このミステリーがすごい大賞受賞作のおすすめのひとつの本作を読んでみたが、本当に、すごいと感じた。
北海道の沖に浮かぶ石油掘削基地で無残な死体が発見され、自衛隊員の主人公が調査に派遣される。また、更迭されていた天才的な感染症学者が、調査に駆り出される。北海道はもとより、日本の存亡をかけての危機的な惨劇が起きようとしているのだ。これを読むと、東日本大震災当時の無能な政府を連想する政府が登場する。また . . . 本文を読む
このミステリーがすごい大賞受賞作のおすすめの一つの本作品を読んでみた。
以前、テレビで、海堂尊氏のインタビューも見たことがあるので、気にはなっていた。
医師である海堂尊氏だから書ける非常に専門的な知識を駆使した作品である。連続術中死発生の調査を命じられた外科とは全く無関係な医師の物語だ。
読んでみて、ちょっと、評価に困った。
とてつもなく面白い部分があるにも関わらず、いくつか自分には合わな . . . 本文を読む
T.ジェファーソン・パーカーが、米国のエドガー賞を2度目に獲得した「カリフォルニア・ガール」を読んでみた。
最初の受賞作、「サイレント・ジョー」に負けない厚さ(646ページ)にちょっと、疲れたが、読み終えると、その満足感に浸ることができた。
首を切り落とされて殺害された女性の幼いころを知るベッカー家の4兄弟の物語だ。長男は、牧師。次男は、刑事。三男はベトナム従軍。四男は、記者。とそれぞれの人生 . . . 本文を読む
JOHN GRISHAMの洋書も、20冊目になった。
前から読みたい本ではあったが、読んでみて、その着想の素晴らしさに驚いた。
また、JOHN GRISHAMの今まで読んだどの本とも、ちょっと、違う印象を持った。いわゆる、逃亡劇、スパイ物などに近いのだ。
しかし、難点もいくつかあった。一つは、登場人物の多さである。登場人物の名前をメモしながら、読み進めたが、おそらく、過去読んだ洋書の中で、一 . . . 本文を読む