無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

新連載開始「やさい畑」(家の光)で、コンパニオンプランツの比較実験(キャベツ&レタス)

2013-08-29 15:03:49 | 自然菜園の技術 応用
本日、




9/3発売の「やさい畑」(家の光)の見本誌が届きました。

以前このブログでもご紹介した新企画での連載がいよいよ始まります。
実際にプランターを使ってコンパニオンプランツ(共栄植物)の効果やその栽培のコツをご紹介する企画です。


拙著を出していただいたご縁もあり、この企画がとても面白そうだったのは、
実際に、コンパニオンプランツの効果を比較するところにあります。


今回は、キャベツとレタスのコンパニオンプランツの効果を、
キャベツのみのプランターと、レタスとの混植したプランターで比較実験しました。

その過程を見開きで、写真と文章で栽培のコツや実際のところどうなったかを簡潔にご紹介しています。


プランターを使うことで、外的要因を同じくし、実際にキャベツとレタスを限られたスペースに植えると、どうなるのか栽培管理は大変でしたが、とても勉強になりました。


レタスが、どんどん大きくなるとキャベツは肩身が狭く育ちにくくなってしまうので、


どんどん外葉をちぎって、収穫しいただいていくと


キャベツの生長するスペースが生まれますし、
レタスも一度切りの収穫ではなく、長期間収穫でき、とても重宝します。


実験は、公平に行うために、複数同じ条件のプランターを準備し、その効果がある程度他のプランターでも観察できるかといった念の入れようで、家の前は実験用の自然菜園プランターで一杯になりました。

連載の最後のページにも書いてありますが、
レタスと混植したキャベツの方が、肩身が狭く、競争に合い、いじけてしまうかと思うと、
実験の結果から、むしろ生育が順調で、結球もスムーズにでき、意外な結果になりました。


そのことからも、レタスは単にキャベツの虫除けとしてだけでなく、生長促進にも貢献していそうな傾向が見ることができました。

これから2カ月おきに発売される「やさい畑」で、いろいろなコンパニオンプランツの比較実験の報告、そこから見えきたコンパニオンプランツを活かした栽培のコツをご紹介していこうと思います。

理論的にわかることもありますが、まだその効果が説明しきれないことが多く、実際は経験から来るもので謎めいているコンパニオンプランツの実際が垣間見れて面白いですよ。


自然菜園プランターについてもどこかでご紹介出来ればいいと思いますが、
実際に、プランターで野菜が複数育ち、収穫できると、キッチンガーデンとして食卓が豊かになります。

コンパニオンプランツは、農薬や化学肥料のような絶対的なものではなく、
料理の際に、最後の一つまみのお塩や、隠し味のハーブのようなもので、その活かし方を知ることで効果が発揮される植物どうしの関係性からくる効果です。

そのため実際に、プランターで見えてきたコンパニオンプランツのポイントを、菜園で活かしてもらえれば、無農薬栽培がもっと簡単に、自給率もアップしてできたら、愉しいと思います。参考にしてみてください。
コメント (8)
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