久しぶりにキンドルを充電してみて、読んでない時代劇小説があったので、読んでみた。TVでも、向井が主人公を演じた算盤さむらいこと、風の市兵衛だ。
なかなか面白かった。だから、その後、シリーズものとして30巻も続き、テレビ化もされたのだろう。
一気に、2日で読み終えた。流し読みではなく、堪能しながら読んで、2日で読み終えたのだから、いかに、面白かったかがわかる。
テレビでも見ていたので、主要登場 . . . 本文を読む
読んだと言えるか疑問だ。ページをめくって、時々、書いてある文字を目にしたくらいだからだ。
それでも、何となく、わかるのは、既に2巻読んでいるので、だいたい想像がつくからだろう。
はちゃめちゃな人生を送る主人公が、失恋しまくる。女に翻弄される。ただ、それだけのものがたりだからだ。
最後の新潮社の部長(女)の解説が唯一、興味を引いた。
「驚くべきことに、最高傑作の一つにあげる人も少なくない。わ . . . 本文を読む
直木賞お勧めミステリーの2番目にランクされていた「破門」を読んでみた。
不思議な魅力の作品だった。え~!これが、直木賞受賞作?と読み始めた頃には、感じた。なぜなら、そもそも、極道の話であり、かつ、文体も、関西弁の非常に軽妙なやりとりの中で進んでいくが、決して、深遠な趣があるわけではない。
しかし、その会話や話の流れに、引き込まれて、あっという間に読み終えた。
最後の講評に、著名な選考委員の絶 . . . 本文を読む
とりあえず、この4部作も読もうと決めた。
理由は、洋書も、現在、クリフトン年代記(7部作)を読み続けているからだ。
まるで、苦行僧のように、チャレンジしているようだ。
クリフトン年代記の方は、英語の速読力の向上という意味がある。実際に面白いストーリー展開もある。
しかし、この「錨を上げよ」についていえば、同じ時代、しかし、ちょっと違った人生を味わうような感覚だ。
2編目は、座礁篇とあるだ . . . 本文を読む
クリフトン年代記の5作目を読み終えた。
悲しいかなストーリーは、どんどん忘れていってしまう。ハニートラップらしきものに簡単にひっかり、選挙を棒に振ってしまうジルと、逆に、妻への愛に生きるハリーが、ロシアの牢屋に入れられても、自分を失わないのが、対照的に描かれている気がした。
現在、ロシアのウクライナへの侵略が問題になっているが、この国は、歴史的に、腐った政治家に独裁されてきた国なのだなと感じた . . . 本文を読む
東野圭吾の「容疑者xの献身」を読んだ。
この作品は、直木賞受賞作のおすすめトップ10と、直木賞受賞のミステリートップ10の両方にリストされている作品だ。
おもしろくないはずがないと思ったが、やはり、面白かった。
東野圭吾の作品は、一時期、はまって「秘密」他、5作品ほど読んだが、同じ時期、はまっていた宮部みゆきの作品の方が、自分の好みに合っていた。
この作品は、福山雅治主演のTVドラマで「ガ . . . 本文を読む