ジャック・カーリイのカーソン・ライダーズシリーズで翻訳されている最後の作品を読んだ。
全く、つながりのない無差別とも思われる連続殺人が起こる。
それは、カーソン・ライダーが、ポリスアカデミーでした講義によって刺激されたとのうわさが流れる。また、カーソン・ライダーに挑戦する手紙が届く。
本書は、カーソンライダーの一人称と並行して、殺人鬼の言葉が交互に出てくる。
正直言って、途中までは、市警本 . . . 本文を読む
エドガー賞にはまっている中で、今までに読んだものを一覧にしてみた。まだ、8作品のみだ。(うち、7作品が洋書)よく読む作家でも、候補にもなってない作家も多い。かと思えば、ジョン・ハートのように2作品が受賞している作家もいる。2回受賞したのは、ぱっと見、ジョン・ハートとディック・フランシスだけのようだ。なかなか、図書館にある洋書は限られているので、翻訳本になるかも知れないが、下記は、どれも、面 . . . 本文を読む
エドガー賞受賞作から、WILLIAM KENT KRUEGERの「ORDINARY GRACE」を読んでみた。
最近、エドガー賞作品にはまっている。13歳の少年が一人称で語る、少年時代の事件の物語だ。しかし、決して、子供向けというわけではない。
出だしは、線路上の少年の死体から始まり、ちょっと、スタンバイミーを思い出させた。人生の中でのさまざまな苦しみや悩みの中で、事件が起こっていくのだが、好 . . . 本文を読む
読売新聞の書評欄で薦められていた佐々木譲の「警官の血」を読んだ。
最近、新聞などの書評欄なども気を付けるようになった。
まだ、読んだことのない魅力のある作家が、いかにたくさんいることか。この作品も、中々、面白く読めた。親子三代にわたる警察官の物語だ。ミステリー史に刻む警察小説とも裏表紙に書かれている。
普通、親子三代とかの物語だと、結構、ドラマチックな展開が予想される。しかし、この物語は、ち . . . 本文を読む