ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

風の市兵衛(辻堂魁)

2022年04月26日 | 時代劇はミステリー
久しぶりにキンドルを充電してみて、読んでない時代劇小説があったので、読んでみた。TVでも、向井が主人公を演じた算盤さむらいこと、風の市兵衛だ。 なかなか面白かった。だから、その後、シリーズものとして30巻も続き、テレビ化もされたのだろう。 一気に、2日で読み終えた。流し読みではなく、堪能しながら読んで、2日で読み終えたのだから、いかに、面白かったかがわかる。 テレビでも見ていたので、主要登場 . . . 本文を読む
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錨を上げよ(3.漂流篇)

2022年04月24日 | 国内ミステリー
読んだと言えるか疑問だ。ページをめくって、時々、書いてある文字を目にしたくらいだからだ。 それでも、何となく、わかるのは、既に2巻読んでいるので、だいたい想像がつくからだろう。 はちゃめちゃな人生を送る主人公が、失恋しまくる。女に翻弄される。ただ、それだけのものがたりだからだ。 最後の新潮社の部長(女)の解説が唯一、興味を引いた。 「驚くべきことに、最高傑作の一つにあげる人も少なくない。わ . . . 本文を読む
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破門(黒川博行)

2022年04月19日 | 国内ミステリー
直木賞お勧めミステリーの2番目にランクされていた「破門」を読んでみた。 不思議な魅力の作品だった。え~!これが、直木賞受賞作?と読み始めた頃には、感じた。なぜなら、そもそも、極道の話であり、かつ、文体も、関西弁の非常に軽妙なやりとりの中で進んでいくが、決して、深遠な趣があるわけではない。 しかし、その会話や話の流れに、引き込まれて、あっという間に読み終えた。 最後の講評に、著名な選考委員の絶 . . . 本文を読む
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錨を上げよ 2 座礁篇(百田尚樹)

2022年04月15日 | 国内ミステリー
とりあえず、この4部作も読もうと決めた。 理由は、洋書も、現在、クリフトン年代記(7部作)を読み続けているからだ。 まるで、苦行僧のように、チャレンジしているようだ。 クリフトン年代記の方は、英語の速読力の向上という意味がある。実際に面白いストーリー展開もある。 しかし、この「錨を上げよ」についていえば、同じ時代、しかし、ちょっと違った人生を味わうような感覚だ。 2編目は、座礁篇とあるだ . . . 本文を読む
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MIGHTIER THAN THE SWORD(JEFFREY ARCHER)

2022年04月10日 | 海外ミステリー(洋書)
クリフトン年代記の5作目を読み終えた。 悲しいかなストーリーは、どんどん忘れていってしまう。ハニートラップらしきものに簡単にひっかり、選挙を棒に振ってしまうジルと、逆に、妻への愛に生きるハリーが、ロシアの牢屋に入れられても、自分を失わないのが、対照的に描かれている気がした。 現在、ロシアのウクライナへの侵略が問題になっているが、この国は、歴史的に、腐った政治家に独裁されてきた国なのだなと感じた . . . 本文を読む
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容疑者xの献身(東野圭吾)

2022年04月07日 | 国内ミステリー
東野圭吾の「容疑者xの献身」を読んだ。 この作品は、直木賞受賞作のおすすめトップ10と、直木賞受賞のミステリートップ10の両方にリストされている作品だ。 おもしろくないはずがないと思ったが、やはり、面白かった。 東野圭吾の作品は、一時期、はまって「秘密」他、5作品ほど読んだが、同じ時期、はまっていた宮部みゆきの作品の方が、自分の好みに合っていた。 この作品は、福山雅治主演のTVドラマで「ガ . . . 本文を読む
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