ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

廃墟に乞う(佐々木譲)

2021年07月30日 | 国内ミステリー
直木賞受賞作の佐々木譲の「廃墟に乞う」を読んだ。 何らかの事情により、刑事を休業中の主人公が、休業中ながら、知り合いなどから、頼りにされ、事件を解決するのに一役買う。という6篇からなる短編集だ。 その設定から、本来の刑事としての捜査権もなく、警察手帳の替わりに、名刺で、警察と名乗り、プライベートながら、協力を依頼して聞きこむのだ。 したがって、探偵ものと言ってもよいのだが、刑事であるのは確か . . . 本文を読む
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THE CONFESSION(JOHN GRISHAM)

2021年07月18日 | 海外ミステリー(洋書)
JOHN GRISHAMのTHE CONFESSIONを読んだ。 冤罪の物語としては、確か、ノンフィクションだったと思うがTHE INNOCENT MANがある。 今回、このTHE CONFESSIONを読んで、引き込まれるストーリー展開に、JOHN GRISHAMの傑作のひとつに数えられると思った。 ある白人の女子学生が行方不明になる。黒人の友達が、容疑者として逮捕され、長時間の拘束で神経 . . . 本文を読む
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あおなり道場始末(葉室麟)

2021年07月11日 | 時代劇はミステリー
ちょっと、軽めのが読みたくて、本書を選んだが、葉室麟でも、こんな軽いのがあるのかと驚いた。 風野真知雄とまではいかないが、なかなかである。 道場主の父が、酔って階段で足をすべらせてなくなる。しかし、不審な点が多く、父の仇を3人兄弟が力を合わせて探すのだ。 その方法が面白い。その藩には、主人公の道場を含めると6つの流派の道場があるのだ。おそらく、その中に、仇となる犯人がいると、道場破りをしてつ . . . 本文を読む
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老人と海(ヘミングウェイ)

2021年07月05日 | 海外ミステリー(和書)
ヘミングウェイの「老人と海」を読んでみた。 ヘミングウエイと言えば、学生の頃、「誰がために鐘が鳴る」などを読んで以来となる。 何故、今、ということだが、前から読んでみたかったが、読みそびれていたとしか答えようがない。 子供の時から、海洋もの、ロビンソン・クルーソーとか、十五少年漂流記とかが大好きで、今でも、漂流ものは読んだりしていた。 英語版で読もうかどうか迷ってもいたが、今回は、とりあえ . . . 本文を読む
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