ジェイムズ・リー・バークのMWA長編賞を受賞した本作品を翻訳で読んだ。
正直言って、これを原書で読んだら、かなり、理解に苦しんだであろうと思った。
翻訳版で読んでも結構、苦労したのだから。
最後の解説で、ジェイムズ・リー・バークは、もともとは、純文畑に身を投じていたとのことだ。
それで謎が解けた。
何とも、その表現は、複雑で、拡張高く、情景描写が多く、ただのハードボイルド作品、ただのミス . . . 本文を読む
藤沢周平の本著を読んでみた。最近、NHKの大河ドラマで、『べらぼう』を見始めた。
大河ドラマを見るなんて、本当に久しぶりだ。そして、見続けている。
理由は、時代劇であること。ストーリーも中々、面白いからだろう。
本屋にも、蔦屋の特集本が出回っている。
そんな中で、読んでみたくなったのだが、読み終えて驚いた。10年前に読んでいたことがわかったのだ。その時の感想が下記の通りだ。
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今年初めての洋書として、JAMES LEE BURKEの洋書を読了した。JAME LEE BURKEは、日本では、あまり知られてないかも知れないが、エドガー賞に3度も輝いた、米国のミステリー作家だ。
今回の洋書は、図書館にあったのだが、ミステリーとは、ちょっと、異なる南北戦争の中で、南部に住む人間の人間劇を描いた重厚な作品となっている。
英語は、情景描写も多く、南北戦争の時代背景などを知らない . . . 本文を読む
宮部みゆきの「孤宿の人」を読了した。
裏表紙に著者の時代小説最高峰、感涙の傑作。と書いてあった。
なるほどと思わせる作品だ。正直言って、今まで読んだどの作品とも異なる不思議な作品でもあった。
不幸な少女、「ほう」が、やさしい人たちに出合いながら生きてゆく姿が描かれる。
一方、幕府から押し付けられ幽閉された者を悪霊と領民たちは恐れおののく。
その通り、次々に恐ろしい事件が発生する。
この . . . 本文を読む