無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

蕎麦の種まき(耕す場合)

2009-08-12 01:15:51 | 自然菜園の技術 基本
本日、

立秋も過ぎ、残暑に入ったというのに、どこか梅雨っぽさが抜けない。

今朝の地震、最近の集中豪雨。
どれをとっても地球の身震いや号泣なのではと思ってしまう。

野菜を育てて十数年。これほどまでの地球の変化。
自然界は、それでもバランスを保とうと必死な感じがする。

最近は、持続可能な農業、自給できる農業などについて真剣に悩んでしまうのも無理はないかもしれない。

湿っぽい陽気だけに、湿っぽいブログになりそうなので、
話はこの辺で、今日の蕎麦の種蒔きについて書こうと思う。

**********************************

今回は、いろいろ悩んだ末にバランスをとってトラクターで耕して蕎麦を蒔きました。

蕎麦は大好きな食べ物の一つで、自給できるようになってから蕎麦の風味など美味しさをさらに実感を深めています。

蕎麦は、風土や品種や品質によって随分風味が異なります。

個人的には、標高の高い寒暖の差が激しい痩せた土地で、収量の少なく粒の小さな在来種で、完全に乾燥しないうちに刈って干した蕎麦がお気に入りです。

蕎麦は、タデ科の植物で、祖先はヒマラヤ山麓や中国の雲南省といったとても標高の高い高山植物です。

もちろん、肥料なんてないところで、自分の根っこでたくましく吸収することし、光合成することで身を立てています。

そこで、品種改良されてきた現在の蕎麦であっても小麦が育たないくらいのやせた寒暖の激しい高地での栽培がとても蕎麦にとっては最適です。

私は、そこそこの収量で多く収量はあまり望みません。
自然に収穫できる量で、健康に美味しく育ってくれることを望みます。

今回は、長雨の関係で去年より5日遅れての蕎麦の種まきでした。

今回は、自家採種してきた在来の種だけでは足りなかったので、「信濃1号」という品種を1㎏混ぜて蒔きました。

本当は、在来品種だけでやりたかったのですが、、、

今回は、はじめての土地でみんなで蕎麦の収穫や蕎麦打ち体験をしたかったので、
いつも蒔いている場所から、Azumino自給農スクールの空いたスペースに小麦の前作として蒔きました。

耕して、糸を目印に約60~70㎝間隔に足でスジをつけて、いわゆる条蒔きというやつで蒔きました。

最近、蕎麦を栽培してきて蕎麦の気持ちがちょっとわかってきました。

【蕎麦の気持ち】は「のびのび育ちたい。」んだなーと思います。

この辺では、お盆の前に蒔き、太くのびのび生長できる間隔で、しっかり根を張りたいのだなーと思います。

はじめての土地なので、どんな風に育ってくれるか楽しみです。

10月に友人のお店で蕎麦打ち体験をみんなで行い、蕎麦に舌鼓するのが今から楽しみです。





コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 質問(緑肥の活用法) | トップ | ウエルカム、烏骨鶏(ウコッ... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自家製の手打ち蕎麦は好いですね。 (竜馬2世)
2009-08-12 04:51:22
 もう蕎麦を播く時季になったんですね。
私は春蕎麦を収穫し損ねたので、ぜひ秋には収穫して食べてみたいと思っています。

 ちなみに、竹内さんはどれだけの量の蕎麦をどれほどの広さの畑に播かれたんでしょうか?

返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2009-08-13 22:13:55
竜馬2世さんへ

いつも見てくれてありがとうございます。

今回、小麦を作付る予定の約3~5畝位のところにに、古い種でしたので多めに約3kg(2升)程蒔きました。

標準的には、10a(1反)300坪に、バラ蒔き10㎏。条まきで3~5kgです。

蒔き方で、必要な種の量や育て方、収穫の仕方が変わるのでいろいろ試しています。
返信する
ちょっと困りますね。 (鑑山)
2010-08-18 06:31:30
自然農法では、一度立てた畝は耕しません。ましてやトラクターで耕起するなどもってのほか、機械をつかって楽をする農業に生命の営みなどありません。ブログタイトルの変更を要請します。
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2010-08-18 07:03:21
鑑山さんへ

生命に関しておっしゃる通りかと思います。

私が習った自然農法には、3系統あります。
福岡正信さんの自然農法、川口さんの自然農。

そして、岡田茂吉さんの自然農法。
この3番目の自然農法は、耕します。

ただし、自然の摂理を規範に、肥料・農薬は使用しないで、農作物の力を引き出す伝統的な方法です。

私は、野菜の他に穀類の自給も考え、5反分以上の田んぼ、雑穀を育てています。

それらの広い畑で食べる分育てながら、菜園教室を開くのは現状、手だけというわけにもいきません。

そこで、なるべく大地が疲弊しない工夫をしながら耕す自然農法も行っております。

トラクターで破壊される命や大地の悲鳴を肌で感じています。機械がもたらす便利さと引き換えに、失うものも体感しております。
それと向き合いながら生活しております。

鑑山さんの想いもわかります。実際、5年前の自分と同じだからです。

今では、無理のないいろいろな方法を試しながら、理屈だけでなく実際に生きていくこと、実践するなかで感じることを大切にしております。

まだまだの私ですが、私なりに想うところが合っての現在です。

いろいろな自然のあり方があり、お互い尊重できたらと思います。
返信する
沖縄で蕎麦つくり (みーです)
2010-11-19 16:34:16
初めまして沖縄からの投稿です。実は 沖縄で蕎麦つくりをしたいなーと、思っています。
蕎麦は、やっぱり寒い所でしょうか 暖地では
無理でしょうか 
返信する
コメントありがとうございます (たけうち あつのり)
2010-11-20 20:51:49
みーさんへ

蕎麦を沖縄で作った事が無いので予想ですが、
品種を選んだ方が無難かと思います。

島で,ソバと言えば沖縄ソバですよね。
懐かしいです。

ソバは、短日植物なので,日が短くなって初めて実がつきます。
そこで、内地(本州)では夏至を境に、品種を秋そばにします。
それ以前は、日が長くても実る春蒔ききの場合夏ソバを蒔きます。

やった事は無いので自信はありませんが、日が短くなってから夏ソバをやってみたらいかがでしょうか?

実際にやってみないとわからないので,もし蒔いた場合は結果を教えてくださいね。

返信する

コメントを投稿

自然菜園の技術 基本」カテゴリの最新記事