JOHN GRISHAMの”SKIPPING CHRISTMAS"を読んだ。
丁度、年末のクリスマスに近くなってきたこと。また、分厚い洋書に疲れたあとで、ちょっと、軽めの本(177ページ)を選びたかったことが主な理由だ。予定通り、年内に読み終えることができた。娘が海外派遣隊に参加で、おそらく、1年くらいは、帰って来ないだろうと考えて、今年は、クリスマスをスキップしてクルーズ旅行に出よ . . . 本文を読む
海外ミステリー(洋書)で読んだものを作家別にご紹介します。追加:SKIPPING CHRISTMAS(JOHN GRISHAM)
①PRESTON & L.CHILD THUNDERHEADCABINET OF CURIOCITY BRIMSTONE RIPTIDE DANCE OF DEATHTHE BOOK OF THE DEADTHE WHEEL OF DARKNESSCEMETE . . . 本文を読む
だんだん、長い作品は、避けるようになってきた。年齢のせいか。本作は、670ページである。
ダン・ブラウンの作品は、ほんとうに久しぶりだった。ほとんど、前作の『ダ・ヴィンチ・コード』の記憶もなかったが、英語の文章自体は、読みやすいのだが、固有名詞や、背景が、わからないながら、読み飛ばしていった。
書評を見ると、評価は、分かれるようだ。
正直言って、長くて、冗長で、説明が多くて、大変だった。わか . . . 本文を読む
エリック カストナーの「エミールと探偵たち」を読んでみたいと思っていたら、図書館に英訳本があったので読んでみた。
児童文学の傑作とのことだが、なるほどと思わざるおえないストーリー展開だった。
1929年に書かれたとのことだが、日本に翻訳本が出たのは、1950年くらいのようだ。
江戸川乱歩が、怪人二十面相の中で、少年探偵団を登場させたのは、1936年くらいなので、影響を受けたのではないかも知れ . . . 本文を読む
MICHAEL CONNELLYの9DRAGONSを読んだ。
HARRY BOSCHシリーズ 全24作品のうちの14番目にあたる。
数えてみたらシリーズ中、11作品を読んだことになる。
シリーズものとしては、1~2番目の数になる。HARRY BOSCHが、性格に合っているのだろう。できれば、順番に読み進めたかったが、そううまくはいかなかった。だが、それほど、違和感がないのが一話完結の事件設定 . . . 本文を読む
JEFFREY ARCHERの最近の作品(2019年)、NOTHING VENTUREDを読んだ。
とても、80歳近い作者のものとは思えない作品だった。
新しい主人公、WILIAM Warwickの物語だ。父は、悪いやつらを弁護するしたたかな弁護士で、姉もあとをついでいる。
主人公は、悪い奴らを捕まえる刑事になるのが夢なのだ。
なぜか、西洋絵画の歴史を学んだのち、巡査になるが、試験もトップ . . . 本文を読む
STEPHEN KINGのLATERを読んでみた。STEPHEN KINGのホラーものは、長いが、この作品は、248ページと、比較的、短いので選んでみた。
主人公の少年は、死者の幽霊と話すことができた。
そのため、亡くなった爆弾魔が、最後に仕組んだ爆弾の場所を、幽霊から聞き出すため、母のレズ友の女警官が、主人公を連れまわす。ちょっと、少年少女もののホラーかと思わせる設定なのだが、そうとばかりは . . . 本文を読む
JOHN GRISHAMのTHE TESTAMENTを読んだ。
ある大富豪が、遺言書を書き換えた後に、飛び降り自殺する。
その遺言書によると、すべての財産を、ブラジルのジャングルに宣教師として赴任して、どこにいるかもわからない子供、妻ではない女性に産ませた子供に託すというのだ。二人の元妻に産ませた子供たちは、遺産相続を期待していたから収まらない。それぞれ、弁護士を雇って、書き換えた遺言書は、無 . . . 本文を読む
映画は見たことがないが、アカデミー賞は取っているし、原作も、ブッカー賞を取っているということで、読んでみた。
今までには、もっと、手ごわい作品にもトライしたことがあるだけに、何とか、読み終えた。
しかし、どこまで、理解したかは、わからない。一見、読み進めることができそうでいて、頭には、すっきり入ってこないのだ。あとで、他の人の書評を読んで、その点がはっきりした。
詩的表現が多く、登場人物の視 . . . 本文を読む
MATT HAIGのファンタジー小説、「THE MIDNIGHT LIBRARY」を読んだ。
書評で、かなりの評価を得ている作品だ。
職場も首になり、ペットの猫も事故で亡くなり、絶望から、死にたいと思ったとき、目の前に不思議な図書館が現れ、その書棚から本を選ぶことで、こうすれば良かったと思う人生のやり直しを試せるのだ。誰でも、あの時、こうすれば、どうなっていただろうとか、想像することがあるかも . . . 本文を読む
JEFFREY ARCHERのFALSE IMPRESSIONを読んだ。
何とも、盛りだくさんで、スピーディーな物語だった。
英国の旧家が、負債に苦しんでいた。そこで、所持する名画を処分して、借金を返済しようとした。
しかし、その女主人が、暗殺され、一番の名画が借金を一手に引き受けている銀行に移動されようとする。
さて、それからが、大変だ。何しろ、米国の9.11事件の貿易センタービルにその . . . 本文を読む
JOHN GRISHAMのCALICO JOEを読んだ。
JOHN GRISHAMの作品には、法廷ものと呼ばれるものが多いが、いくつかの作品は、まったく、法廷には関係しないものもある。
この作品がそうであり、プロ野球選手の話だ。
新人起用され、すさまじい勢いで、ヒットやホームランを量産して、スーパースターになるJOEという野球選手に、ビーンボールが当たり、昏睡状態になる。
死線をさまよい、 . . . 本文を読む
やっと、THOMAS HARRISのHANNIBALを読み終えた。
約2か月かかった。546ページというから、それほど長かったわけではなかった。しかし、結構、大変だった。
過去の羊たちの沈黙では感じなかった格調の高さとでもいうのか、語彙も難しく感じた。イタリアの芸術関係の記述が多かったせいかも知れない。ただ、映画を見ていたのは、おおいに助かった。結末以外は、かなり、原作に忠実に描いているように . . . 本文を読む
MICHAEL CONNELLYのTHE OVERLOOKを読んだ。
前作が、ECO PARKのようだが、読んだのに、ほとんど、記憶がなかった。
書評の中で、短かったというのがあったが、確かに260ページというのは、短い方かも知れない。
ストーリーとしては、殺人の上、放射性物質が、盗まれる。
FBIは、放射性物質の行方を追うのを、安全保障のための、最優先事項として動く。
ハリーボッシュは . . . 本文を読む
忙しかったり、途中で、やめた作品があったので、少し、間があいたが、やっと、この作品を読み終えた。異常な暑さのせいで、読書がつらかったせいもある。
まず、この作品の出だしのスピーディーさには驚いた。
JOHN GRISHAMにしては、珍しいアクション映画でも見ているようなストーリー展開なのだ。
厳重な図書館から貴重な直筆原稿を盗み出すという物語だ。5人の一味のうち、2人はあっけなく捕まってしま . . . 本文を読む