何とも、衝撃的な題名なので、思わず手にとってしまった。
定年して64歳のときに富士山に初めて登り、それから、毎日のように富士山に登った方のエッセイだ。
この本を書いたときで70歳で819回だったが、1年前で76歳で、1300回以上登っている。
もちろん、一般の方が登る7月~9月だけでなく、4月~11月の雪のある時期にも登っている。
30m以上滑落した恐怖体験もしている。
朝登り、昼飯を食 . . . 本文を読む
山の本のおすすめの中に新田次郎のエッセイ「山の歳時記」があったので読んでみた。
新田次郎の傑作選を10作選ぶと8作は、山に関してのものだという。
幼少期に山の中で暮らし、富士山測候所に勤務をしたのが山の本を書いたきっかけだが、だからといって、山男ではなかったのが面白く感じた。
人もびっくりするほどの遅足登山が信条で、しかも、案内人付きの大名登山だったという。しかし、昼飯以外は止まらない、休ま . . . 本文を読む
前シーズンで、見逃さなかったのがこのドラマだ。
嘘の戦争、これほど質の高いドラマは久しぶりだ。
詐欺師の話なのだが、詐欺師といえば、ポールニューマンとロバートレッドフォードが主演したスティングが有名だが、ある意味、それ以上の出来栄えだった。
なぜ、素晴らしいかといえば、目的が子供の頃に家族を殺されたリベンジであること。
お金が目的ではないということだ。
次に主演の草薙を初めてとして、出演 . . . 本文を読む
強力伝は、子供のころ、漫画になったのを見た記憶がある。
その時も感動したが、小説で読んでみて、更に感動が倍増した。
それ以外の短編、八甲田山、凍傷、落とし穴、山犬物語、孤島と、どれも、秀作で、面白く読めた。
人間の仕事の中には、人生をかけた仕事、人間の限界に挑戦する仕事というものもある。
また、通常の生活とはかけ離れた環境の中で生きることの難しさなど、いろいろ、感じさせられるものがあった。 . . . 本文を読む