図書館のおすすめコーナーで見つけて、読んでみた。
8人の作家の傑作選だ。その中で知っているのは、森村誠一くらいだった。
どれも、ちょっと、違った雰囲気なので面白く読めた。
大自然の中で繰り広げられる謎と殺意と愛憎に満ちた山岳ドラマとのうたい文句にひきつけられた。
一番印象に残っているのは、「悪女の谷」だろうか。
同じ職場の二人の山ガールの一人を捨てて、もう一人に移った男が、新しい彼女に誘 . . . 本文を読む
谷甲州と言えば、SFだが、実は山岳小説も書いているどころか、この作品などで新田次郎賞も受賞している。
ということで興味を持って、読んでみた。
最初に山岳用語集が出てくるのが面白かった。しかし、これがないと意味不明な箇所が出てくる。特に、山岳用語には、ドイツ語ではだいたい知っていても、英語では知らなかったりする。
例えば、リンネやルンゼと同じ意味のガリーだったり、アイゼンと同じ意味のクランポン . . . 本文を読む