第一回本屋大賞受賞作の本著を読んでみた。
表題に以前から惹かれていたのだが、読んでみて、不思議な魅力を感じた。
芥川賞他、いろいろな賞も受賞し、海外でも高い評価を得ている著者とのことだが、なるほどと思えた。
80分しか記憶が維持できなくなった数学博士の物語だ。
毎回、初対面となってしまう家政婦とその10歳の息子との心のふれあいを描いているのだ。
書評を書くのは、きわめて難しい作品だ。ただ . . . 本文を読む
JEFFERY DEAVERのXOを読んだ。
キャサリンダンスシリーズなのだが、今までにない試みというか、プロジェクトに基づいて描かれている。
魅力的なカントリー女性シンガーが、ストーカーにおびえる。キャサリンダンスの友達ということで、コンサートに私的に応援に行くのだが、そこでも、ストーカーが、現れる。
そして、ついに、女性シンガーの元彼で、スタッフが、殺される。個人的な旅行だったキャサリン . . . 本文を読む
読売新聞の書評を読んで、この本を図書館から借りたのだが、シーラッハという名前に記憶があり、調べたところ、何と、2011年、12年前に、はやり、読売新聞の書評でこの本を借りていることに気が付いた。
内容については、まったく、覚えていなかったが、作者の名前のみ薄っすらと記憶があったわけだ。
その時のブログの抜粋を書くことにしよう。---------------------------------- . . . 本文を読む
新田次郎の「新田義貞」を読んでみた。
新田次郎と言えば、山岳ものの小説が多いが、武田信玄などの歴史小説も書いており、面白い。
ひとりの作家で、過去、一番読んだのが、おそらく新田次郎の作品だと思う。その中で、最近、新田義貞について、興味を持ち、本作品を読んでみた。
新田義貞が、鎌倉を攻め、足利尊氏が、京を攻め、鎌倉幕府の北条氏を滅ぼしたのだが、そのあとに、足利氏の反乱により、足利氏の室町幕府へ . . . 本文を読む