ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

まいにち富士山(佐々木茂良)

2017年04月23日 | 山はミステリー
何とも、衝撃的な題名なので、思わず手にとってしまった。 定年して64歳のときに富士山に初めて登り、それから、毎日のように富士山に登った方のエッセイだ。 この本を書いたときで70歳で819回だったが、1年前で76歳で、1300回以上登っている。 もちろん、一般の方が登る7月~9月だけでなく、4月~11月の雪のある時期にも登っている。 30m以上滑落した恐怖体験もしている。 朝登り、昼飯を食 . . . 本文を読む
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山の歳時記(新田次郎)

2017年04月21日 | 山はミステリー
山の本のおすすめの中に新田次郎のエッセイ「山の歳時記」があったので読んでみた。 新田次郎の傑作選を10作選ぶと8作は、山に関してのものだという。 幼少期に山の中で暮らし、富士山測候所に勤務をしたのが山の本を書いたきっかけだが、だからといって、山男ではなかったのが面白く感じた。 人もびっくりするほどの遅足登山が信条で、しかも、案内人付きの大名登山だったという。しかし、昼飯以外は止まらない、休ま . . . 本文を読む
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嘘の戦争

2017年04月02日 | ミステリーぽい映画
前シーズンで、見逃さなかったのがこのドラマだ。 嘘の戦争、これほど質の高いドラマは久しぶりだ。 詐欺師の話なのだが、詐欺師といえば、ポールニューマンとロバートレッドフォードが主演したスティングが有名だが、ある意味、それ以上の出来栄えだった。 なぜ、素晴らしいかといえば、目的が子供の頃に家族を殺されたリベンジであること。 お金が目的ではないということだ。 次に主演の草薙を初めてとして、出演 . . . 本文を読む
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強力伝・孤島(新田次郎)

2017年04月02日 | 山はミステリー
強力伝は、子供のころ、漫画になったのを見た記憶がある。 その時も感動したが、小説で読んでみて、更に感動が倍増した。 それ以外の短編、八甲田山、凍傷、落とし穴、山犬物語、孤島と、どれも、秀作で、面白く読めた。 人間の仕事の中には、人生をかけた仕事、人間の限界に挑戦する仕事というものもある。 また、通常の生活とはかけ離れた環境の中で生きることの難しさなど、いろいろ、感じさせられるものがあった。 . . . 本文を読む
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