1996年7月17日にニューヨーク沖の海上に墜落したTWA 800の事故原因に関して、
事故調査の解明にあたった元事故調査官が、事故原因は嘘であるとする発言した。
http://business.newsln.jp/news/201306200801430000.html
上記実際にあった事件を元に、描かれた小説なので、リアリティーがある。
主人公は、5年後の追悼式に、FBI捜査官で事故調査にあたった妻に、
事故原因への疑問を投げかけられ、解明に向かって捜査を開始する。
地味な捜査と会話、状況描写、心理描写が多く、冗長に感じなくもないが、
平易な英語とリアリティーが緊張感を盛り上げ、不思議と飽きさせず、
面白く読むことができた。
主人公のスラングやジョークが多く、ジョークはひとつしか笑えなかったが、
ストーリーには関係ないので、読み進めることができた。
しかし、問題は結末である。この結末は予測できないわけではなかったが、
冷静に考えて、納得のいくものではなかった。
ページ数が少なくなってきたので、どう終わるのだろうかと心配していたが、
こういう終わり方かあ~。という感じだ。
一方、結構面白かったので、まあ、いいかあ~。という不思議な感じもある。
週刊ダイヤモンド 2016年 7/9号に「落語にハマる!」という特集記事がありました。立ち読みする価値はありそうです。
ブームなのでしょうかね?