葉室麟の本格歴史小説、「春風伝」を読んだ。
葉室麟の小説は、ジャンルは違うが、新田次郎と同じく、いつか、全作読んでみたいと思っている。
それだけ、どの作品も、読後の満足感が高い。
この作品は、高杉晋作の生涯を描いたものだ。正直言って、時代劇小説ファンなのだが、維新の有名人ながら、高杉晋作については、あまり、知ってなかった。
どこか、坂本竜馬と混乱しているところがあったが、おそらく、高杉晋作 . . . 本文を読む
「錨を上げよ 4.抜錨篇」を読み終えた。
結論から言うと、この4巻目は、結構面白かった。
特に最後のエンディングも気に入った。
第一巻と第四巻は、ちゃんと読んだが、第2巻は、流し読み。第3巻にいたっては、ページをめくって、ところどころ字を追っただけながら、まあ、それは、それで、自分の辛抱のなさだったのかも、しれないが、致し方ないとも思う。
第四巻は、347ページなのだが、本文は、304ペー . . . 本文を読む
クリフトン年代記の6作目を読み終えた。
悪いやつらが一掃され、念願のセバスチャンとサマンサの再会や、ロシアの作家がノーベル賞受賞により、牢獄から出獄など、良い展開になるかと思いきや、エンディングでは、更なる展開が起きるという目まぐるしい物語だ。
しかし、その展開の速さが、飽きずに読み続けられる理由だ。 . . . 本文を読む
浅田次郎の直木賞受賞作、「鉄道員」を読んだ。
直木賞受賞作のお勧めトップ10にも入っている。
直木賞は、長編だけでなく、短編集も入ることがある。この鉄道員も8篇の珠玉の作品集だ。
「鉄道員」は、高倉健の映画で有名だが、実際には、見ていないが、高倉健のポスターは印象に残っている。
解説を読むと、熱烈なファンには、4派にわかれるという。「鉄道員」「ラブレター」「角筈にて」「うらぼんえ」の4派ら . . . 本文を読む