ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

十の輪をくぐる(辻堂ゆめ)

2021年11月28日 | 国内ミステリー
辻堂ゆめの「十の輪をくぐる」を読んでみた。 認知症を患う80歳の母を自宅で介護しながら、妻と、バレーボール部でエースとして活躍する娘と暮らしている主人公、泰介に、母が、「私は..東洋の魔女」「泰介には、秘密」と、呟く。母は、ニチボウカイヅカに勤めていたのだろうか?認知症、オリンピック、東洋の魔女などのキーワードに興味を持って、読むことにしたのだが、非常に面白く読めた。 また、最後には、感動で涙 . . . 本文を読む
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サイレント・ジョー(T・ジェファーソン・パーカー)

2021年11月20日 | 海外ミステリー(和書)
T.ジェファーソン・パーカーは、米国のエドガー賞を2度獲得した数少ない作家だ。’2002年、2005年) その最初の受賞作、「サイレント・ジョー」を読んでみた。 600ページ以上あり、ちょっと、大変だなと思っていたが、読みやすく、どんどん引き込まれていき、あまり、気にならなかった。 赤ん坊の頃、父親から硫酸を顔半分にかけられ大やけどをおった少年が、施設にいるところを、政界の実力者 . . . 本文を読む
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漂砂のうたう(木内昇)

2021年11月06日 | 時代劇はミステリー
木内昇の直木賞受賞作「漂砂のうたう」を読んでみた。 重苦しい雰囲気の時代の中で、希望が見いだせるのか、いったい、何を言いたいのか、非常に難しく考えてしまう作品だった。時は、明治維新によって、侍がなくなった時代。西郷は、戦うことで、生きることを決断した。 そんな時代、新しい時代に、どう生きるか、ひとりひとりが、自分の生き方を考えなければならない、見直さなければならない時代だった。 その時代の雰 . . . 本文を読む
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