阿刀田高に凝っていると書いたが、日本推理作家協会理事長だったにも関わらず、エッセイばかりで、推理小説は読んだことがなかった。
きっと、推理小説も、良いに違いないと思い、探したのだが、ありそうでない。
やっと見つけて読んだのがこの作品だが、最後のあとがきで、阿刀田氏の長い作家キャリアで、ただ一作の、連作形式の本格推理短編集だと聞いて、おどろいた。
とてもユニークな8作の短編推理小説だった。
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伝統的な英国を描いて世界中で大きな感動を呼んだブッカー賞受賞作品だ。アンソニー・ホプキンス主演で、映画化もされている。
作者は、長崎生まれのKAZUO ISHIGUROという作家だ。以前から、興味を持っていたが、今回、ようやく読むことができた。
非常に不思議な作品だ。正直言って、ストーリー概要を見る限り、おもしろそうではないし、ページ数が、約250ページだから読んだのかも知れない。
歴史的な . . . 本文を読む
不思議な作品だ。英語もやさしいと感じたり、急に、むずかしく感じる時もあった。
①bereavement:先立たれること。死別。
②pluck up:元気を奮い起こす。気分がよくなる。うれしくなる。
③banter:ひやかす、からかう。
④bemuse:困惑する。心を奪われる。
⑤usher:案内する。
⑥remuneration:報酬
⑦begrudge:しぶしぶ与える。ねたむ。いや . . . 本文を読む
本屋で立ち読みをするというのは、結構な楽しみだ。
その中で、”速報ガイド!英語テキスト2011”という冊子を見つけた。
NHKのラジオやテレビの春からの新しい講座が紹介されている冊子なのだが、¥200-¥300はするのかなと、冊子の裏側の値札を探したが、見当たらない。
おかしいなあ?と思いながら、もう一度、表表紙を見てみると、でっかく”¥0”と . . . 本文を読む
阿刀田高に凝っている。「ミステリー主義」というエッセイを読んだ。
表題から、このブログにあっているとの理由からだけだ。
阿刀田高は、日本推理作家協会理事長だったことがあるという。だが、推理小説は読んだことがない。
ショート、ショートの名手として名高いが、このエッセイも、名作の評論から、気ままノートなど、雑誌などに掲載されたものを寄せ集めたものだ。
したがって、はっきり言って、まとまりがない . . . 本文を読む
大学教授の大井恭子著のライティングの本だが、それほど、堅苦しくなく、読みやすくまとめてある。
一般的な英語ライティングの秘訣が書かれていて、それほど、目新しいとは言えない。
秘訣の一つの”自分で自分に質問する。”は、リスニングの5W1Hを、話を、より展開させるために使ってみようということで、有効な気がする。
また、推敲するときのポイントとして、仮想の読者の目で読み直す . . . 本文を読む
バグダットの幽霊屋敷とは、阿刀田高の「アラビアンナイトを楽しむために」に掲載されている12話の中の一つの話だ。
20世紀の初めにパリに”自殺ホテル”と呼ばれるホテルが出現した。
バクダッドの幽霊屋敷も、やはり、泊ると、必ず、次の日に死んでいるという屋敷である。そのため閉鎖していた屋敷に、絶望していたアリが死にたいと泊ったのだが...
阿刀田高も、たくさんある千夜一夜物 . . . 本文を読む
洋書の合間に、家にころがっていた和書を手にした。
300ページあっても、日本人のせいか、5日で読み終えることができた。自分の国の言葉は、やはり、読みやすい。
読んだのは、阿刀田高著の、「旧約聖書を知っていますか」だが、なかなか、面白かった。
旧約聖書と言えば、非常に難解だが、わかりやすく読みとおせることができた。
最初の、アイヤー、ヨッというのが面白い。
たくさんの人物が出てくるのだが、 . . . 本文を読む
FBIの捜査官、PENDERGAST捜査官の不思議な魅力に取りつかれ、珍しく、このシリーズを読み続けています。
また、彼をとりまく、登場人物も、非常に魅力がありますが、その中の一人、NYタイムズの記者Smithbackが殺害されるというショッキングなところから始まります。
しかも、殺人者は、すでに、埋葬も済んでいたというから、ゾンビのような殺人者なのです。
そして、もっと、驚いたことに、パー . . . 本文を読む
2年ぶりのD.PRESTON&L.CHILDだ。そのせいか、少し、読みにくく感じた。
単語や文章もこんなだったかなという感じだ。
①home,James(and don't spare the horses)!(おどけて)急いで頼むよ!(運転手に早く家に着くように言う。)
②cohort:歩兵隊、一隊、仲間、同種の集団
③crenelation:銃眼付き胸壁
④machicola . . . 本文を読む