ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

THE FORGOTTEN ROOM(LINCOLN CHILD)

2020年09月21日 | 海外ミステリー(洋書)
PRESSTON&CHILDの二人の共作、特にPENDERGASTシリーズは、好きな作品の一つだ。共作という意味でいえば、現代のエラリー・クイーンと言えるかも知れない。エラリー・クイーンのように二人の共作とは、どうやって作られていくのか不思議に思う。PRESSTON&CHILDの場合、一人ずつでも書いている。D.PRESSTONの単独作品は読んだことがあるので、今回、L.CHILD . . . 本文を読む
コメント

八月の六日間(北村 薫)

2020年09月16日 | 山はミステリー
新聞か、「山と渓谷」かに、山歩き好きの人向けのお勧め小説として、紹介されており、手に取った。 図書館で他の人の予約が入り、途中で、返却して、また、借りるという手間をかけて、読み終えた。(おそらく、同じお勧め記事を読んだ人が予約を入れたのか?) 雑誌の編集者の40歳前後の女性が、日常からの脱却のため、山登りを始める。初心者には、少し、チャレンジングな山に登るのだが、5つの登山、縦走の中で、この女 . . . 本文を読む
コメント

山桜記(葉室麟)

2020年09月10日 | 時代劇はミステリー
7編の短編からなる「山桜記」を読んだ。 戦国の夫婦の姿を描いた短編集ということで、非常にユニークな作品集だった。 また、どれも、質の高い、美しい作品だった。 どれか、一つと選ぶのも難しいが、「牡丹咲くころ」という作品の最後のやり取りは、ちょっと、美しすぎる。 ほのかに思う女性を何としても守りぬきたい花として、花の美しさを守ろうとする人の心を、花は知らずとも良いと夫に言われ。 今度は、牡丹 . . . 本文を読む
コメント