ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

大名倒産 上下(浅田次郎)

2024年12月23日 | 時代劇はミステリー
大名倒産(上下)を読み終えた。 正直言って、上下巻は、長かった。 今まで読んだ、浅田次郎の作品とは、ちょっと、違う世界だった。 いわゆる、ドタバタコメディー的とでも言うのか。 経営破綻しかけてる小藩で、長男が亡くなったので、突然、4男の主人公がお殿様になって、立て直しをはかる。 一方、引退した元藩主は、ある計画を画策していた。 一見、普通の時代劇っぽいが、ハチャメチャになってくるのだ。 . . . 本文を読む
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SKIPPING CHRISTMAS(JOHN GRISHAM)

2024年12月21日 | 海外ミステリー(洋書)
JOHN GRISHAMの”SKIPPING CHRISTMAS"を読んだ。 丁度、年末のクリスマスに近くなってきたこと。また、分厚い洋書に疲れたあとで、ちょっと、軽めの本(177ページ)を選びたかったことが主な理由だ。予定通り、年内に読み終えることができた。娘が海外派遣隊に参加で、おそらく、1年くらいは、帰って来ないだろうと考えて、今年は、クリスマスをスキップしてクルーズ旅行に出よ . . . 本文を読む
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山狩(笹本稜平)

2024年12月07日 | 山はミステリー
笹本稜平の最後の作品とも言える「山狩」を読んだ。 笹本稜平と言えば、警察小説や山岳小説が有名だが、両方を併合したような作品だ。 舞台は、千葉県の伊予が岳で、登ったこともあり、親しみがあった。 しかし、その伊予が岳で、山狩りがなされようとは、.......。 さて、伊予が岳で、女性の遺体が発見される。事故として処理されそうになるが、実は、ストーカーされていたことがわかり、事件の可能性も検討さ . . . 本文を読む
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影ぞ恋しき(葉室麟)上下

2024年12月06日 | 時代劇はミステリー
「いのちなりけり」「花や散るらん」「影ぞ恋しき」の雨宮蔵人三部作を読み終えた。 最後の「影ぞ恋しき」は、葉室麟にとっても、66年の生涯の最後の作品とのことだ。 葉室麟にとっても、この主人公、雨宮蔵人の武士道への強い思い入れがあったと思われる。確かに、自分のことは、顧みず、他人のために命を捨てても守ろうとする姿には、心を打たれる。 敵であるものたちでさえ、その姿に、心に躊躇が生じるほどだ。 . . . 本文を読む
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