ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

髑髏の檻(ジャック・カーリィ)

2020年12月29日 | 海外ミステリー(和書)
ジャック・カーリィの「髑髏の檻」を読んだ。 このシリーズは、独特の魅力があり、6作目になるが、今回も、期待を裏切らなかった。 相棒のハリーは、ほとんど出てこなかったが、兄のジェレミーは、大活躍だった。 ストーリーとしては、元格闘家の殺人犯に逃亡されたあと、休暇を取ることにしたライダーは、そこで、また、異常な殺人事件に遭遇し、捜査に巻き込まれていくのだ。 休暇と取ることにしたのも、あるホテル . . . 本文を読む
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影法師(百田尚樹)

2020年12月16日 | 時代劇はミステリー
百田尚樹の作品の中に、時代劇があるのを知り、読んでみた。 時代劇まで書いてしまうとは、正直、驚きだった。 下級武士から、筆頭家老にまで上り詰めた勘一と、その竹馬の友、彦次郎の物語だ。 農民のため、新田を増やすため、自分を犠牲にしても、新田開発に奔走なする、まっすぐな勘一。 一方、頭脳明晰、剣の達人で、将来を嘱望されるが、事件を犯し、藩を出てしまう彦四郎。 何故、彦四郎が、そのような行動を . . . 本文を読む
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FEAR NOTHING(DEAN KOONTZ)

2020年12月14日 | 海外ミステリー(洋書)
図書館で洋書を借りるとき、今まで、持ち歩きのできるペーパーバックにこだわっていた。理由は、勤めていた時に、電車の中で読むのが日課だったからだ。 でも、すでに、勤めていない今は、ほとんど、自宅で読むことが多い。理由は、電子辞書が重いので、外出時に持ち歩くのは、文庫と決めているからだ。自宅で読むなら、ペーパバックでなくてもよいし、図書館に蔵書されている洋書は、なぜか、ハードカバーが多いことに気が付い . . . 本文を読む
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炎環(永井路子)

2020年12月01日 | 時代劇はミステリー
歴史小説で、直木賞受賞作ということで、「炎環」を読んでみた。 鎌倉幕府の成立、武士の台頭のころを、4編の連作を一本にしたものだ。 阿野禅師、梶原景時、北条保子(政子のいもうと)、北条四郎の4人が、主人公のような4篇であるが、不思議なのは、どれも、かなりの部分で重なり合っている物語の部分があるところだ。 また、鎌倉幕府と言えば、当然、源頼朝、義経、政子、北条時政などの普段なら主役間違いなしの者 . . . 本文を読む
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