無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

(公財)自然農法国際研究センターの水稲勉強会(美味しいお米を育てるコツを学ぶ&蕎麦の種まき)

2013-08-04 21:51:39 | 自然菜園スクール
本日、時々

不安定な天気が続きます。昨日の天気予報、次の日には全く変わっていることは当たり前になってきています。


今日は、Azumino自給農スクールで、午前中ソバの種まき、午後は(公財)自然農法国際研究センターの水稲勉強会を行いました。


タネを播く溝を足で踏み、


在来種の蕎麦のタネをきっちり計ってから


丁寧に種まきしていきます。

この畑は、以前は胡桃を栽培していたとても野菜が育つような畑でなく、痩せているため
蕎麦なら育つことから、適地適作で、ソバとムギを交互連作して育てて、蕎麦と小麦の自給を体験できる畑になっております。

信州蕎麦と言われるくらい、蕎麦が合っている気候です。
自分たちで育てた蕎麦で、蕎麦打ち教室などができたらと思っております。

食べ物の自給を志すと、野菜もいいですが、ダイズ、コムギ、ソバなど穀類を育てられるととても充実してきます。



午後は、(公財)自然農法国際研究センターに移動し、
水稲チームの三木さんのご指導のもと、美味しいお米を作るをテーマに、講義と、田んぼでの見学会を行いました。




講義の中では、たくさんの稲の一生に関する全般的な話から、いろいろな栽培管理の方法によるメリット、デメリットなど、
実際農家さんでも知らないような、試験データや事例などから多面的に教えていただきましたが、

一言でいうと「健康に育ったお米は美味しい」。
では、実際に健康に育ったかどうかをどのように知る手掛かりになるのかいわゆる診断の一端を、
3種類の稲のサンプルから教えていただきました。




稲の中から一本選んで、


葉を一枚ずつばらし、板に張っていく


三種類の違う場所、方法で育てられた稲は、
葉がその生育の履歴のように、健康状態を教えてくれました。

稲を分解し、比較することで、3種類の違いが明確となり、
葉が残した生育履歴から、稲は多くのことを語ってくれました。

美味しいお米は、健康に育った稲の結果です。
健康に育つことで、美味しくなるだけでなく、草の生え方も変わってきます。





実際に、健康に育っている自然農法センターの田んぼに移動して、
草と稲の生育の関係や、実際に稲を見ながら、質疑応答をしました。

実際に、稲をみながら、田んぼに入ったり、前半の講義の内容を踏まえながら見学することで、
田んぼをやっている人ほど、帰ってすぐにやる課題を見つけているようでした。

自給を考えた時、お米を育てることは日本人ならまず考えることの一つです。
無農薬しやすい作物の一つ、稲。稲を健康に育てるヒント、考え方を学んだ貴重な機会だったと思います。

実際に、稲を栽培し始めると、わからないことだらけ。何が分からないのかもわからない自分に対面し、
今回、稲の栽培の奥深さに触れることができたことで、今みんなで育てている稲に対する見方が変わったように思えます。

やりながら、学ぶことのありがたさ、大切さを再確認した一日でした。
ありがとうございます。



8月の自然菜園教室/strong>
8/4(日)Azumino自給農スクール ソバのタネ蒔きと田んぼの見学会
8/7(水)メルパルクカルチャー、城山公民館 自然菜園入門
8/11(日)穂高養生園 自然菜園入門
8/14(水)NHKカルチャー 自然菜園入門
8/17&18 シャロムヒュッテ あずみの自然農塾
8/25(日)Azumino自給農スクール 自然菜園実践コース




コメント (4)
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