ボブ・ラングレーの「北壁の死闘」に魅了されて、「オータム・タイガー」を読んでみた。
これは、山岳冒険小説ではなく、完全なスパイ小説だが、非常に面白かった。
東ドイツ諜報機関の大物が、亡命を希望してきたが、指名してきた要員が、退官まじかの第一線から長く遠ざかっていた平凡な人間、タリーだった。
その大物から渡された古いライターから、古い記憶が蘇える。
ボブ・ラングレーの小説は、荒唐無稽にも見え . . . 本文を読む
最近、山岳小説が多かったので、読み応えのあるノンフィクションを読みたくなり、この本を手にとった。
これだけ、克明に記録した遭難記録はないのではないかと、思える作品だった。
実際に遭難した登山家であり、かつ、英文学の修士も取得する著者が書いているのだ。普段から、暇さえあれば、日記をつけているようだが、まさに、死にそうになり、もうろうとしながら、奇跡的に自力で降りてきた著者であるから、思い出しなが . . . 本文を読む
近くの公民館で、納涼寄席があるというので行ってきた。
出演したのは、前座:三遊亭ぐんま、二つ目:林家つる子だった。
落語鑑賞も久しぶりだ。
そのせいか、とても楽しく見ることができた。
ふたりとも、群馬県出身とのことだった。群馬県の形は、つるに似ているとのことで、名付け理由かと思ったが、顔がつるっとしているからとのことだった。
ぐんまさんは、初天神を、うまいこと、自分なりにアレンジして明る . . . 本文を読む