日本最低気温を記録した街の中心部から北へ歩く

2022年12月16日（金）

旭川は、上川盆地に位置する人口32万の北海道第2の都市。1902年に日本最低気温-41℃を記録し、120年も破られていない。そんな極寒の地を中心部から北へ歩いた。

 

旭川中心部のＪＲ旭川駅前から東へ200ｍほどのところにある赤レンガ倉庫群を改装した大雪地ビール館。市内では他にも赤レンガの建物を多く見かけた。

モミ？のような街路樹に雪が積もりクリスマスツリーがたくさんあるようでワクワクする。気温が低いので雪は溶けず傘さしている人はいない。道もパウダースノーでキュッキュッと音がし、気分がいい。

旭川中心部は碁盤目状に計画された都市。ＪＲ旭川駅（正面）から北へ伸びる永隆橋通りにもモミの木ような街路樹。

上の写真の永隆橋通り並行にＪＲ旭川駅から南北に走る「平和通り買物公園」。日本初の歩行者天国で約1ｋｍの通りで、両サイドにはデパートや商業ビルが立ち並ぶ。

平和通り買物公園を北へ突き抜けたところにある常盤ロータリーにあるタワー。タワーに表示されている気温は-6℃。防寒対策してるので、問題なかった。

石狩川にかかる旭橋。1932年に架けられた旭川のシンボル的な橋であり、常盤ロータリーをさらに北へ行ったところにある。

北海道・樺太関係の戦没者等の国事殉難者を祀る北海道護国神社横の通り。吹雪いて視界が悪くなってきた。

スタルヒン像。北海道護国神社からさらに歩きスタルヒン球場にある。子供の頃、ロシアから旭川へ亡命。日本初の300勝投手、巨人に入団し、戦後はいろいろなチームを渡り歩き、引退2年後交通事故により亡くなった。

吹雪きが強くなったので、北鎮記念館という北海道の防衛と開拓の歴史を学べる自衛隊の広報施設に入り、展示を見ていたら青空になった。写真左の大きな木に囲まれているのは広大な陸上自衛隊旭川駐屯地。

国の重要文化財である旧旭川偕行社。北鎮記念館で展示でこの建物の存在を知り、そこから40分程度歩き訪れた。旧陸軍第七師団が旭川に設営された際に建設された。将校たちの社交場として利用された。現在は旭川市彫刻美術館となっている。