読売新聞の書評で興味を持った武田人造氏の早川SFコンテスト優秀作の本作を読んでみた。
興味を持ったのは、著者の名前と、AI(人工知能)からだ。
SFと呼べる作品を読んだのは、いったい、いつ以来だろう?
子供の時は、ジュールベルヌファンだったし、映画では、スターウオーズや、スタートレックなどSFも、結構見ている。
本作は、SFと言っても、近未来であり、人間臭さがプンプンにおう作品だ。しかし、 . . . 本文を読む
直木賞のおすすめに入っていた本書をよんでみた。花魁の頂点にたつ葛城が、忽然と消えた。
一体何が起きたのか?失踪の謎を追うため、関係者のひとりひとりと、葛城について話を聞いてゆく。
吉原そのものを鮮やかに描き出した時代ミステリーの傑作。と背表紙にうたっているが、まさにその通りだろう。
まるで、ミュージカルのコーラスラインを想起させるインタビュー形式の物語だ。いつまで、続くのかと思いきや、最後ま . . . 本文を読む
MICHAEL CONNELLYのANGELS FLIGHTを読んだ。
久しぶりのせいか、ちょっと、読みにくく感じた。というか、序盤は、少し、じれったい、ストレスのたまる展開だった。
しかし、中盤くらいから、徐々に展開が早まり、終盤になる直前で、崖っぷちから落とされ、そこから、意外な終局に導かれた。
ストーリーは、黒人の人権問題を扱う弁護士と、たまたまそこにいた女性がANGELS FLIGH . . . 本文を読む