子に「まめぞう」を添加したものです。
その後、田んぼの畑化予定地にばら蒔き、管理機で耕しながら覆土しました。
5月の頭に蒔いたので、次回この田んぼに行ったら、発芽していることと思います。
夏は、この3つの緑肥作物を混播し、緑肥によって改良してもらい、
冬は、ライムギなど冬の緑肥作物を混播し、更に改良する予定です。
1年間は、野菜などを栽培せず、徹底的に緑肥作物のみによる土壌改良です。
土壌分析を前もってやっているので、1年後土質や土壌分析がどのように変わるか楽しみです。
繰り返し使える無農薬・エコ菜園プランター講座(夏)
エコ菜園プランターは、自宅の生ごみをミミズコンポストによって完熟堆肥にさせ、くり返し育てることができる循環栽培です。無農薬栽培がご家庭で簡単にできます。
■エコ菜園プランターの作り方(①ニガウリ・インゲン、②トマト・バジル・エダマメ)
■コンパニオンプランツで混植
■家庭の生ゴミをコンポストミミズで循環させる方法
Azumino自給農スクール
育苗コース、田畑コース、畑コース、田んぼコースを選べます。
「無農薬・ずくなし家庭菜園講座」
カルチャーセンターをはじめ3つの講座。
メルパルクカルチャー、城山教室(長野市)は、5月7日(月)、
NHKカルチャーは、5月9日(水)です。
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現在、元田んぼを畑として使用するため、
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ゴロゴロしたいわゆる田んぼの粘土土です。このままでは、野菜を育てるのは困難な土です。
元々田んぼだったところを畑に転換して使用している例は、減反政策で蕎麦・麦・大豆に転換しよく知られています。
田んぼだったところでは、粘土質の土壌ゆえに、
畑にした場合に、雨の後水はけが悪く、根ぐされしやすかったり、根が酸素不足になりがちです。
また、粘土が強いので、作業効率も悪く、本来なら田んぼとして利用したいところです。
しかし、上手に畑に転換されれば、粘土特有の保肥力の高さ、保水性高さゆえに、養分が切れにくい優秀な畑になります。
そこで今回、師匠に教わった緑肥作物による畑化を実際に試みてみました。
今回使用した緑肥作物は、
◆セズバニア(マメ科):耐湿性にすぐれ水田の転作に最適な強勢のマメ科の1年草 空中チッソを固定し地力を高め、根が1m以上伸びるので土壌物理特性を向上させる。
◆クロタラリア(マメ科):春~夏まきの緑肥・景観用作物です。草丈は1.5~2m。美しい黄色の花をつけます。排水不良地には向きませんが、酸性地・やせ地でもよく生育します。各種のネコブセンチュウの密度を抑制します。
◆エンバク(イネ科):「前進」青刈り作物として広く栽培される。*耐湿性が強いので水田裏作用に、またサイレージ用に利用できる
の3つです。
農薬コーティングしてあるのが玉に傷ですが、
2種類の夏用のマメ科の緑肥によって、窒素固定をしてもらいながら、1m以上伸びる根によって田んぼに穴をあけて排水性を高めます。
また、湿地用のエンバクを混ぜることで、土の団粒化を促進し、水はけも水持ちもよい土に育てたいものです。
いずれも背が高く大量の有機物を生産しれくれるので、
畑で有機物を自給し、それを畑に還すことで、腐食化、団粒構造を更に高めてくれると思います。
これらの緑肥作物を良く混ぜ、
セズバニアに着いてくる「まめぞう」を添加します。
セスバニアの根に寄生する根粒菌は、特殊なものなので、
わざわざ添加し、窒素固定菌の働きを良くします。
水でぬらした種子に「まめぞう」を添加したものです。
その後、田んぼの畑化予定地にばら蒔き、管理機で耕しながら覆土しました。
5月の頭に蒔いたので、次回この田んぼに行ったら、発芽していることと思います。
夏は、この3つの緑肥作物を混播し、緑肥によって改良してもらい、
冬は、ライムギなど冬の緑肥作物を混播し、更に改良する予定です。
1年間は、野菜などを栽培せず、徹底的に緑肥作物のみによる土壌改良です。
土壌分析を前もってやっているので、1年後土質や土壌分析がどのように変わるか楽しみです。
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■コンパニオンプランツで混植
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そうですね。種子法廃止や遺伝子組み換え作物と今後は、勉強しながら自家採種しないと被害を拡大させる恐れがあるので、注意が必要です。
このページも長くなったので、次回からは違う日の投稿のコメント欄からご質問ください。
のらぼう菜は 三重の山奥で不耕起栽培により種を受け継いだものなので大丈夫かなと思っています。
成長が未熟でもその土地に合った種を受け継ぐことができるんですね! 勉強になりました。
大根は種ができるまで見守っていきたいと思います。
そうですね、あまり知識なく感覚で畑仕事をしているところがあるので、もっと勉強してみます。
ありがとうございました!
そうですか。詳しくはわからないのですが、私なら三重の自家採種禁止地区からのアブラナ科は、自家採種自粛します。
ダイコンとカブは、交雑しません。
自家採種することで育つようになることもあるので、もう少し自家採種について勉強してみてください。拙著以外にもいろいろ記述があり、いろいろわかってきていいですよ。
この場合、だいこんは取り除いた方がいいですか?
地表のみ刈った方が根が肥やしになるのであればそうしたいと思います。
お久しぶりです。
そうですね。そのままにして一生を終えた方が、野菜にとっても、畑の動植物にとっても豊かになるので、いいのですが、
1)のらぼう菜は他のアブラナ科と交雑しない。
2)三重県など遺伝子組み換えアブラナ科雑草により遺伝子組み換え作物が周囲にある場合は、交雑し拡散しないように、花が咲く前に刈り敷く。
3)自家採種する場合であれば、交雑しない組み合わせ(ダイコンとカブは交雑しないなど)を考慮した上で、ネット、隔離などし、交雑しないように自家採種に努める。
必要があると思います。
今回は収穫しなかった野菜について聞きたいことがありメールをしました。
カブ、大根、のらぼう菜の花が咲き出し、種が取れればと思い、そのままにしていたのですが、アブラナ科は交雑しやすいと聞いたので種取はほぼ諦めています。 ただ、そのまま畑に放置していた方が少しでも微生物の餌になるのであればと思い何も手を加えずの状態ですが、地表で刈り取り根を残した方がいいのではとも思っています。
アドバイスがあれば宜しくお願いします!
いつも唐突ですみません。。
そうでしたか、隙間なく、嫌気状態にするのが成功の条件です。
是非やってみてください。
前回も3cmほど米ぬかで覆ってたんですが、隙間があったのでフタに水滴ができ、カビた様子です。
今度はギリギリまで米ぬかを詰めてみます。
ありがとうございました!
そうでしたか。
通常の作り方ですと、どうしても隙間ができてしまい、特に白いカビ以外が増えて失敗しやすいものです。
ラップよりも、前回のコメントでご紹介しましたが、底と、上の蓋までのところに、3cmほど米ぬかで蓋をするとそのような失敗がほとんどなくなり、完成後、全体に混ぜて、しっかり脱気しておくか、乾燥させると保存しやすくなりますよ。
(プラスティックの漬物入れを容器にしたので、詰めることができなかったんです。)
カビは、綿のような白い物がほとんどですが、部分的に深緑の物もありましたので明日さっそくその部分を排除しようと思います。
その後の対策ですが、ボカシの上にラップなどで空気が入らないようにしたらどうでしょうか?
隙間を作らないようにしないといけないんですね。
勉強になりました。
そうですか。
水分が多かったか、蓋までに空間が空いていたのでしょうか?日中日が当たり暖かい場に置いたかのでしょうか?
生えてきたカビが白ければいいのですが、他の色でしたら、排除する必要があります。あとはどこまでそのカビが進んでいるかですね。
『これならできる!自然菜園』(農文協)P73にかいてあるように、水分量を50~60%に調整し、上下に米ぬかで蓋をするとそのようなカビは生えずに嫌気発酵できますよ。
あの後さっそくボカシを作りました。
どうなってるか開けるとフタに水滴がたくさんついてて表面にカビが生えていました。
このまま放置しててもいいでしょうか?
宜しくお願いします。
どういたしまして
ライ麦の生育を見てもらいたいのでまたその頃にメールで近況を知らせます。
相談に応じてくださりありがとうございました:)
いいですね。EMボカシは、平均温度20℃で、30日間。10℃で60日間で完成します。【積算温度600度】
クン炭、いいですね。酸性の病気を抑えますし、何より善玉微生物の住処になり、野菜の根は喜びますよ。
楽しみになってよかったです。
ちょうどEMが少し残っていたのでこれを使ってボカシを作ってみようと思います。すぐにでも使いたいところですが、3ヶ月くらいはかかりますよねー。がんばります。
手作りのくん炭がありますが、病気などの予防に役立つでしょうか?(家庭菜園程度ですので、あまりコストをかけたくなくて。)
九条ネギですね! さっそくネットで注文しました。
これからの野良仕事、楽しみでしょうがありません。笑
そうですね。
1)ボカシであれば、EMやえひめIなど、乳酸力の強いものがお奨めです。
2)ネギは、土寄せしながら育てるタイプがお奨めなので、
関東であれば、根深ネギで分けつ(1本が数本に増えるものがいいですね)
関西であれば、九条ネギ(葉ネギ)がお奨めです。
通常九条ネギは土寄せしませんが、土寄せすることで、太くなりますし、2~3本ずつ植えると10本位まで分けつしてくれ、葉のみ切って収穫できるので簡単です。
3)ボカシを撒いては土寄せを繰り返すことで、土と善玉菌が良く混ざり、土の中まで改善できるので、土寄せがいいですね。
さっそく米ぬかぼかし作ってみます。
ネギですがオススメの品種などありますか?
育てたことがないので全くの無知です。 笑
ぜひネギを育てたいと思いましたので、育てやすいものなどありましたら教えてください。
そうでしたか。
立ち枯れ病はカビの病気なので、土壌感染で作物がある限りどんどん広がっていきます。
今後は、ナス科、ウリ科は必ずネギと一緒に植えたり、空いたところはネギを植えておくなど予防をして置いてみてください。
家庭菜園の場合、全面耕して、全面病気対策したり、休ませたりできず、部分的になってしまうので、どうしても病原菌が残って広がっていきがちです。
無暗に栽培を続けると症状が悪化しているので、さらに他の病気や謎の生育不全が広がるかもしれません。
私なら、毎年どの畝か順番に、ネギを植えて、米ぬかボカシ(乳酸発酵は、悪い菌を抑える)を補いながら土寄せし、病気を根治させて善玉菌を広げていけるようにするでしょう。
参考にしてみてください。
近いうちに抜いたものをその場で焼こうと思います。
時間はかかるでしょうが菜園になると信じてお手入れしていきたいと思います。
補足ですが、この夏に植えたトマトがそういえば実が色づきだした頃にどんどん茎から枯れていきました。
それも立ち枯れ病だったのかもしれません。
今回その畝に大根を蒔きましたが、、。
ダメもとで様子を見ていきたいと思います。
時間を割いていただき本当にありがとうございました。
そうですね。全部刈ったものをを移動させるのではなく、十円剥げのように枯れたところだけ、抜いて、そこをその抜いたもので焼いたらどうかなと思った次第です。
前回書いたように「枯れた場所以外にライムギなどを播き育てましょう。」
そして、来年鋤き込むときがあれば、米ぬかを嫌気乳酸発酵させたボカシ、クン炭などを鋤き込むなど、善玉菌を土壌に入れて、良い菌が増えるように、立ち枯れ病などの病気が増えない環境にしてみてください。
被害が拡大したり、心配かと思いまして取り急ぎごご返信まで
早速明日、刈り、違う場所へ移動させようと思います。その場所ですが、ライ麦が蒔けないとなるとその後も何も育てないほうがいいのでしょうか?
ただ何もせず時間をかけることで土壌が変わるのであればいつくらいなのか?
リンクしてくれたサイトを見てみましたが土壌改良については書かれてなかったので。
竹内さんが思う範囲でいいですのでアドバイスしていただけますか? 参考にしたいと思います。
お待たせしました。
枯れているのは、クロタラリアのようですね。
初めての症状なので、調べてみましたが、わかりません。
初期は乾燥で育ち、後半、地上部を刈って長雨などで、根ぐされ(もしくは立ち枯れ病の発生)が起こったと思われます。
粘土質など水はけの悪い環境で、起こりやすい傾向があります。
立ち枯れ病の場合、どんどん拡大して、土壌で広がっていってしまうので、通常は、早期に抜き取り田の場所で焼き、土壌消毒したりします。
今回は、その場で刈り取り燃やし、その後米ぬかを振っておくなどして用心した方がいいかと思います。
地域風土がわかりませんが、立ち枯れ病予防としては、枯れた場所以外にライムギなどを播き育てましょう。
(枯れたところで、ライムギがまた立ち枯れを起こし、被害を拡大させるのを防ぐためです。)
難しい判断ですが、どんどん広がっているところをみると用心した方がいいですね。
ちなみに、ネットで「立ち枯れ病」に対して丁寧に紹介されているサイトがありました。参考にしてみてください。
http://yasaitosyokubutsubyoukitaisaku.com/byoukinosyurui/tatigarebyou.html
https://www.facebook.com/naomi.nakagawa.37
これで見れるでしょうか? 笑
枯れてる場所ですが今日じっくりと見たところ、初めの頃より広がっていました。 1mだったところは2m幅になっていて、枯れてる場所は7箇所ありました。 ジャガイモを植えてたところは枯れておらず、何も植えてなかったところに枯れた場所はあるようです。 宜しくお願いします。
残念、写真のデーター名でなく、リンク先のアドレス(WEBサイトのアドレス)のコピーでお願いいたします。
まだ枯れた場所は、以前の投稿「一つの畝は腐葉土と砂を混ぜそのままにしていたのでカチカチに硬くなり、ジャガイモを植えていたのですが大きくなれず枯れてしましました。」と同じところでしょうか?それによっては、掘ってみる必要もあるので、枯れた場所をご確認ください。
ちゃんと添付されているか心配です。。
まだ枯れたところはそのままにしています。
ライ麦の種を蒔くときはそこを抜き取り耕せばいいでしょうか?
そうでしたか。
その枯れた部分で、緑肥の種類で最も最初に枯れたもの、最後まで枯れなかったものがあれば教えてください。
有機物が長雨で腐敗して腐ったのであれば、その後分解が終わっているので、次の緑肥mixを播いても大丈夫です。
枯れて剥げてしまった所には、野菜を育てる前に、どうしてもライムギたちを生やしたいので、表面を耕して、種を播いて、土を覆土して、鎮圧するなど通常の種まきをした方がいいかもしれませんね。
写真があればわかりやすいのですが、もしfacebookやブログをやってましたら、写真を張った場所をコピーペーストしてコメント欄の張ってください。
はっきりとは言えませんが、枯れてる場所は部分的にあります。
4、5箇所くらい) 少しづつ茎から枯れて、広いところでは1mくらいの幅枯れ始めました。
詳しくないのでなんとも言えませんが、地盤の有機物が原因で根が張れなくなったのかと思っていました。
畝を立ててるところに種を蒔いたので、水溜りや乾燥しすぎたということではないと思います。
どうでしょか?
そうですね。
枯れている原因が何だと思いますか?
その原因によって変わってってきます。
例えば、長雨で水たまりになった、雨が降らずに乾燥して枯れた、病気で枯れた、有機物などが入っていて発根障害などで枯れた、など想いあたる原因があれば教えてください。
6月に蒔いた緑肥(クロタラリア、セスバニア、えん麦。 ほぼクロタラリアで占領されました。 3mの高さまで成長したものもありました)に蕾がつきだしたので半分にカットしたのですが、一部枯れている場所があります。そろそろライ麦、えん麦、クリムソンクローバーを蒔こうと思っているのですが、枯れている場所に蒔いても成長できるでしょうか?
宜しくお願いします。
そうですね。ただし、絶対ということはないので、自然観察をしっかりし、後の先をとれるように行動してみてください。
米ぬかはたっぷりあげないと、かえって元気にするだけなので、草マルチの上からたっぷりあげてみてください。
その後をブログなどにアップしたら教えてください。
ネットで調べると、
ヨトウムシは米ぬかが好物、自身を潰すと毒になる 、などがありました。
これを利用するわけですね。
早速、やってみようと思います。
アドバイスありがとうございます。
そうですね。元田んぼだったので、これから生態系ができてくるので、必要な過程ともいえます。
見せていただいた新しい写真から、(曲がっていてわかりにくい点もありますが)ハスモンヨトウムシではないかと思います。
こんな見分け方のサイトも見つけたので、ご確認ください。
http://www.jppn.ne.jp/osaka/color/yoto/yoto_l.pdf
対策は、2つ
1)草マルチの上から、米ぬかを撒く。
ヨトウムシ類は、米ぬかが大好きなので、畑の外に行かなくなります。
ハスモンヨトウも同様です。
米ぬかを食べつくす前に、米ぬかで集まったところを割り箸などで集める方法か。
大量に食べて勝手に死ぬ場合がありますので、様子を見て判断してみてください。
2)ヨトウムシの死がいを10匹集め、すりつぶして1リットルの水に溶いて2~3日置いて、20倍に薄めてタオルで濾して噴霧する。
ちょっと気持ち悪いですが、ヨトウムシなどに帰省する菌の正体は通称「疫病菌」と呼ばれる昆虫寄生菌で、ヨトウ、ハスモンヨトウ、モンキチョウなど多種類の害虫を侵すと言われており、25℃以下で活性化するので9月以降の感染が多くなる。
この菌が畑に増えると、大発生はなくなります。
放っておいても増えたヨトウムシは、この菌の働きなどで大発生は翌年から減っていくのが自然の摂理ですが、
近所の手前、大家さんの手前、この菌を積極的にハスモンヨトウムシたちにかけて、ちゃんと対策していますよとアピールするのは効果的です。
3)ちなみに、「エリアSにセスバ二ア等の緑肥」を刈っていただいても、その後、米ぬかを撒くなどすれば、問題ないと思います。
米ぬかと、菌で様子を観てみて、またその後どうなったかご報告ください。
なるほど、田んぼを畑に転換中なので、生態系が確立されていないということは理解しました。
写真を差し替えましたので、よろしくお願いします。
https://ryuichikun.blogspot.jp/
まだ分かりにくいようでしたら連絡お願いします。
米ぬかを集めてみます。
いろいろとありがとうございます。
そうですね、困ったように見えますが、まずは落ち着いてください。
写真ありがとうございました。
写真が小さいため(虫のアップと、大発生している場所)ヨトウムシ、ハスモンヨトウムシ(頭の後ろに一対の黒く丸い斑紋)、タバコガ、特定できないので、アップの写真が欲しいところです。
芋虫は脱皮を重ね大きくなっていき、食べるものなどによって、体色は緑色・褐色・黒色などさまざまで、かなりアップか、その食べ方(どんな野菜をどのように食べるかなど)、集団性(卵からの孵化直後、時期、食害の規模)などで特定します。
タバコガの場合、対策が全く変わってくる恐れがあるので、まずは落ち着いていただき、虫が特定できる何枚かの写真をください。
田んぼ(水の世界)から畑(地上)の世界に一遍したわけですから、まだ生き物のバランスは悪く、野菜を育て始めると、何か特定の生き物(害虫)が出ても何も不思議がなく、その害虫が増えるので、害虫を食べる害虫(益虫)が増えるのは自然の仕組みです。
ただ、近隣に迷惑をかけない方法を模索する必要があります。
米ぬかを集めておいてください。
取り急ぎご返信まで
ブログに写真をアップしましたのでよろしくお願いします。
https://ryuichikun.blogspot.jp/
※前回のコメント内で訂正があります…「エリアNに夏野菜と大豆、エリアSにセスバ二ア等の緑肥」が正解です。
とにかく、大量に発生して隣家にまで侵入し迷惑になっていることが、心配です。
セスバ二ア・大豆の食害もありますが、多少は仕方のないことだと思います。
自然農法のため殺虫剤は使用したくありません。
捕殺するしかないのでしょうか?
エリアSは近々、緑肥をカットする予定ですが、このままカットすると虫たちがよけいに出てくるのでしょうか?
どのように対処したらいいか、アドバイスをお願いします。
そうですか。それはびっくりですね。
「ヨトウムシのような」というところが気になります。
①状況を、ご自身のブログに写真をアップして、リンク張っていただけませんか?
状況と虫を特定したいですね。
②また、被害状況や困った点はなんでしょうか?
発生したから殺すのは、違いますし、①と②によってお答えアドバイスの仕方が変わるので教えてください。
エリアS は夏野菜と大豆をやっています。
エリアNでは緑肥のセスバニアが育っています。
数日前に気づいたのですが、ヨトウムシのような芋虫が大量発生しています。
卵の段階で駆除出来ていたら良かったのですが気づくのが遅かったようです。
朝方から這い出して近所のブロックにも這っているようです。
エリアSの緑肥は近々、れんげとエンバクを蒔いたあと、刈る予定です。
このまま緑肥を刈っても大丈夫でしょうか?
無肥料無農薬の自然農法としては、殺虫剤の使用は避けたいです。
何か対策があれば教えて頂ければと思います。
よろしくお願いします。
お役に立ちよかったです。
またのご報告楽しみにしております。
事細かく緑肥について書かれてあり大変助かります!(知らずに二度手間となりすみませんでした)
地域によって違うようなので、(山口県の豊田町というところですが、盆地な為市内と2度位差がある場所)近隣の方たちに尋ねようと思います。
その後の近況をまたお伝えできればと思います。
ありがとうございました!
そうでしたか。
①ライムギの播種期は、品種やお住まいの地域によって異なります。
コムギより暑さに弱く、寒さに強いので、小麦の播種期より遅いのが特徴です。
②夏の緑肥作物は、花が咲いたら、半分にカットし、さらに咲いたら半分にカットし、木化しないように小さくしながら延命し、ライムギの播種期1カ月以内になったら、セスバニアたちの上から種まきして、カットして敷いてしまいます。
と書いたものの、以下のブログでご紹介しているので、ご参照ください。
http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/c15c8f806440d90ac081579f8fcceb60
ライ麦をネットで見ていたのですが、いろんな種類があるのですね。(全く知識がないもので。。)
説明を見ただけではよくわからなかったので竹内さんのお勧め(うちの畑の条件に合いそうなもの)があればと思いまして。
宜しくお願いします。
そうです。この夏植えたセスバニアたちの生育があまり良くない場合は植えてもいいのかなと思いまして。
でも、竹内さんのアドバイスを聞いて良かったです!
この秋ライ麦を蒔いてみます。
それともう一つ質問なんですが、秋頃とは10月辺りでいいでしょうか? それとも夏の緑肥が花を咲かせるまで待ってから蒔いたほうがいいでしょうか?
(夏の緑肥を蒔いたのが遅かったので花がつくまでに時期がずれるのではと思い)
宜しくお願いします。
そうですね。
①主語が抜けておりますが、夏の「緑肥の成長がよくない場合」ということでしょうか?
目的によりますが、もし秋から春にかけて、緑肥の根によって深く耕してほしい場合は、ライムギが最適で、その前作としてセスバニア、クロタラリアは最高の一つになっております。
せっかくなので、私なら秋にライムギを播き、ライムギが良く育つように、米ぬかを補ったり、ライムギが本気を出せるようにお世話します。
②通路の改良の仕方はいろいろありますが、そうですね。秋~春にかけて通路を通路として歩きながら改良するのであれば、ライムギなど越冬麦が最適です。ライムギがしっかり発芽生育できるように15~20cmの深さをモミガラやクン炭、堆肥など入れて一度耕して1カ月後にライムギを播くといいと思いました。
成長のムラなどありますが順調にいってる様子です。秋頃にライ麦を蒔く予定にしていますが緑肥の成長がよくない場合はしない方がいいでしょうか?
それと、通路にも緑肥を植えたいと思っていますが2年前に畝を作って以来踏み続けている場所なので緑肥が育つかも不安です。 そんな場所でも育つような緑肥はあるでしょうか? 秋からでも植える事ができればやって見たいと思いまして。
忙しい中すみません。よろしくお願いします。
そうでしたか。
私も今年の田助に、専用根粒菌「まめぞう」が添付してありましたので、疑問でした。
今度電話することがあれば、正確な情報(問題点)を聴いておいてください。
よろしくお願いいたします。
実は、今日田助の袋を開けてまめぞうが入ってることに気づきました! (別で付いてくると思い込んでいたので) でも、電話口では ”あえてまめぞうを外している” と私には聞こえたのですが。。
ともあれ、まめぞうはしっかり使わせていただきました。
そうでしたか。
個人的にはどのような問題になっているのか、興味津々です。是非わかったら教えてください。
経過楽しみです。
よろしくお願いいたします。
明日種まきの準備を行います。
セスバニアについてくるまめぞうがなかったので業者に問い合わせたところ、最近いろいろと問題になってるらしく、あえてセスバニアだけを配送しているようです。マメゾウがなくても発育に問題ないと言われたので、今回根粒菌はなしでしてみようかなと思いました。
その後の経過をまたお知らせいたします。
有難うございました! 中川
そうですね。もし草が生えてない場合は、一度種と一緒に耕して播いた方がいいでしょう。
条播きにするなら、自然菜園の種まきを参照下さい。
セスバニアとクロタラリアの場合、6月播きで、温暖地の場合、約1~2カ月位で1mを超えるでしょう。
エンバクは、品種によりますが、大きくても(よい土でも)1m以上はなりません。
早速近いうちに緑肥を蒔こうと思います。
そこで幾つか質問があるのですが、野菜を植えていない畝はかなり硬くなっています。(晴天が続いているのもあり)鋤かずに蒔いてもいいでしょうか?蒔いた後は水をあげた方がいいでしょうか?
それと、セスバニア、クロタラリア、エンバクの混合を蒔く予定にしていますが、大体どれくらいの期間で1m位成長するのでしょうか? 土の状態で成長しない場合があると聞いたので参考になればと思っています。
そうでしたか。ちょっと見えてきました。
個人コンサルではないので現状で、けっこう難しいご質問が複雑に絡み合っているので、ざっくりとしたアドバイスになれば幸いです。
1)元田んぼでもよく育つ野菜は、畝立てしてダイズ、エダマメ、サトイモ位です。
もし抜本的に、元田んぼを菜園化したい場合は、
①全面セスバニアなど緑肥作物を育て、地中に穴を空けて、空気と水の通り道を作る
②もしくは、サブソイラーなど重機で、硬盤層を破壊する
③畝の部分だけ、50㎝掘って、50㎝掘った場所に、落ち葉やカヤなど分解されにくい有機物を大量に埋め込観などを行って、その上に畝を立てる
④①か②を行った上で暗渠明渠などを設置して排水できるようにする
⑤①~④を行い、畑の土の生き物が住めるようにしたうえで、堆肥や畝立てなどを行い畑の野菜がしっかり根を張れるように、土を団粒構造を発達させる。
といった感じで、自然には育ちにくい環境(元田んぼ)なので、抜本的に、菜園にしないと野菜が自然に育たないということは知っておいてください。
2)そこで、現在、野菜が育っていないなら、私なら畑全面に緑肥(セスバニアなど)を蒔きたい(根本的に改善したい)ところですが、よく育っている野菜のある畝以外の畝全面に播い手育てます。
また、畦草などはしっかり刈り、あえて畝に背の高い何かを育てていることを周囲に認知してもらう狙いもあります。
3)一度セスバニアなどが良く育った場合は、田んぼに戻せないので、
また、現在周囲で田んぼを行っている時期であれば、田んぼが水が浸透してるでしょうから、(たぶん)稲刈りの時まで、セイタカアワダチソウを大きくしないようにこまめに草を刈り、稲刈りのシーズンに田んぼでもよく育つエンバクを蒔いて鋤き込むといいでしょう。
その後は、エンバクが種をつけるたびに、鋤き込むなどして、エンドレスにエンバクが生えて、土がどんどん肥えてきます。
この方法では、田んぼでも畑に使用しても大丈夫です。
4つの畝ですが、トマト、きゅうり、つるむらさき、里芋、レタス、シソ、おくら、ズッキーニ、かぼちゃさつまいも、もちきびです。
ただズッキーニ、里芋、かぼちゃ、さつまいもは生育が見られますが、他はまだまだ小さく実はつけないだろうと思っています。(トマトは定植して一ヶ月なのですが20センチも満たないものばかりです)
一つ問題がありまして、うちの地域では減反の管理に厳しく伸びっぱなしにしていると苦情が出やすいようで。。 もし一部からでも緑肥改善出来るのであれば、その方がいいかなと思っています。
よろしくおねがいします。
そうですね。難しいご質問ですね。
1)ビニールマルチは、乾燥や過度の湿害(雨)から根が守られて、養分も吸いやすいものです。
2)不耕起栽培は、土が良くなっていたとしても初期は(耕したもの、マルチを張ったものと比べ)とても生育が遅く、その一見よく育っていない間に根が深く広く張るのに時間がかかってしまいがちです。
3)緑肥は根を張った範囲でしか効果がないこと、セスバニア、クロタラリアなどの緑肥は、夏限定であること。発芽有効期限が1年。しかもセスバニア(雪印品種名:田助)には、中に消費期限のあるセスバニア専用の根粒菌が入っていますが、それも1年以内に使用。
といった感じです。
ジャガイモ以外の4つの畝は、現在何が植わっていますか?教えてください。
それを参考に、アドバイスできればと思います。
ご返信大変遅くなり申し訳ございません。
育苗、田植え、夏野菜の定植と5月下旬~6月上旬は超農繁期3なので、即答できませんでした。
https://ryuichikun.blogspot.jp/
ブログ拝見しました。
お疲れ様でした。田んぼが菜園になってきましたね。元田んぼの方は、草でもワラでもなんでもいいので必ずマルチして被覆しておくことが、生き物にとっても根にとっても大切です。
何も植えていないのは元田んぼのままになってしまうので、
1)今年植え付けができない、来年から育てる場所書は、ダイズ+草マルチ。
来年から夏野菜をやる場所では、ネギを植え、堆肥、クン炭を補いながら土寄せ。
秋野菜からはじめるところは、エダマメ+草マルチがいいでしょう。
2)そのため、秋からジャガイモやる場合は、秋までにエダマメもしくはネギを植えて準備しておくとよいでしょう。
一番いいのは、ジャガイモの前ネギですが、ネギが手に入らない、ネギが水はけが悪くて育たない、土寄せができない場合は、エダマメでもいいでしょう。
3)ネギとエダマメは相性が悪いので隣り合わせにならないように作付しましょう。
4)冬畝⇒ムギダイズ畝⇒夏畝⇒繰り返しが一番無難です。肥えすぎてきたら、夏畝⇒ムギダイズ畝⇒冬畝でも構いません。
梅雨までにエリアNの畝を立てる予定で作業し、なんとか目処が立ってきました。今月中には予定通りできそうです。
菜園プランですが、「自給自足の自然菜園12ヶ月」の32ページを参考にしようと思っています。
畝も6本あります。
今現在、何も植えてない状態ですが、これから枝豆を中心に育てようと思います。連作畝やじゃがいも→ネギ畝も最初は枝豆を育てた方がいいのでしょうか。
それと、32ページに「翌年」の図がありますがさらにその次の年は冬畝→麦大豆畝、夏畝→冬畝、麦大豆畝が夏畝になるのでしょうか?
よろしくお願いします。
具体的な良い質問だったので、
以下のブログにも転写させていただきました。
【補足】元田んぼの自然菜園化について
http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/2434040adc9ec36f88c0d197cfbec220
そうですね。
それぐらい元田んぼの畑化は手間がかかります。
緑肥などを活用すると、手間ですが、簡単に、緑肥たちが基礎を作ってくれ(田んぼから畑化の転換の大きなきっかけを作ってくれ)、
あとは、その基礎に、畑ならではの生き物の住処、まだのこる大きな欠点を除く必要が出てきます。
大変ですが、みるみる大きくなる緑肥と、土質が雨の後どんどん変わっていくので嬉しくなるので力が入っていまいます。
1)土壌分析は、化学性しかわかりませんが、大きな欠点を発見できるので、お近くのJAやホームセンターやネットで依頼して行います。
具体的なやり方は、
https://www.zennoh.or.jp/activity/hiryo_sehi/search.html
結果の見方、
http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/3354ad5580c465fe0c90874495b2dfaf
です。土の採取後は、検査機関によって、重量式と体積式があるので、指示に従ってください。
2)
①乗用トラクターで畝立て
畝立てで一番楽で一番いいのは、
乗用トラクターで地上部の緑肥に米ぬかを撒いてから、浅く耕し、1~2週間後に深く耕してから管理機(畝立てアタッチメント)を使い畝立てする方法です。
このやり方では、緑肥を堆肥化しながら鋤き込めるので、堆肥をほとんど使用せず、畝立てに専念できます。畝に草マルチする分の草は、鋤き込んでしまうのでありませんが、畝立て後草が自然と生えてくれるので、野菜を育てながらそれを刈り敷けば完成といった感じです。
②管理機(手押しミニ耕運機)しかない場合
は、緑肥ごと鋤き込むのはできません。
そこで、例えば1.2m畝を立てるのであれば、両脇に通路2本なので、0.8×2=1.6m 合計.3.8m
1.つまり、約4m分の草を刈ります。
2.刈った草を両脇によけます。
3.畝になる中央の場所(1.2m)を管理機で耕します。
4.畝の両脇に糸を張り、通路の土を盛り上げます。
5.盛り上げた土を平らにならし、軽く鎮圧し
6.土が乾く前に刈った草を全面に敷きつめます。
※この際に、草が足りない場合は、もみ殻を軽撒いたり、稲ワラで全面マルチングするとよいでしょう。
7.通路を耕して平らにしたあと、溝を掘り緑肥mixを蒔く
8.緑肥の溝と全面にもみ殻を撒いて軽く歩く
※通路の緑肥に土をかけるのは至難でしょうから、土の代わりにもみ殻を使います。モミガラを通路全面に撒くことによって、通路が乾燥や固くなるのを防ぐので、その後もできれば1年に1度モミガラを撒いていくといいでしょう。
③畝立ての際に、1)の土壌分析の結果、過剰なものは入れず、足りない致命的な点をテコ入れします。
例えば)結果がすごく酸性で、痩せていて、苦土もない場合
3.の際に、通路も含め苦土石灰(100~200g/㎡)を撒いてからすぐに耕し、1週間後クン炭、モミガラ系完熟(3ℓ/㎡)を入れてもう一度耕します。
5.の際に、クン炭とモミガラ系完熟(2ℓ/㎡)と米ぬかを入れて浅く耕してから平らにし、鎮圧します。
例えば)結果がまあまあ良い場合は、
3.の際に、通路も含めクン炭、モミガラ系完熟(2ℓ/㎡)を入れて耕します。
5.の際に、クン炭とモミガラ系完熟(1ℓ/㎡)と米ぬかを入れて浅く耕してから平らにし、鎮圧します。
良くてもモミガラ系完熟堆肥などを入れるのは、水はけを良くするため、畑の生き物を導入するため、そして住みやすくするためです。
元田んぼには、畑のミミズすらいないくらい畑と縁遠い世界ですので、テコ入れが必須です。
力の入れようがよく伝わってきます。
質問ですが、
①土壌分析とは、どうやればいいのでしょうか?
②畝たてする前に管理機で耕したりするのでしょうか?それとも、そのまま草を刈るのみで、畝を立てるのでしょうか?
よろしくお願いします
ついでに緑肥作物は、全国どこでも手に入りやすいつる新種苗さんで扱っているタキイさんの品種でご紹介しましたが、田んぼ転作用の、水に強い品種であれば、他の物でも代用できます。
手に入りやすいお近くのものを選ぶ参考になればと思います。
つる新種苗さん
http://tane.jp/index.htm
3)Sをもう一年緑肥ミックスで改良する場合、
前述0)1)は行っておくといいですよ。
①ライムギの背丈が最大何メートルになるのか一部刈らない場所を作っておく。(ライムギの自家採種もできる)1~3㎡程度でよい
②4月にライムギが1mを越して穂を出す前に、エンバク(前進)3~4㎏/10アール、イタリアンライグラス(ワセフドウ)4㎏/10アールを混ぜたものを蒔いて、ライムギの背丈の半分に刈る。
※実際は、480㎡なので、その半分。
※こうすると、ライムギはもう一度再生してタネを残すが、背丈が小さく、トラクターで鋤き込みやすくなる。
③種をつけたライムギの上から6月(梅雨入りする前に)、セスバニア2㎏/10アール、クロタラリア2㎏/10アール、ソルゴー(メートルソルゴー)2㎏/10アールを葉っぱの乾いた昼間に蒔き、地上部15㎝を残して今生えている緑肥たちを刈る。
※梅雨前に行えば、クロタラリアも育つはず
※②を再生させるため15㎝残す。
※セスバニア、クロタラリアは2回目なので、前年の半分で大きく育てる、2年目は、改善されている場所もあるので、イネ科も混ぜたいので、背の高くならないソルゴーを混ぜる
④9月上旬、セスバニアたちを半分にカット
※セスバニアたちを上4分の1カットしてから、切り戻す際に残り4分の2残すように2度切りできると、細かくできてさらに良い。
※暑い時期なので、朝、夕に行うとカヤ・ブヨ対策をして行うと良いでしょう。
⑤9月下旬、レンゲ2~4㎏/10アールとエンバク2~4㎏/10アールを復活したセスバニアの上から蒔き、セスバニアができるだけ細かくなるように根元まで刈る。
⑥⑤の2週間後に、乗用トラクターで全面深く耕してもらう。
⑦10月下旬~12月に畝立てを完成させ、通路に緑肥mixを2~3条蒔く。
と現状で、私ならこのような計画を立てておき、あとは、緑肥たちの生育を見て、量やタイミングを変えていきます。
というのは、2回目の緑肥mixで元田んぼを改良する際は、前年の効果結果などによって、量が変わってきたり、効果が出なかったことを改善してみるので、1年目よりも具体的にやり方を改善した方が効果的だからです。
あくまで、現状でのプランなので、みやのりゅういちさんが疑問に思ったり、その場で判断できなかったり、ご都合もあるかと想うので、それはまたご質問ください。
個人的には、元田んぼの畑化には3段階あると思います。
ステップ1
畑の生き物が住める環境にする
→具体例)緑肥mix、クン炭、モミガラ系の完熟堆肥、米ぬかによって、物理性と化学性の改善
ステップ2
田んぼの欠点を味方につける
→明渠、草マルチによって、土の極度の乾燥、加湿をコントロールし、干ばつの際には、田んぼの水口から水を入れられるようにする
→ダイズ、エダマメなど元田んぼにむいた作物と間作・混植する
→モミガラ、稲ワラなど田んぼ地帯で手に入りやすいものを最大限活用する。モミガラを通路に敷きつめるなど
ステップ3
年々良くする
→自家採種や不耕起草マルチなどで年々元田んぼでもかえってよく育つ仕組みを作っていく。
つい、楽しい領域だったので、長々失礼しました。
そうでしたか。
詳しくご返信いただけて整理できました。
それでは、現状で私ならどうするかというと
0)土壌分析をNS共に、行っておき、化学性の過不足を調べておくと、畝立ての際に何をテコ入れしたらいいのか、どのような畑になっているのか目安になります。
1)ライムギがどれくらい育つかによって、耕される深さ、地上部のワラの量が決まります。
今後梅雨に入るまでに最大限、ライムギに耕して、しかも腐植を多くしたいので、
SとN共に米ぬかを、よく晴れた草が乾いた昼間に、補いとして2月の上旬に全面散布します。
米ぬかを補うことで、土の中の生き物のエサになり、畑に住む生き物を増やす起爆剤になり、分解されたあとは、ライムギが本領発揮するのに役立ってくれるので、Nは畑にするにしても、Sはもう一年緑肥にするにせよ、ガト―ショコラの上のシュガーパウダー並みに行っておくと、畑化する速度が上がります。
2)Nを畑にする場合、
①3~6月までに畝立てできる範囲をその都度草刈りし、畝立てを完了させ、3~4月に畝立て完成した分は畝立て後1カ月たってから夏野菜を植えて、草マルチしながら育てる。
※ポイント畝立て(畝1.2m、通路0.8)する分のみ草を刈り、刈った草(緑肥)は、畝の上に敷きつめる。敷きつめたら、米ぬかを補っておくとなおよい。
※つまり、畝立てしない場所は、なるべく緑肥を刈らずに伸ばしておき、緑肥たちに土を耕してもらい、地上部を増やしておく。
※通路の緑肥mixは、3~4月なら間に合うので、元水田に向いた品種エンバク(前進)、暖地なのでオーチャードの代わりに、イタリアンライグラス(ワセフドウ)、ペレニアルライグラスを使用する
②6月梅雨入りするまでに、畝立てを完了させる。梅雨入りすると、雨が多く、土を練ってしまうので、良い畝立てができません。
5~6月の畝立てしたものは、畝全面にエダマメを蒔き、その後秋野菜を栽培してみる。
※つまり、3~4月の畝立てが夏畝。5~6月の畝立てが冬畝になるので、同じ畝の数であれば、来年は夏畝だったところを冬畝にすると、今年夏畝をしっかり育てると、今年の秋~来年の冬畝として野菜が育ちやすくなります。
今年、夏冬野菜を育てることで、田んぼの菜園化がどれくらいできたかわかり、来年の改善が図れます。
③梅雨入りまでに畝立てできなかった場所は、ライムギなどが良く育っていると思います。そちらのダイズを播く時期2週間前に2度刈り、熊手でダイズの蒔く幅を空けて、両脇に避けておく、そして、ダイズを蒔く直前にもう一度蒔く幅の再生してきたライムギを刈ってから、ダイズを蒔く。
ライムギなどの草マルチの山、土(ダイズ)、ライムギなどの草マルチの山になる。
その後、ダイズが育ててきたら、ライムギなどの草マルチを広げ、畝立てしていないエリアは、ダイズ以外は、りムギなどの草マルチに覆われた状態にする。(全面草マルチ)
★ミニトラクターの場合(そのまま鋤き込めない場合)
ダイズ収穫後、(11~12月)に、ダイズがらとライムギなどの草を集めて、堆肥化する。
★乗用用トラクターで耕してもらえる場合(畑で堆肥化できる場合)
鋤き込めそうなものは畑にそのまま置いておき、その上から米ぬかを補い、浅く耕しておく、年明けにもう一度深く綺麗に耕してもらい、畝立てを行う。
※トラクターで鋤き込んでもらう場合などは、奥から畝立てし、畝立てし切れない場所を手前にしておくとトラクターが入りやすくなる。
アドバイスありがとうございます。
ブログのリンクの件、もちろんOKです。 少しでも参考になれば光栄です。
元田んぼについて。
◇エリアN(北側)
広さ…約12m×20m
◇エリアS(南側)
広さ…約15m×32m
◇水はけ…どちらも雨の後、たまっているところがありました。溝を掘って雨水を逃がしていました。
どちらかというと、北側の方が水はけがよかったと思います。
現在は水はけがどうなのかはっきりと分からないですが、水が溜まっているのを見たように思いません。
◇緑肥の育ち方…蒔いた種の量がほぼ同じ量だったので、面積の狭いエリアNの方が密集して育っていたように思います。
草の色の違いはあまりわかりません。
背が高く、茎が太いのはエリアS(南側)の方だったと印象がありました。
◇畑の使用目的…自給用・出荷用です。どのように売るかですが、自然農法を流通させている知り合いがいるのでそちらで販売予定をしています。
将来的には、飲食店などと契約できればと考えています。大きく展開していこうとは考えておらず、身の丈に合った活動ができればと思います。
野菜の育て方…種はF1種ではなく固定種・在来種を育て自家採取が目的です。
できるだけたくさんの種類ができればと思います。
福祉関係の仕事の為、休みが定期ではありませんが月に7~10日は菜園に関わることができそうです。
「自然尊重 自然順応」の考えの元、枯れ葉や枯れ草などの自然堆肥のみ使用し完全無肥料でやっていきたいです。不耕起が理想です。
今年の予定としては、N(北側)に畝を立て大豆や枝豆を中心に作っていき、もう一方(南側)はもう一年緑肥による土づくりを続けようと思っています。
以上、よろしくお願いします。
素晴らしい野良仕事の記録ですね。
そして、お疲れ様でした。
ぬかった粘土、カヤの根中の野良仕事、ミニトラクターではとても大変だったと思います。
播種したタイミングが水たまりだったので、セスバニア中心の発芽だったと思います。
0)興味深く、拝読・拝見させていただきました。
是非、元田んぼの菜園化の実例として、ブログにリンクさせてください。お願いたします。
斜め読みで全部読んだのですが、確認のため以下を教えてください。
1)SとNの違い
それぞれの広さ、水はけ、どちらの方が草の色が濃く、背が高く、茎が太かったでしょうか?
2)それぞれの畑の使用目的
自給用、出荷用、家庭菜園用
3)どのように野菜を育てようと思いますか?
育てたい野菜の種類、栽培に携われる時間(ほぼ毎日、週一、畑の出来ない忙しい季節)、どんな自然農法がいいですか?(完全無肥料、いずれ無肥料、米ぬか位はOK、堆肥の使用は?、耕す?不耕起?半不耕起?)
4)個人的には、ステージ0(多年草の原っぱ、田んぼ)を脱し、ステージ1~2の過程だと思います。
野菜を選べば、ステージ1~2でも無肥料で栽培できなくはないですが、片方は厳しい、片方は栽培しながら以降できる感じです。
もう少し情報や環境がわからないとざっくりしたアドバイスしかできませんが、
私なら(急がないなら)、片方は、畝立てもしながら野菜とダイズを育てます。たぶん、片方だけで畝立てだけでも大変なので、できなない方(良くない方)は、緑肥mixをもう1年行います。
もちろん、がんばれば両方畝立てできると思いますが、まだ貧弱な片方は、去年の6割位の厳選緑肥mixで、劇的に来年こそ野菜が育つ畑(ステージ2以上)になると思います。
あれだけ、草刈りのタイミングなどがわかり、しかもびっしり緑肥mix生やすことができるなら、弱い方をもう1年行えば、カヤの復活は押さえこむこともでき、片側の畝立てや栽培にも集中できて良いと思いました。
いかがでしょうか?
昨年1年を通しての様子をブログで書いていますので見て頂ければと思います。
見てもらうためのブログですが、ちょっと恥ずかしいです。。
https://ryuichikun.blogspot.jp/
なにかアドバイスがあればよろしくお願いします。
お久しぶりです。こちらこそよろしくお願いいたします。
1)去年の緑肥作物の育ちはいかがでしたか?
化学肥料と異なり、緑肥作物を播いたからと言って田んぼが畑化するものではありません。
前回のコメントにも書きましたが、「ただし、セスバニアとクロタラリアがしっかり育てばというのがポイントになるので、、、
最終的に、ライムギが良く育つ場所にな」っていれば、畑に挑戦するのはいいと思います。
逆にいえば、緑肥作物が良く育っていない、ライムギが背丈位になっていない場合は、まだ田んぼだということです。
2)どんな田んぼで、どの緑肥作物がどのようにそだったかわかりませんので、一般的な元田んぼだった野菜の育ちをいえば、
ダイズ、エダマメは良く育つと思います。
根菜類が育てば、良い畑になった証拠でもあるので、
ジャガイモ、カブ、ダイコンの育ち具合で畑の診断ができると思います。
3)元田んぼで、雨が降っても3日以内に水たまりが消えない場合は、緑肥ミックスでさらに畑化を根気よくやるか。
明渠といって、周囲に溝を掘り、田んぼの排水口まで水を排水する必要がります。
緑肥作物のセスバニア、クロタラリア、ライムギが良く育っていたとしても、田んぼが畑になったわけではないので、私の場合、簡易土壌診断をして、過不足を知った上で、モミガラ系の完熟堆肥(畑の生き物)、クン炭(水はけ、微生物の住処)、その他をテコ入れしながら畝立てし、通路に緑肥mixを蒔くと思います。
4)去年の緑肥の育ち方(ブログなどで写真があればなおいいですね)、今年育てる野菜の結果などがわかるともう少しアドバイスできるのですが、いかがでしょうか?
昨年1年間、緑肥による土作りをしてきました。
今年から、畝を立てて作物を育てていこうと思います。
あまり土ステージも高くないと思うので作れる作物も限られると思うのですが、何から作り始めたらいいかアドバイス頂けたらと思います。
大豆、枝豆、じゃがいも、カブ、大根は出来そうなのでやる予定です。
コンパニオンプランツ、菜園プランなど「これならできる自然菜園」「自給自足の自然菜園12ヶ月」を参考にして考え中です。
よろしくお願いします
そうですか。
元田んぼの場合、最初菜園に切り替えるために緑肥作物の導入するのはいい投資だと思います。
元田んぼでは、水はけが悪い以前に、
田んぼの中で生きていける生き物はいますが、
畑の生き物はほとんどおらず、活躍できない場です。
表面は堆肥など使うことで何とかなりますが、
深層部は、セスバニア、クロタラリアの力を借りると劇的に変化させることができます。
ただし、セスバニアとクロタラリアがしっかり育てばというのがポイントになるので、
昨日は、急な仕事が入りブログの更新ができず、近日中に田んぼの畑化のことを書けたらと思っておりますので、参考にしてみてください。
最終的に、ライムギが良く育つ場所になり、どんな野菜も育つ基礎ができるといいですね。
小さい耕運機のようなのを借りれるのですが、それが管理機だと思います。それでいけそうです。
ステップ2では両面ともセスバニアとソルゴーあたりでやってみようと思います。
このまま畝をたてようと思っていましたが、やはり最初はしっかり土を作ることが大事だと思いました。
「これならできる!自然菜園」も購入しました。
いろいろ栽培方法がありますが、「自然尊重・自然順応」の理論でやりたいと思い、竹内さんの栽培方法に行きつきました。
これからもよろしくお願いします。
そうですね。
ご質問の根本(田んぼの緑肥作物による転換)は根深いので、本日のブログでアップしてみようと思うので、のちほどご覧くださいね。
まずは、ご質問についてのみお答えいたします。
1)管理機といのは、トラクターよりも人が乗れない小さい耕運機のことです。
エンバクもイタリアンライグラスも鳥に拾われやすく、土に浅く鋤き込むことで、発芽が揃います。
小さな草でしたら気にせず、その上からエンバクとイタリアンライグラスの種を混ぜて撒いてから、耕運機で鋤き込むと覆土になっていいと思います。
2)緑肥作物は、万能タイプと専門タイプがあると思います。万能タイプは播種時期を間違えなければ風土を選ばず、効果を発揮しますが、
専門タイプは、特性と風土が合わない場合生育ムラガ出て効果が半減します。
セスバニアは専門タイプなので、水はけが悪い元田んぼなどに向いております。
ご質問のように乾いた土壌に向いておりませんが、セスバニアを育てる時期(5~9月)に、雨が降った場合元田んぼであれば、効果を発揮します。
私は今日のブログで書こうと思いますが、専門タイプの緑肥作物や多年草の緑肥作物は、混播がむいていると思うので、必ずmixして使用します。
mixの基本は、相乗効果が出るように混ぜて撒きます。
今年より元田んぼを借りることになり畑として自然菜園に挑戦です。
ブログを拝見しとても参考になります。
いくつか質問させていただきたいと思います。
ステップ1として燕麦、イタリアンライグラスをまく予定ですがブログ中に「管理機で耕し・・・」とありますが管理機とはどういうものですか?小さい耕運機やその他で代用になるものはありますか?
種をまく前に小さい草がちらほらですが生えていますが、抜いたほうがいいですか?そのままでもいいですか?
元田んぼは、あぜみちを挟んで2枚に分かれており合わせて約1反です。
片方は水はけも悪く第2ステップでセスバニア中心で蒔こうと思いますが、もう片方は表面が乾いて固まっている感じです。セスバニアではなく、他の緑肥の方がいいと思いますが、何かありますか?
以上、お忙しいとは思いますがお返事よろしくお願いします。
そうですね。
ヘアリーベッチは果樹など背が高く暑い温暖な気候に向くのですが、
菜園に入れるとなると結構ハイリスクな緑肥作物なので、慎重に扱ってくださいね。
しっかり緑肥作物を活用しきると、堆肥などだけではなかなかできない深い層まで改良することができます。
ライムギが良く育つようになった元田んぼでは、水はけが良くなり、団粒化が進み良い畑になってきている証拠です。多くの野菜が毎年良くできるようになるといいですね。
またご報告やご質問お待ちしております。
ヘアリーベッチは再考しようと思います。
回答をいただいてライ麦が元気に育ってくれるようになるまで、気長にやっていこうという気になりました。
良い御報告ができるよう頑張りたいと思います。ありがとうございました。
そうですね。
大筋はいいのですが、一番大切な点を見逃しているようです。
ライムギが良く育ったら、田んぼが畑になった証拠になるので、
ライムギを育てるために、春はエンバクなど、夏はセスバニアなどを育て、最後にライムギを育て、2mに近く育ったら畑にしてもOKのサインです。
すべては豊かで、水はけが良い場所で、細やかに深く、耕し土を団粒化させ、有機物をたくさん生んでくれるライムギが本命です。
さて、その上でご質問できになったのは、セスバニアを灰に、タネ採りですか。
私なら、このブログでも「現代農業」でもご紹介したように、http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/c15c8f806440d90ac081579f8fcceb60
ライムギを播くまでに、何回か短く刈って少しでも元田んぼの土が団粒化するように草マルチとして利用します。
これはその時々と好みなので。ただし、セスバニアの根粒菌は日本には本来いないので、購入種には入っているように、自家採種したタネは、セスバニアの根粒菌がいる場所でのみ種まきできるので、ご注意くださいね。
ヘアリーベッチは両刃の剣なのでご注意ください。私が畑に使って行けない注意すべき緑肥の一つです。
ヘアリーベッチは、根粒菌によりチッソ固定能力が注目されていますが、一番すごいのは、その旺盛な生命力です。地上部のすべての草や作物をのみ込み、アレロパシーで生えてくるのでさえも許してくれないので、後作がとても注意が要ります。
また、寒冷地などは特に、暑さで花が枯れず、タネが自然にこぼれやすく、雑草化するため、長年にわたり影響を色濃く残します。
繰り返しになりますが、元田んぼを畑に転換する一番のキモは、腐植を生み出し、土を団粒化促進させ、水はけを良くすると同時に野菜が育つために必要な生き物を誘致することです。
そのためにライムギの生育がどうか、ライムギによる自然耕を活かし、ワラは畝の上に敷いて、畑の生き物を誘致していきます。
緑肥の根っこはいずれ朽ちて、根穴構造、腐植、団粒化と結びついていくので、そのままにしておくことが大切です。
緑肥作物は、偉大であり、それゆえに使い方を間違えると両刃の剣にもなります。
今年購入しました田んぼを畑に転換したいと考えています。
先生のブログと著書を参考にさせていただき、まずは緑肥を蒔き土壌改良と耕盤層をこわして水はけを良くしたいと思っています。
イタリアンライグラスと燕麦、次にセスバニアとクロタラリアの順番で種をまきました。
麦類はあまり大きくは育たなかったのですが、次のセスバニアが2m近くまで育ってくれ安心しました。
でも、少し不安になってしまって・・・。
セスバニアは九月末に刈り、種を採取し草マルチと草木灰にしようと思っています。
その後は自然農法の基本にしたがって耕すことはぜず1メートルにもなっているはずの根っこはそのままでいいのでしょうか?
秋からはヘアリーベッチを蒔いてみようかと思っていますが、その流れでよいのでしょうか。それとも燕麦などを蒔いた方が良いのでしょうか?
ご多用のなか申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願いいたします。
先生のブログは、本当に素晴らしいと思います。
これほど有用な情報を惜しみなく提供していただき本当に感謝しております。
ありがとうございます。
現在、編集中の次号「やさい畑」(家の光協会)の特集に、私の不耕起栽培が紹介されるページがあります。
そちらにも畝立てに関して載っているので楽しみにしてみてください。
そうですか。農薬などの残留を気にせずいいですね。
まずはご確認ですが、
「一年に一度草刈はしてたくらい」ということは、多年草の草(チガヤ、ススキ、ヨモギなど)が生えているのでしょうか?
生えている草が、ステージ0の草、つまり多年草の草原の状態でしたら、畝立ての際、根をすべてとりだす必要があります。
多年草の草は、種だけでなく根でも増殖可能で、多くは一年草の野菜は太刀打ちできないので、取り除く必要があります。
そのため、畝立ての際に、熊手やレーキを使い、多年草の草の根をすべて取り除きながら畝立てを行ってください。
もし、1年草の草の場合は、根をスコップや鍬で根切りを行い、その上に根の入った土を乗せていきます。
「根は地下で、草は地上で朽ちる」自然の理を活かして行ってください。
そうですね、一年草のエンバクは必ず入れて方がいいですね。さらにできればクリムソンクローバーも入るといいですけど。
また、最初に刈る背丈30cm位に育つまで、消して踏まないように育ててください。
多年草の緑肥作物は育つまでに時間がかかり、それまでに草に負けたり、霜で枯れたり、踏まれたりして消えていきます。
そのため、一年草の緑肥作物とmixすると発芽率、生育の揃い共によくなります。
ワセフドウ
https://www.mcci.or.jp/www/tsurusin/haruyasai/bokusou/hinshu/wasefudou.html
でいいと思います。
鶏のエサ用は発芽するか保証できませんので、緑肥作物種子がお奨めです。
毎年種を播く作業を減らそうと思って多年草の赤クローバーとイタリアンライグラスとオーチャードグラスをまぜて播いて草マルチをやってみようと思いました。 一年草の緑肥種も混ぜた方がいいでしょうか?
タキイ通販でイタリアンライグラスの種を見つけたのですが、ワセフドウという種類で芝生の写真がでてきたのですが、その種でいいのでしょうか?
オーチャードグラスは鳥の餌というカテゴリーでのってましたが、その種でいいのでしょうか?
そうですね。ただし、ライ麦がよく育ったらの話なので、播けばどこでも穴が開くわけではありません。ありからず。
田畑は、長期的プランが大切だと思います。
そのために、軌道に乗るまでどうするのかとても大切だと思います。
風土が変わると、今まで当たり前のことがままならないものです。
石の上にも3年ではありませんが、土の上にも3年。ところ変われば、すべて変わりますので楽しいものです。
地権者の意向を聞き、もう少し田畑転換について調べてみようと思います。それにしてもライ麦の根の力はすごいですね。
ご無沙汰しております。
ケースバイケースだと思います。
元々水はけがよい場所の場合、ライ麦を育てただけでトラクターが沈んでしまい出れなくなったこともあります。
いずれ田んぼに戻す場合には、作土層が浅い棚田などの場合などは耕盤に穴をあけない方がいいと思います。
田んぼ→ダイズ→コムギ→畑→田んぼといった感じで転作をヒントに、田圃でも育つ作物をローテーションしながら、菜園にしていった方が無難だと思います。
とにかく、絶対いいという方法はありません。
基本的なことを踏まえて、風土に合わせて研究していってください。
お久しぶりです塩澤です。
現代農業4月号の緑肥ミックスの記事読みました。我が家で今年から借りる田んぼは粘土質の排水の悪い耕作放棄地で、今後、畑で使用しようと思ってます。その際に竹内さんの緑肥ミックスの方法をためすつもりです。ただ、数年後に水田に戻す可能性もあるため、セスバニアやライ麦で耕盤に沢山穴があいてしまった場合、また水田として水を貯めることができるのか、もし経験(緑肥ミックスで田んぼを畑化した所をもう一度水田に戻す)があるようでしたらお教え下さい。お忙しい所すみません。
そうでしたか。
やってみてください。
エンバクを蒔きたいと思っていたので、「荒業」が正にピッタリです。
これでチャレンジしてみたいと思います。
ありがとうございました。
そうですね。緑肥作物の種類と蒔くタイミングによっても違いますが、
基本的に、草が多いと緑肥の種類によっては草に負けてしまったり、
夏場などに多いのですが、すき込んだ草が多く土の中で発酵した場合、
発芽障害がでてしまいがちです。
そのため、冬期以外は草をすき込んで、2週間~1カ月経ってから、
草が土に消化されてからが無難です。
特に梅雨時期の水田の場合は、雨によってぐちゃぐちゃになる場合があるので、ご注意が要ります。
蒔く緑肥作物が生長の早い夏場でいえばエンバクなどの一年草の場合なら、
草の中に緑肥作物のタネをばら蒔き、それから草を刈って敷くという荒業もお奨めですが、
すべての緑肥で使えるわけではありません。
お世話になってます。
休耕中の畑を借り受ける目処がつきまして、まずは全面に緑肥を蒔くことから始めたいと考えておりますが、それに伴い質問させてください。
現在、草が生茂っている状態ですが、緑肥を蒔くのに際し、草を全て漉き込んでから緑肥を蒔いた方がいいのでしょうか?
そうだとしたら、緑肥を蒔くのは、漉き込んだ直後でしょうか、それとも暫く時間を空けてからでしょうか?
よろしくお願いします。
そうなんです。好気性発酵は難しいので、失敗がつきものです。
同じ草だけの場所もありますが、
自然の草も色々な種が混ざって生えてきます。
緑肥作物もそれにならって混播するとよく生えてきます。
たかだか60坪の家庭菜園なのに、エンバク、ライ麦、ソルゴー、クロタラリアを買ってしまっています。
なるほど、種を混ぜて播く方法もあるんですね。
焼き物もできたらいいですね。
自然風土の持ち味をいかした農業があります。
いろいろ試行錯誤やってみていろいろ教えてくださいね。
ご教示ありがとうございます。
愛知独特の粘土質(焼き物ができるくらい)、しかもどこから持ってきたかわからない土砂地盤と毎日おつきあいさせてもらってます。
ですが、畑の裏には美しい森があります。
ここの土着菌、そしてここの環境としっかり「共生」すること。これを目指して勉強と試行錯誤をしていきたいと取り組んでます。
エンバクについてですが、他のムギ類と同様に、
種の2~3倍の覆土後、鎮圧が望ましいです。
最近、エンバクにも色々な品種が出ているため、
品種によって土壌改良の用途が多様になりました。
ハッピーヒルは、5月末~植えてみないと余り苗が出るかわかりません。
蒔き方はバラまきのあと覆土すると書いてありますが、具体的には何センチくらい覆土するとよいのでしょうか。 いつものようにw 手でパンパンとなじませる必要はないのでしょうか?
別件です
昨年そちらで購入したハッピーヒルの種籾。
当方の未熟さゆえに苗の出方が芳しくありません。
そちらの田植えは6月でしたね。
苗の余りはありますでしょうか。