ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

毒蛇の園(ジャック・カーリイ)

2020年02月29日 | 海外ミステリー(和書)
現在最も注目すべきミステリー作家、ジャック・カーリイの「毒蛇の園」を読んだ。 この作家の名前を知ったのは、新聞のコラムからだった。処女作の「百番目の男」の洋書を図書館に予約したのだが、蔵書が見つからないとのことで和書を借りようかと思ったが、貸出中で、3作目だが、本書を貸し出した。読んでみて、これは、洋書を読むのは、結構きついかもと思った。翻訳家の方も、苦労しただろうなと思われた。 あらすじは、 . . . 本文を読む
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極夜行(角幡唯介)

2020年02月20日 | 山はミステリー
著者の冒険、著書に興味を持ち、ノンフィクション大賞受賞の本書を読んでみた。現代における冒険とは何なのかと問いかけながら、北極の極夜旅行に出る著者の記録だ。季節によって一日中太陽が昇らない状態(真っ暗闇)が続く中で、約3か月を犬と過ごすのだ。 太陽が出ても、良い景色があるわけではない北極圏で、さらに真っ暗なのだから、これは、精神的に拷問に近い世界ではないかと想像する。 単調な旅行記録になるのでは . . . 本文を読む
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GRAY MOUNTAIN(JOHN GRISHAM)

2020年02月12日 | 海外ミステリー(洋書)
今年初めての洋書にジョン・グリシャムのGRAY MOUNTAINを選んだ。リーマンショックで、人員整理されたニューヨーカーの女性弁護士が、炭鉱の町の無料法律相談所でインターンとして働く事になった。 この炭鉱の町では、露天掘りからの環境問題が発生していたのだ。肺が侵された炭鉱夫に十分な補償がされてなかった。無料法律相談所の女性所長の甥っ子である弁護士が、この環境問題に真摯に取り組んでいたが、自家用 . . . 本文を読む
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冬山の掟(新田次郎)

2020年02月02日 | 山はミステリー
また、新田次郎の著書を手にとった。10篇の短編集だ。 どれも、冬山などで、ちょっとした判断ミスや、人間関係などから遭難に陥った物語をつづっている。 従って、何となく、暗い、寒々しい物語が続き、すっきりした気持ちになれなかった。ただ、解説者の角幡唯介氏の解説を読んで、なぜか気になった。探検家であり、ノン・フィクション作家であり、新田次郎賞も取った人とのことだ。 自分が実際に雪崩に巻き込まれたこ . . . 本文を読む
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