2016年下半期の面白かった落語をご紹介したい。今一番人気と言える立川志の輔は、常にトップを走っている。来年は、一度は見に行きたいものである。 新作は欠かせない。
今回は、結構、新しい落語家が入った。NHK新人落語大賞に出た5人のうち、3人を入れた。これに出た5人は真打ではないわけだが、勝ち上がってきただけに面白い。うまい。来年が楽しみだ。
1.立川志の輔 買い . . . 本文を読む
森村誠一の小説は何十年ぶりだろう。映画などで「高層の死角」などを読んだころ以来だろう。
山岳ミステリーも多く書いているのを知っていたので、「雪煙」という小説を読んでみた。
アルプスの名峰で出会った二人の山岳ロマン、主人公は国際刑事警察機構の警察官ということで興味をそそられた。
最近読んだ山岳小説にも、ミステリアスな女性が描かれているが、この作品でも、女性が大きな位置を占める。
もちろん、山 . . . 本文を読む
例年通りだが、2016年に読んだ洋書のトップ5(6?)を選んでおきたい。
今年は、8冊しか読めなかったので、3冊のみが番外だ。消去法で2冊は、すぐに決まったが、残りの1冊が難しかった。
順位をつけるのに、これほど難しく感じたことがなかった。
従って、あまり差のないトップ6を選んでおく。
1.SYCAMORE ROW(JOHN GRISHAM)何しろ、ジョン・グリシャムだし、25年ぶりの続編 . . . 本文を読む
今年最後の洋書は、B級スパイ小説だった。
キンドルで、無料で読めたのと、星が4つくらいだったので選んだのだが、残念ながら、楽しめることができなかった。
ストーリーは、爆弾テロリストを女性のスパイが、世界中を回って、捕まえる話なのだが、ストーリー展開が、はらはらするものがないのだ。
チームの仲間が、あっけなく爆弾魔に殺されてしまうかと思えば、女性主人公は、意外と簡単に爆弾魔を捕まえてしまう。
. . . 本文を読む
山岳ミステリーの金字塔と書かれているのだから、読まないわけにいかない。
新田次郎の推理小説、また、「チンネ」という言葉にひきつけられて、この本を選んだ。
昭和33年の作品というから、氷壁より古いくらいの作品なのに驚いた。
独創的だ。何しろ、3章ごとに山男が死んでいくのだ。
その3人には、美しい山女がからんでくる。もしかしたら、最近の山ガールの先駆けかもしれない。
また、当初、事故死と見せ . . . 本文を読む
新田次郎の「孤高の人」のモデルになった登山家、加藤文太郎の「単独行」を読んでみた。
普通は、「孤高の人」を読んでから読むらしいが、私は、先に読んでみた。
本当にこまめに登山の工程などを記録されていた。そのため、ほとんど、流し読みになってしまった。
しかし、ところどころ、単独行の孤独や、一方、単独行の自由さを感じられるところがあった。
当時は、登山は、重装備で、ガイド付きで、高価な娯楽だった . . . 本文を読む
昨日、千葉落語同好会発表会を見てきた。すでに79回目とのことだ。
常連さんもたくさんいた。6つの演目のあとに、師匠の春風亭柳好のお楽しみだった。
いずれの方も、淀みなく、上手だった。声のはりのある方もいた。
アマチュア落語の会で、いつも思うのだが、師匠になるプロの落語家の気合である。
やはり、アマチュアとプロの違いを見せようという強い気合が感じられた。
ネタは「尻餅」だったが、やはり、笑 . . . 本文を読む
井上靖の「氷壁」を読んだ。井上靖の作品は、初めてだった。
きっかけは、山登りの本の中で、おすすめのひとつだったためだ。
一番のお勧めは、「アンナプルナ登頂」だったが、何と、小学校の図書館で読んだ記憶があった。エベレスト登頂と一冊になってたのだが、アンナプルナ登頂の方が、高いエベレストより、大変で、凍傷の恐ろしさが記憶によみがえる。
映画も好きで、「神々の山嶺」,「八甲田山」,「劔岳 点の記」 . . . 本文を読む